書籍 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Sat, 29 Jul 2017 05:31:28 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』 https://eedu.jp/blog/2016/05/31/kenya_olysetnet/ https://eedu.jp/blog/2016/05/31/kenya_olysetnet/#respond Tue, 31 May 2016 02:07:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=41275 突然ですが、あなたは「命懸け」で仕事をしたことがありますか?または「命懸け」で仕事をしたいと思いますか? この質問に「はい」と答えられる方は少ないかもしれません。そんな中、まさに命懸けのプロジェクトがアフリカで進行してい […]

The post なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Kenya olysetnet

突然ですが、あなたは「命懸け」で仕事をしたことがありますか?または「命懸け」で仕事をしたいと思いますか?

この質問に「はい」と答えられる方は少ないかもしれません。そんな中、まさに命懸けのプロジェクトがアフリカで進行しています。ケニアで蚊帳を爆発的にヒットさせた、住友化学のプロジェクトです。

今回は書籍『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』で描かれている、住友化学の挑戦をお伝えします。

SPONSERD LINK

ほんとうに市場はあるのか?

蚊を媒体とした病気マラリアが慢性的に流行しているケニア。防虫剤が織り込まれたポリエチレンの蚊帳『オリセットネット』を売ろうとプロジェクトを一念発起したのが、日本の化学メーカー住友化学でした。しかし、積み上がるのは在庫の山、山、山…。思うように売れません。

もともとオリセットは、WHO(世界保健機関)などの援助機関を通じて、現地の人々に無料で届けられていました。そんなオリセットをアフリカの小売市場に広めるのは至難の技。しかも、現地のスーパーでいちばん売れていたのは、昔ながらのただの蚊帳。防虫剤の薬剤加工はなく、値段も安く、新品なのに穴が開いているものもあります。

「ほんとうに蚊帳は売れるのか?」

そんな疑問すら生まれてしまう四面楚歌の状態から、プロジェクトは始まったのでした。

目標は、シェアNo.1

そんな中、事業部長の水野の言葉が、社員の心に刺さります。

「ナンバーワンや。決まっとるやろ!」

水野の目指す最終目標は、シェアNo.1。では、一体どうやってNo.1を獲りにいくのでしょう?

当時ケニアの小売市場で売られていたのは、薬剤が練り込まれていないポリエステルの蚊帳ばかり。一方オリセットは、蚊が弱る薬剤が練り込まれたポリエチレンの蚊帳。

そこで住友化学は「ポリエステルの時代から、ポリエチレンの練り込み蚊帳の時代へ」という考え方を広める作戦に出ました。同じ土俵で競合他者と争うのではなく、業界スタンダードそのものを変え、新しい時代の”当たり前”を自らつくりにいくという戦略です。

Kenya olysetnet02

photo from オリセット®ネット開発プロジェクト(住友化学株式会社)

途上国に、新しい当たり前を

オリセットの開発には、遠く1970年代から、社員たちの多大なる努力が費やされてきました。約40年間もの綿密な調査、マーケティング、熱いチームワークが実を結び、ついに2011年には世界初となるケニアでの発売を迎え、発売後たった3ヶ月で市場シェアトップの座を射止めたのです。

ほとんど誰も開拓したことのない市場へのはじめての参入。決して治安が安定しているとはいえない、テロや爆弾と隣り合わせの環境。オリセット事業は、まさに「命懸け」の仕事といえるでしょう。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

毎年、年間5〜6%の経済成長を続け、アジアの2倍の人口増加をみせるアフリカ。この本には、そんなアフリカに日本企業が進出するための戦い方のエッセンスが詰まっています。

また、現地の人々の命を守るために、まさに命懸けで戦う社員の生きざまは、私たち読者に大きな勇気を与えてくれます。

あっというまに読了してしまう、熱くて迫力に溢れた一冊。これを機に、アフリカやソーシャルビジネスについて、考えてみるのもよいかもしれませんね!

