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Business InsiderのマネジメントディレクターであるDave Feinleibが、「Harvard Business Review China」に招待された北京での会議。
彼がそこで中国の政府高官、ビジネスマン、投資家やエコノミストたちから得た洞察を、今の中国でビジネスをするために必要な5つのコツとして以下のようにまとめているのでご紹介します。
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1. すべての数字を10倍にする
中国が巨大な市場であるという事は簡単です。しかし、それがどれほど巨大であるかは、身をもって体感するまでわからないでしょう。13億5,000万人とはどれほどの大きさなのでしょうか?
イベントの参加者が500人だと思っているなら、5,000人分の席を用意してください。あなたの新しい本が50,000冊ぐらい売れると予想しているなら、500,000冊は用意したほうがよいでしょう。
多くの中国人起業家は驚くほど大きなスケールのビジネスを念頭に行動しています。
2. 中国は急速に変化している
「北京ではあまりにも変化が速すぎて、地図は1か月のうちに使い物にならなくなる」とあるビジネスマンは私に言いました。彼の発言はいささか大げさではあるものの、うなずける点は多くあります。
最後に私が中国に来たのは18年前でした。その時は中国に対して「長い歴史を持つ国」という印象を持ったにすぎませんでした。しかし今、中国では急速に近代化、国際化が進んでいます。
私が会った政府の役人やビジネスマン、大学教授は切れ者ばかりでした。彼らの多くが高学歴でバイリンガル。さらに、中国の産業がどうなるべきかという深い洞察を持ち合わせていました。
3. 信頼できる現地パートナーを見つける
私の場合は出版社と「Harvard Business Review China」のスタッフがビジネスマンや記者を紹介してくれました。
ある夜は同僚の友人が夕食の世話をしてくれました。夕食であれ、ビジネスであれ、現地にどれだけ信頼できるパートナーがいるのかということが、違いを生むことになるのです。
4. 言葉こそ重要
もしあなたが、従業員とのコミュニケーションに問題があると感じているなら、翻訳機を活用しましょう。間隔を取りながらゆっくりと話し、必要であればポイントを箇条書きにしましょう。
行動は時に言葉よりも物を言います。しかし、中国ではあなたのバックグラウンドをしっかりと伝える事が非常に重要となります。あなたの肩書や、あなたがこれまで達成してきたこと、さらに学歴を伝えてください。
5. 意思決定は迅速に
お金の話はタブーでも何でもありません。契約に関する交渉は迅速に行われます。あなたはあったその場で、すぐに意思決定をすることが求められるでしょう。
欧米のビジネスマンが見た中国
いかがだったでしょうか?
以上の5つは、すべて欧米のビジネスマンが欧米のビジネスマンのために書いたものです。中には「これは・・・」と思われるものもありますが、欧米のビジネスマンが見た中国として、参考にしてみてはいかがでしょうか?
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