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photo credit: hitzi1000 via photopin cc

毎日1つずつ更新している途上国や新興国にまつわるグッドアイデア。あまり大きなメディアでは注目されることの少ないアイデアですが、この記事では10個まとめて紹介します。

1. 「観光客にユニークで穏やかな経験をしてもらいたい」ーー中国初となるコンテナホテルがオープン

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中国初となるコンテナホテルがあるのは、山西省南東部に位置する長治市(ちょうじし)。”香”がテーマで、外装からは想像できないほど、中はエレガントなデザインとなっています。

2. グアテマラと世界をフェアトレードでつなぐ! ブレスレットなどのアクセサリー商品を扱うソーシャルブランド「wakami(ワカミ)」

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ワカミは、グアテマラ共和国で40年近くにも及んだ内戦による残酷な経験からグアテマラ共和国(特に農村)の生活を改善する為のプロジェクトとして開始したブランドです。

ワカミのプロダクトの購入によって、生産者・労働者に、適正な賃金とより良い取引状況を提供。そして、職人たちの権利を強化することで、持続可能な開発が実現できることを目指しているのです。

3. 世界で最も社会に貢献するバッグとは!? ベネズエラの木製クラッチバッグ「MTAbags」

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南アメリカ大陸最北端にあるベネズエラでは、そのアマゾンから得られる豊富な木材を利用して作られたクラッチバッグが、とてもエコフレンドリーと評判だとか。

第7回ハンドバッグ・デザイナーズ・アワードにおいて、製作過程において、近隣住民の雇用創出、伝統的な職人の手業で一切の釘を使っていないことを理由に、最も社会的責任を果たしているバッグとして受賞されました。

4. SMSを通じてリサイクル文化をつくる! ナイジェリアに登場した報酬プログラム「Wecyclers」

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Wecyclers」という団体が行っているのは、住民たちが要らないけれども、再利用したいものを持ってきてくれることで、それに応じて報酬を与えるという取り組みです。

リサイクルを行う人には、報酬があるというシンプルなモデルで、地方行政が再利用可能な廃棄物の13%しか処理していないナイジェリアのような国で試験的に導入されているそう。このようなゲーミフィケーションを取り入れた問題解決は注目です。

5. インドのNGO団体、自閉症の子どもの教育のためにiPadアプリ「Toby Playpad」を制作

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発症率の高い障害にもかかわらず、原因がほとんど解っていない、「自閉症」。そんな中、障害児支援をしているインドのNGOが、オーストラリアのディーキン大学と共同でiPadアプリ「Toby Playpad」をリリースしましたので、ぜひチェックしてみてください。

6. アフリカのものづくり革命! 多くのマシンやガジェットが並ぶ「メーカー・フェア・アフリカ (Maker Faire Africa)」

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アメリカで始まった「メーカー・フェア (Maker Faire)」は、アフリカでも行われています。

DIY(Do It Yourself)、DIWO(Do It With Others)、ファブリケーション、デジタルファブリケーションなどの言葉も聞かれるようになっている昨今、アフリカではどのようなプロダクトやガジェットが生まれているのか気になりますね。

7. パレスチナ・ガザの子どもたちに音楽を学ぶ機会を提供する「Gaza Music School」プロジェクト

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2008年にスタートし、「The al-Qattan Music School」という音楽学校を設立したプロジェクト。2009年の紛争で一度壊れてしまいましたが、もう一度復建し、現在では7歳〜16歳までの子どもたちが、185人ほど正式プログラムでの音楽学習をしているとのこと。

8. 2016年に完成予定! イスタンブールの国際金融センターはエコを意識し、屋根がグリーン?

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トルコの首都イスタンブールに建設中の金融センターですが、最大の特徴が「エコ」だそうです。屋根もグリーンで、サステナブルな仕組みも取り入れていくのだとか。完成が楽しみですね。

9. ゴミからおもちゃをつくる!? ケニアの港を荒らすゴミやサンダルからアート作品を創るソーシャルビジネス

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ケニアの「Ocean Sole flip-flop recycling company」が、浜辺に打ち揚げられるゴミやビーチサンダルを芸術的な動物のおもちゃにするソーシャルビジネスを行っています。

作品を手がけるのは、地元のコミュニティの住民で、そこから新たな収入源も得る事ができる事を目指しているとのこと。

10. インド学生起業家が発明! 世界中で安全な環境を実現する調理用ストーブ

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世界中で室内の空気汚染で30億人もの人が、健康を危惧されているのを知っていますか?写真にあるのは「Greenway Smart Stove」と名付けられた、インドの学生スタートアップがつくったストーブです。

従来のストーブと比較して、65%も燃料を節約でき、着火もラクで、空気汚染を80%カットなどメリットが多くある発明品。社会課題解決型のスタートアップに注目です。

今回掲載した写真は、以前紹介した記事から引用しております。

途上国の教育課題を若者の力で解決する

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