本を購読する »

The post なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2016/05/31/kenya_olysetnet/feed/ 0
『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』 ~子ども兵・小型武器の問題を知るオススメ書籍~ https://eedu.jp/blog/2015/02/05/13-years-old-soldier/ https://eedu.jp/blog/2015/02/05/13-years-old-soldier/#respond Wed, 04 Feb 2015 23:00:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=37091 「毎年50万人、毎分1人の命が小型武器によって失われています。特に小型武器を持たされ兵士として戦わされてきた子ども兵の問題は深刻です」 書籍『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』の前書きには、こ […]

The post 『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』 ~子ども兵・小型武器の問題を知るオススメ書籍~ first appeared on トジョウエンジン.

]]>
13-years-old-soldier

「毎年50万人、毎分1人の命が小型武器によって失われています。特に小型武器を持たされ兵士として戦わされてきた子ども兵の問題は深刻です」

書籍『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』の前書きには、このような国連平和大使のジェーン・グドールさんの言葉が紹介されています。

みなさんは子ども兵・小型武器の問題について聞いたことがあるでしょうか?

SPONSERD LINK

子ども兵と小型武器

3341905511_7a56368deb_o

photo credit: Jon-Luke via photopin cc

子ども兵とは、正規非正規を問わず、あらゆる軍隊に所属する18歳未満の子供のことを指し、少年兵だけではなく少女兵も含みます。

なぜ少女が兵士となってしまうのでしょう?

本書では最近の紛争で子どもたちが武器を持ち、最前線で戦うようになった理由のひとつを小型武器の登場だと述べています。代表的な小型武器はAK47(ロシア製)といって軽くて丈夫な自動小銃です。

7164787057_e1c61695be_o

photo credit: IcyNudibranch via photopin cc

その昔、騎士になりたいと望む子供は従者になって武具の手入れや主人の身の回りの世話をしていました。しかし、軽くて小さく、操作の簡単な小型武器が登場したため、幼い子どもたちが戦闘要員として最前線で戦うことになったのです。

小型武器を作っているのは言うまでもなく先進国。特に最大の武器輸出国であるアメリカにはいたるところに銃の販売店があり、その数はアメリカ国内のマクドナルドの店舗数の約10倍にものぼるといわれているほどで、多くのアメリカ人が武器ビジネスを職業にしています。

武器の売買を通じて経済的な関わりを持つ人々が多くいるために小型武器の規制が難しいと考えられています。

民族や宗教が原因で争っているのではない

2372879263_405d76e364_o

photo credit: TheEndre via photopin cc

民族や宗教が原因で争っているのではない

本書で旧ユーゴスラビアの元少女兵のサビナさんはこう語っています。

「私の村ではクロアチア人もセルビア人もずっと一緒に平和に暮らしていました。私はクロアチア人ですが、セルビア人の友達もたくさんいます。私たちの争いのことをアメリカや日本では『民族や宗教が違うから争っている』と報道されているようですが、でも本当はそうじゃないのです」

サビナさんの住んでいた村が政府軍と反政府武装勢力の双方で徴兵の割り当ての対象とされたために、村の幼馴染に銃を向け、殺し合わなければならないという悲劇がありました。

大人たちの身勝手に振り回されている子ども兵たち。その実態を知った時、皆さんはどんなことを感じますでしょうか?

恥ずかしながら私は、テレビや新聞で「紛争」や「戦争」という文字を見ると、大体は民族や宗教が異なっていて互いに理解することが難しいんだろうな、と考えていました。しかし、地域によってはそうではないこともあります。紛争や戦争にはそれぞれ異なる背景があり、一括りにすることはできません。

民族や宗教が原因だと報道されている場合でも実際は違う可能性もあるのかもしれません。ありきたりではありますが関心をもつこと・知ることの大切さを改めて感じました。

もし、皆さんの周りにこのような問題があることをご存知ない方がいたら、「小型武器」が子どもたちの人生をどのように変えているのか、ぜひ

そこで誰かが子ども兵について、小型武器について知るきっかけになればと思い記事にさせて頂きました。

子どもたちの未来をサポートするには?

