21世紀最大の発明とも言われる、全てを実体化させる3Dプリンター。まだまだ高額で、我が家に一台とまでは到底言いがたいです。
しかし、西アフリカの小国、トーゴ共和国の青年が、この3Dプリンターをたった100ドルで開発することに成功しました。
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材料は全て捨てられた電子機器
開発者のトーゴの青年の名前はアファテさん。彼の製作した3Dプリンターは「W.Afate」と名付けられました。モデルとなったのはアメリカの「Prusal Mendel」で、一台400ドル前後です。
一方で、アファテさんの「W.Afate」は、総制作費100ドル。モーター類以外は全て、トーゴの電子機器のガラクタの山から集められて作られました。
フランスのクラウドファンディングサイト「Ulule」で4000ドルを集めることから、アファテさんの挑戦が始まり、まだ試作品が出来た段階ですが、すでに通常の3Dプリンター同様に使える状態にあるそうです。
トーゴがアフリカのテクノロジー業界を支える
アファテさんは次のように言います。
僕の夢は、若者に希望を与え、アフリカもテクノロジーで世界に戦えるだけの力を持っている、ということを証明したい。アフリカでもモノは作れる!
アファテさんの次の目標は、NASAの「International Space Apps Challenge」という大会に参加することだそうです。提案書には「どこにいても既存の器材で3Dプリンターは作ることができる」と書かれています。
アフリカに毎日送られてくる電子機器のガラクタは今、大きな問題となっています。これを逆にチャンスに変え、アファテさんのような発明が生まれることも、一つのイノベーションになっていくのでしょう。
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