適切な薬の服用を！ 発展途上国の親たちが子どもの薬を簡単に測り分けできるキット

薬の足りない途上国では、病気が蔓延することもしばしば。たとえ薬があっても、適切に服用されなければ逆効果にさえなります。

今回紹介するのは、そのような問題にアプローチする発展途上国の親たちが子どもの薬を簡単に測り分けできるキットです。

途上国における適切な薬の服用を

途上国における薬の不適切な服用を防ぐために、「Project Dose」というプロジェクトがキットを開発されました。

それぞれの国の医者がHIV/エイズやマラリアなどの病気に対して、親に薬の頻度や量を伝えているにもかかわらず、なかなか適切に服用されない現状。薬は、多く服用しても、少ない量でも病気にしっかりとアプローチすることができません。

プラスチックキットで1日分を計測

開発されたのは、プラスチックのキットで、一日分の量を測ることができるというもの。錠剤などを砕いて、キットには1日分の量が簡単に計測でき、適切に薬を服用可能になります。

途上国には、薬が不足しているという問題はありますが、薬があっても今回紹介したような問題があるので、このようなニッチな取り組みにも注目していきたいです。

以下、キットの背景やプロトタイプの紹介が理解できる動画がありますので、ぜひご覧になってみてください。

Project Dose from Sappi Fine Paper on Vimeo.

[Project Dose]