本書『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』を購入すると、地雷・小型武器・子ども兵・平和教育に取り組んでいるNPO法人 テラ・ルネッサンスへの活動支援になり、子どもたちの未来をサポートすることができます。

もちろん、この本を読んで知った様々な事実を身近な人に伝えることも私たちにできることの一つであり、本はあまり読まないという方は次の映画でも子ども兵の実態について知ることができます。

私たちの知らないところで、多くの貧しい人々が私たち先進国の人間を含む誰かの都合のために命を落としているという悲しい現実があることを知りました。場面によっては衝撃的で目を覆いたくなるような残虐なシーンもありますが、私たちは目をそらしていてはなりません。

最後に、この問題に取り組むテラ・ルネッサンスの動画もご紹介します。ぜひ動画を見ながら、遠く離れた国で暮らす子どもたちのために何ができるか、一緒に考えていきましょう。

Youtube

The post 『ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら』 ~子ども兵・小型武器の問題を知るオススメ書籍~ first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2015/02/05/13-years-old-soldier/feed/ 0
『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』けど、その知らない世界がオモシロイ!〜世界の「深さ」を知るための7つのヒント〜 https://eedu.jp/blog/2014/08/27/ichimiri/ https://eedu.jp/blog/2014/08/27/ichimiri/#respond Wed, 27 Aug 2014 03:20:55 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=33014 「世界を舞台に活躍できる人間になりたい」 おそらく誰もが一度は考えたことがあるでしょう。しかし、「世界」がどのような舞台なのかハッキリとイメージできている人は少ないはず。 シリコンバレーの起業家は今何を考えているのか? […]

The post 『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』けど、その知らない世界がオモシロイ!〜世界の「深さ」を知るための7つのヒント〜 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Ichimiri

「世界を舞台に活躍できる人間になりたい」

おそらく誰もが一度は考えたことがあるでしょう。しかし、「世界」がどのような舞台なのかハッキリとイメージできている人は少ないはず。

シリコンバレーの起業家は今何を考えているのか?
アフリカにはどんな課題が眠っているのか?

そんな疑問の答えを探すように、2年間で世界50カ国を回った旅人・太田英基さん。

今回は太田さんが見た世界の「深さ」を、皆さんにぜひご紹介したいと思います。

SPONSERD LINK

世界を教養として旅する1冊

『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』は一言で言えば、太田さんの世界一周の記録です。

とは言っても、絶景スポットの紹介などはほぼありません。本全体を通して写真は少なく、海外コーナーではなくビジネスコーナーにおかれているという、何とも不思議な1冊です。

しかし、読み進めていけばきっと疑問も晴れるはず。フィリピンの語学スクールから旅をはじめ、世界一周後に自らの会社を立ち上げるまでのストーリーは、言ってしまえば会社創業紀です。

