2002年にインドネシアから独立した東南アジアの島国・東ティモール。同国の貧困地域で、困っていること。それはものがつくれたとしても、輸送費が高いということだそうです。
この課題解決に立ち上がったのが、 「tranSMS」という発展途上国のための発明&ビジネスコンテスト「See-D Contest2012」に参加し、最優秀賞および会場賞を受賞したチームです。
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東ティモールの貧困層のために【格安運送サービス】をつくります! – READYFOR?
東ティモールの未来は「物を安く運べるようにする」こと
tranSMSが着目したこと。それはトラック運転手が村のキオスク(小さな商店)に商品を届けるトラックが来ていて、荷台を空にして帰っていたことでした。この現状に対し、帰り道にいるすべての農家に「何か運ぶものはありませんか?」と、SMSを使ったテキストメッセージを活用できないかと考えたのです。
そのため、現地のトラック所有者に、簡単に利用できる物流支援アプリを搭載したスマホを提供し、アプリを用いてテキストメッセージを送れるような仕組みを目指しています。物を安く運ぶことで、地方の農産物が市場に流通し、所得増につながり、辺境の村に活気が生まれるサイクルができそうですね。
物流という「ハンディキャップ」を解消する
「運ぶこと」の重要さについてはプロジェクトページにも書かれていますが、ものをつくることができるだけで、市場に運んで売ることができなければ、産業は回らないのです。
物流という「ハンディキャップ」を抱える、東ティモールに一石を投じるこのプロジェクト。アイデアをカタチにするために協力していきましょう。そして開発中というアプリにも期待していきましょう!
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