以前、『ゴミからできた楽器でメロディーを奏でる! パラグアイの若者が集まるオーケストラ「Landfill Harmonic」』という記事にて、ゴミの問題を新しい視点から解決していこうという取り組みについて紹介したことがありました。
今回は、ナイジェリアにおけるリサイクルの普及について書きたいと思います。SMS、テキストメッセージを活用した画期的な取り組みですので、ぜひ注目して見てください。
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リサイクルすれば、ポイントがもらえる仕組み「Wecyclers」
Wecyclersが行っているのは、住民たちが要らないけれども、再利用したいものを持ってきてくれることで、それに応じて報酬を与えるという取り組みをしています。リサイクルを行う人には、報酬があるというシンプルなモデルです。
このリサイクルプログラムは、地方行政が再利用可能な廃棄物の13%しか処理していないナイジェリアのような国で試験的に導入されています。
「Wecyclers」のゲーミフィケーション的な要素によって、ナイジェリアの人々の一部では缶とペットボトルを分けたり、SMSを通じてポイントをもらえる仕組みに家族で契約したりする動きもでているのだとか。
3ヶ月に1度、ポイントと商品を交換するイベント開催
「Wecyclers」では、3ヶ月ごとにイベントを開催。その場で、これまで貯めたポイントを生活用品などを交換することができるというものです。一番ポイントをもっている人は、洋服や本などをもらうこともあるそう。
現在、ポイント交換用の豪華賞品などを提供していくためにコカコーラなどの大企業とも提携を進めているとのこと。アフリカにおけるリサイクル文化の醸成は、このサービスにかかっているのかもしれません。
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