0から旅を始め、起業するまでにどんな出会いがあったのか?ここでは世界の「深さ」を太田さんが知ることになった7つの出会いに絞ってご紹介できればと思います。

世界の「深さ」を知るための7つの出会い

1.バックパックをくれた見知らぬ女子大生@日本

太田さんの旅は文字通り0からのスタート。荷物を持ち歩くためのバックパックすら持っていませんでした。

「どなたか使っていないバックパックが押し入れの中に眠っていたりしませんか?」

こうTwitterでつぶやくと、見知らぬ現役大学生の女の子がすぐに反応をくれ、バックパックを譲り受けました。

このようにSNSを活用しながら、人との繋がりをどんどん作っていった太田さん。このスキルは旅の道中でも役に立つことになります。

2.カウチサーフィンで知り合ったフィリピン人女性@フィリピン

世界一周に先立ち、3ヶ月英語を磨くためにフィリピンへ。

外国人向けの語学学校に留学し、本格的に英語を学び始めるものの、予想以上の苦戦を強いられます。

「このままではマズイ・・・」

そうして学校に通う時間以外でも積極的に英語に触れる機会を探し始めた太田さん。

という旅行者が世界中の人たちと知り合うことができるサービスを使い、ホームステイさせてもらったり、街の案内をしてもらうことから始めました。

特にフィリピンで仲良くなったのがドミニクというフィリピン人女性。学校以外の生きた英語を学べるチャンスを掴み、世界へ飛び立つ準備が進んでいきます。

Ichimiri01

フィリピンの語学学校はマンツーマンでの指導を中心に学習

3.シリコンバレーで出会ったタクシードライバー@アメリカ

フィリピン語学留学を終え、最初に飛んだ先はアメリカのシリコンバレー。世界を牽引するITベンチャーが集まる「起業家の聖地」とも呼ばれる場所です。

ここではGooglをはじめ、世界名だたる企業を巡りましたが、特に驚いたのはタクシードライバーだったとのこと。

「俺は以前シリコンバレーの企業でエンジニアをやっていたんだ。でも、今はリストラにあって、そこから再就職できずにタクシードライバーをしながら、次のチャンスを待っているんだよ」

この後訪れたラスベガスでも「賭けるなら、私に賭けろ!」というホームレスに出会いますが、彼も夢を決して諦めていませんでした。

「アメリカンドリーム」という言葉はよく耳にしますが、確かにアメリカには夢を追い続ける文化があったのです。

4.軍隊任務を終えて旅に出たイスラエル人女性2人@コスタリカ

中南米のコスタリカではイスラエル人女性二人と出会いました。

二人の前職は軍隊。イスラエルには兵役の義務が男女問わず課せられており、彼女達は兵役を終わって旅をしていました。

「(軍隊では)武器の使い方を教えていたの」

平然と語る彼女たち。

世界各国で戦いや争いが起こっていることはニュースでよく目にしますが、実際に世界の現実として身近に感じることは滅多にありません。

こうやってテレビの中の情報にリアルに触れることが、旅の財産となりました。

CostaRica LaFortuna 20101118101345

コスタリカでは珍しい自然と触れるエコツーリズムにも参加

5.停電のおかげで知り合ったネットカフェのオーナー@ウガンダ

南米の次はアフリカへ。アフリカと言えば、世界で最も発展途上の地であり、インフラ整備も整っていません。

ウガンダのインターネットカフェを訪れたとき、このインフラ不足の問題にぶつかります。しばらくネットが使えなくなり、インターネットカフェのオーナーと話すことになりました。

「なあ、君はビジネスをやっていだんだろ?だったら、どうやって俺が設けられるのか提案してくれたまえ」

突然の相談でしたが、太田さんはWEBデザインのスクールの開設から、欧米企業を対象にしたインターネットビジネスまで、いくつかの提案をします。

このように突然依頼や相談を受けることも途上国ならよくあることなのです。

6.太陽光発電の企業イベントで出会ったイタリア人セールスマン@ドイツ)

ドイツを訪問した時は、太陽光発電に関わる大規模な企業イベントにも参加しました。

そこには世界各国の企業からセールス担当のスタッフが参加しており、それぞれ自社の商品の売り込みを行っていました。

その中でも印象的だったのがイタリア人男性で、彼は勢いよくしゃべりかけてきます。

「日本の機会は、正直10年世界の先をいっている凄い代物なんだ!ただ、残念ながら日本企業以外の世界の人たちは誰も存在すら知らないんだ…。日本人は本当に勿体ない。彼らは、いくらすごい製品をつくったとしても、自分たちで直接売り込む能力がないのだから」

日本の『モノ』の素晴らしさと、『ヒト』で負けている悔しさを同時に味わう経験となりました。

7.字幕無しで英語版映画を笑って楽しむ一般の人たち@インド

世界一周の最後に訪ねたアジア。その中でもインドは太田さんの思い出の地であり、ここで新たな発見がありました。

それはインドの人たちが英語版映画を字幕無しで楽しんでいたこと。そのとき見た『ミッション・インポッシブル4』でしたが、作戦会議のような複雑な英語を字幕無しで楽しんでいたのです。

