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途上国において「医療」は最も深刻な問題の一つです。ほぼ全ての途上国において医者が不足しており、多くの国際機関が医療・保健分野に力を入れています。

そんな深刻な問題を、もしかしたらiPhoneの力で解決できるかもしれません。iPhoneで病気の「におい」を察知できるチップを開発したアメリカのベンチャー企業をご紹介しましょう。

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人間以上に臭いを識別できるiPhoneセンサー

Business Insiderの記事によれば、サンフランシスコのベンチャー企業Adamant Technologies社は、臭いを識別できるセンサー入りチップを開発したそうです。チップには、約2000個のセンサーが組み込まれており、人間の5倍近く臭いを感じることができる計算です。

口臭チェッカーとしても十分役立つと思いますが、更に素晴らしい機能を追加しようとしています。

糖尿病などの診断にも役立つ別アプリを開発中

口臭から得られる情報は様々であり、血糖値も調べることができます。ここに着目してチップと同時並行で開発しているのが健康状態を診断するアプリです。

糖尿病患者の血糖値を測定することで、病気対策にも役立ちます。他にも血中アルコール濃度などを調べることも出来るそうで、多くの病気の早期発見や予防に役立つことでしょう。

気になる値段は100ドル以下を予定

最後に、気になるチップの値段ですが、現在は100ドル以下を予定してるとのこと。個人として購入するには少し高い気もしますが、病気を診断するための医者を育成する費用と比べれば、遥かに安いです。

チップやアプリの開発は始まったばかりとのことで、実際に販売されるまでには後1〜2年ほどかかるようですが、iPhoneが途上国の医療分野で役立つ日もそう遠くはないでしょう。今から楽しみです!

[via.Bit Rebels,Business Insider]
[photo credit: DVIDSHUB via photopin cc]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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