こんにちは。e-Educationミャンマー担当の小沼武彦です。
前回の記事では、高校修了試験合格率100%の予備校を訪れたことを綴りました。今回の記事では、撮影のためにカメラマン探しに奔走した他、現地NGOと提携のためにミーティングを行ったことをつづりたいと思います。
英語の先生からカメラマンを紹介してもらう
予備校を訪れた後、僕はカメラマン探しに奔走しました。パートナーのピョーが、事前にカメラマンをコンタクトを取っており、直接お会いし、撮影費の料金、撮影機材を確認しました。その場では契約は行わず、まず最初に先生からの同意を得るために、先生にコンタクトを取りました。
「プロのカメラマンを雇って先生の授業を撮影したいんです。先生の家にプロのカメラマンを入れて大丈夫でしょうか?」と話すと、「俺の知り合いにカメラをもってるやつがいる。そいつに頼もう。安いし、教育NGOのメンバーだ。」との返事が。
早速連絡し、次の日ミーティングをすることになりました。
撮影費を全額負担するという提案があるも
次の日、先生の自宅でNGO職員とミーティングを行いました。話してみるとe-Educationとほぼ同じ活動をしていることが判明。異なっていることはDVDを用いず、テレビ放送を行おうとしていることでした。
撮影の必要なカメラ機材を確認すると、問題ないとのこと。撮影が月曜日から始まる予定だったので、前日の日曜日に詳細を詰めるミーティングを設けました。
日曜日、思ってもいない提案が先方からありました。「撮影費、編集費、交通費すべてこちらが払うから一緒に活動を行わないか?とのこと。思っていもいない提案だったので、少し混乱してしまいました。
「なぜうちと提携したいのか?向こう側のメリットは?何かだまされているんではないか。」あまりにも良い申し出だったので、何か裏があるのではと懐疑的になりました。1時間、2時間話しても何かしっくりこない。そう感じたので明日の撮影前までには連絡すると伝え、ミーティングを後にしました。
早速インターネットが使えるカフェに移動し、各国のメンバーや副代表に連絡しました。そして僕は大切なことを忘れていることに気がつきました。
教材を多くの子どもたちに届けるために
“コンテンツオーナー”
先方が全額支払うということは、向こうがコンテンツオーナーを持つことを気がつきました。現地NGO職員に確認すると、e-Education側がコンテンツオーナーを持てないことがわかりました。
そうすると映像授業を必要している子どもたちに会ったときに提供できない可能性があります。それは避けるべきなので、月曜日の撮影前に直接話し、提携はできないと伝えました。そしてお金はこちらが払うと言い、撮影を始めようとすると問題が起きました。
「カメラマンが団体以外の撮影は行いたくない」とのこと。急いで、ピョーに連絡し、他のカメラマンを明日用意してくれと頼みました。これでカメラマンが見つからなかったら、またスケジュールに遅れが出る。ピョーからの返信を心配しながら待っていると携帯がなりました。
「たけ、見つかった。明日から撮影開始できるよ!」
ひとまず安堵し、再度先生とのスケジュール調整をし、予備校を後にしました。そして、いよいよ火曜日に撮影が始まったのでした。
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