アメリカやヨーロッパで英語を磨き、自信がついてきた太田さんにとってこれは衝撃的な事実でした。

インド人の英語はなまっていると、馬鹿にする日本人がいます。しかし、映画を見ていたインドの人たちの英語は遥かに日本人の平均を凌駕しており、これが世界という舞台で活躍するために必要な力を見つめ直す大きなキッカケとなりました。

India Mumbai 20111230233221 633x474

インドでもカウチサーフィンを活用してホームステイ

まとめ〜世界を「深く」知るために一歩を踏み出す〜

The World is smaller than we think.
(世界は、僕らが思っている以上に小さい)

これは太田さんが旅で出会った好きな言葉の一つだそうで、旅をすることで世界はより遠くて大きなものではなく、身近で小さなものに感じられるようになったとのこと。

しかし、それはあくまで「距離」や「大きな」の話であり、「深さ」まで理解できるという意味ではありません。

今回ご紹介した7つのことのように、「深さ」を知るためには人に出会う必要があり、そのためにはコミュニケーションをとるための「語学(英語
)」が大切になってきます。

このような気づきのもと、太田さんは帰国後にSchool Withというフィリピン留学の口コミ情報サイトを立ちあげました。

「世界を舞台に活躍できる人間を増やしたい」

2年間の旅の終わりに、新しい挑戦をはじめることを決意した太田さん。

そんな2年間の歩みをもっと知りたい方は、ぜひ本をご覧下さい!

Amazonで調べる »

【9/5(金)まで】キャンペーン実施中!

いろは出版のホームページで告知されている通り、現在発売キャンペーンを実施しています。

オリジナルの世界地図が10名に当たるほか、オンライン英会話(レアジョブ)1ヶ月無料を5名に、フィリピン留学1ヶ月分を1名にプレゼントするとう太っ腹キャンペーンです。

キャンペーンには約1分程度で簡単に参加できるので、良かったらぜひキャンペーンサイトをチェックしてみてください。
キャンペーンサイトを見る »

[写真は太田さんのブログ「サムライバックパッカー」より引用]

The post 『僕らはまだ、世界を1ミリも知らない』けど、その知らない世界がオモシロイ!〜世界の「深さ」を知るための7つのヒント〜 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/08/27/ichimiri/feed/ 0
これで準備万端! 『途上国海外生活〜持っていくと良いモノ〜』から使えるグッズを紹介 https://eedu.jp/blog/2014/04/18/what-to-bring-developing-countries/ https://eedu.jp/blog/2014/04/18/what-to-bring-developing-countries/#respond Thu, 17 Apr 2014 23:00:02 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=26861 Photo: Speakingppt 「生まれて初めての途上国・・・何を持っていれば良いの!?」 こんな思いをしたことはありませんか? 日本で普段使用しているものでも、途上国では全く使い物にならなかったり。途上国では必須 […]

The post これで準備万端! 『途上国海外生活〜持っていくと良いモノ〜』から使えるグッズを紹介 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
crowded-city

Photo: Speakingppt

「生まれて初めての途上国・・・何を持っていれば良いの!?」

こんな思いをしたことはありませんか?

