photo credit: United Nations Photo via photopin cc
トジョウエンジンでは、途上国の医療や衛生についてのグッドアイデアも多く紹介しています。
テクノロジーを用いたものもあれば、NPOが提供するサービスなど様々な取り組みが展開されている中、今回紹介する「LifeSpring」はインドの中でも低所得の方々に向けた出産後の母親の健康についての治療を提供しています。
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貧困状態の女性でも利用できる病院を
インドでは、出産時に亡くなってしまう女性が多いという問題がありました。貧困状態にある女性が病院にアクセスできないということが理由の一つとなっているのです。
創業者の方は、インド最大のコンドームメーカーに勤務していた時に実際にそのような光景を目にしており、その現状を変えていくために、ソーシャルビジネスとして「LifeSpring」の事業を立ち上げたのでした。
場所を借りて、数名のドクターを配置して、母親の健康のケアを提供する貧困女性へのサービスに特化した低価格クリニック。
このアイデアは、発展途上国の貧困問題にビジネスの手法を用いて取り組む米国の非営利団体アキュメンファンドの目にとまったことで、出資を受けることができました。
これまでに2万人以上の女性をサポート
2005年にスタートし、これまでに22,000人もの女性の出産をサポートしてきたとのこと。2009年には30の病院で導入し、2012年には140の病院でフランチャイズ展開しています。
途上国では今回取り上げたような問題を抱えているところも多いですし、このような取り組みがさらに展開していってほしいですね。
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