日本で普段使用しているものでも、途上国では全く使い物にならなかったり。途上国では必須のアイテムもありますよね。

現地での生活で実際に使えるニッチな情報が盛りだくさんの一冊が今回紹介する『途上国海外生活~持っていくと良いモノ~』です。

SPONSERD LINK

持っておくと良いモノ

日本での普段の生活ではそこまで必要ではないもの、もしくは「必要なときだけ買えばいい」といった考えが通用しないのが途上国生活。

本書に紹介されていた使えるグッズをいくつか挙げます。

  • フリースなど暖かめのジャケット:熱帯国でも、気温が急に下がるところもあります。日本のアウトドアや登山用品がオススメ
  • 長袖:蚊対策
  • フォーマルウェア:意外と現地の結婚式や大使館のイベントなどでに招待された時に役立つので、一着持っていくといいでしょう
  • 防水リュックカバー:スコール対策、そして盗難防止にもなります
  • PCの盗難防止用ワイヤー:パソコンを窓際に置くことがある際にこれは必要不可欠です
  • タブレット:移動しなければいけないとき、停電の際にも役立ちます
  • 携帯のモバイルバッテリー:停電、長時間充電できない状態が続くこともあります
  • 調味料:日本食とひとくくりに言わず、調味料さえあれば日本食に近づける料理を作ることが可能です
  • 有料のウィルス対策ソフトウェアを導入しておく:現地で直すよりお得です・・・

ほとんどのモノは現地で手に入る?

しかし、上記に挙げたもの多くは途上国でも買うことができるでしょう。

しかし、輸入品は特に高価であり、それなりの保証がついているとも限りません。電化製品から医療品のことまで、幅広く語られています。

インターネットで行き先の下調べをし、さらに本書を読むことで、向こうでの生活がさらに楽になることは間違いないでしょう!

途上国海外生活〜持っていくと良いモノ〜

The post これで準備万端! 『途上国海外生活〜持っていくと良いモノ〜』から使えるグッズを紹介 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/04/18/what-to-bring-developing-countries/feed/ 0
社会変革モデルとストーリーを知る! 『社会起業家が世の中を変える チェンジメーカー』 https://eedu.jp/blog/2014/04/04/book-change-maker/ https://eedu.jp/blog/2014/04/04/book-change-maker/#respond Thu, 03 Apr 2014 22:30:17 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=27086 みなさんは「社会起業家」という言葉がいつ頃から使われるようになったかご存知でしょうか? 社会企業家は一般的に社会に構造的変革(social innovation)を起こす人と定義され、渡邊奈々さんの『社会起業家が世の中を […]

The post 社会変革モデルとストーリーを知る! 『社会起業家が世の中を変える チェンジメーカー』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
IMG_2745

みなさんは「社会起業家」という言葉がいつ頃から使われるようになったかご存知でしょうか?

社会企業家は一般的に社会に構造的変革(social innovation)を起こす人と定義され、渡邊奈々さんの『社会起業家が世の中を変える チェンジメーカー』によると、この言葉が注目され始めたのは1990年代後半のアメリカでした。

SPONSERD LINK

英語で言うソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)は、ソーシャル「社会福祉」という従来のコンセプトと「お金を稼ぐための起業」であるアントレプレナーシップという相反する二つの組み合わせの造語です。

この新しいコンセプトは、それまでの安定を求める働き方に大きな衝撃を与えました。

きっかけは日本に漂う閉塞感

バブル崩壊後の終身雇用が幸せを保証するという就労観が崩れる中、メディアでは引きこもりや自殺といった問題が数多く取り上げられました。

物に溢れ物質的に豊かになったはずの日本なのに、なぜか無関心とあきらめを装った日本人に違和感を覚えた人物がいました。

japan-ashoka

それがいまアショカ・ジャパン代表を務める渡邊奈々さんです。渡邊さんはそんな当時に”社会起業家”という言葉に衝撃を受けた一人で、その後数多くの社会起業へインタビューを行い、この本にまとめました。

本書には社会起業家の父とされる、アショカ財団代表のビル・ドレイトン氏を始め18人の社会起業家が紹介されています。持続的に社会を変革しようとそれぞれのモデルで奮闘する物語が、私たちに大きなインスピレーションを与えてくれることでしょう。

あとがき

私自身、大学の図書館でたまたまこの本に出会って海外留学に挑戦するきっかけにもなりました。

今の仕事に不満はないが何か足らない、就活中だけど何がしたいか分からないと言った方はチェンジメーカーという働き方を一度覗いてみるのはいかがでしょうか?

[社会起業家が世の中を変える チェンジメーカー]

The post 社会変革モデルとストーリーを知る! 『社会起業家が世の中を変える チェンジメーカー』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2014/04/04/book-change-maker/feed/ 0
世界一幸福な国の人たちが「幸せ」な理由とは?『ブータン、これでいいのだ』 https://eedu.jp/blog/2013/12/20/let_it_bhutan/ https://eedu.jp/blog/2013/12/20/let_it_bhutan/#respond Thu, 19 Dec 2013 23:55:47 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=21177 「世界一幸福な国」と呼ばれるブータン。 GDP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)という独自の指標を掲げ、その最大化を目標としている南アジアの小国です。 外国からの過度な介入を避けるために入国制限を設けており、 […]

The post 世界一幸福な国の人たちが「幸せ」な理由とは?『ブータン、これでいいのだ』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Let it bhutan

「世界一幸福な国」と呼ばれるブータン。

GDP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)という独自の指標を掲げ、その最大化を目標としている南アジアの小国です。

外国からの過度な介入を避けるために入国制限を設けており、ブータンへ足を運んだ日本人はごくわずか。彼らが「幸せ」な理由は、ほぼ謎のままでした。

しかし、昨年2012年、そんなブータンの人たちのリアルな声や暮らしについて描かれた本が出版されました。

『ブータン、これでいいのだ: 御手洗 瑞子』

著者は御手洗瑞子さん。ブータンの初代首相フェローとして、1年間ブータンの国づくりに携わった方です。

幸せの国にひそむ問題に触れながら、それでも『これでいいのだ』と感じたブータンの秘密をご紹介します。

SPONSERD LINK

無理せず、割り切る仕事術

最初に、ブータンの働き方がよく分かる会話をご紹介します。御手洗さんが政府内の同僚メンバーたちと会議を開こうとしたシーンを思い浮かべて下さい。

私(御手洗さん)「来週までにこれを決めなくちゃいけないから、早めに一度会議を開く必要があるよね。いつにしようか」
同僚「う~ん、みんな出席しなくちゃいけないもんね。みんながいる時にしよう」
私「いつ、みんないるの?」
同僚「そんなのわかんないよー!(笑)」
私「え、じゃあどうやって会議開くの?」
同僚「え、だから、みんないそうな時に、オフィスを回ってみて、みんないたら『会議しよう』って声かけて、集まるんだよ」
私「・・・・・・」

会議ひとつ開くのも大変なブータン。ほとんどの人が手帳やカレンダーを持っておらず、予定は覚えられる範囲のみでしか入れることができません。

残業文化もなく、かといって仕事が速いわけでもありません。結果、仕事に遅れが出て、トラブルは日常茶飯事ですが、それでも定時にはサッと仕事を切り上げて家族と楽しく夕飯を食べます。

自分の好きな仕事をしている人が多いことも特徴です。そのため、厳しい肉体労働の仕事をインドからの出稼ぎ労働者に任せるといった傾向があります。

無理せず、割り切る

失敗しても自分を責めすぎず、楽しく生きる方法を選んでいく。これがブータンの人たちの働き方です。

Let it bhutan1

photo credit: brentolson via photo pin cc

幸せゾーン

もう一つ印象深いエピソードをご紹介します。御手洗さんが同様の30代女性に「幸せ」かどうか訪ねた時の話です。

「今は、両親も元気だし、お姉ちゃんも最近結婚して幸せそうだし、大きな家族でみんな一緒に暮らせているし、とても幸せです」

笑顔で答える女性。ただ、彼女には悩みもありました。結婚したいのに彼氏がいないこと、留学に行きたいのに試験勉強がうまく進まないこと、色んな悩みを抱えていました。

それでもブータンの人たちが幸せだと答えるのは、幸せの対象が周りの人たちも含んだものであるからです。彼らにとって幸せの主語は「家族や友人」になるのです。

日本とは異なる幸せの範囲。御手洗さんはこれを「幸せゾーン」と呼んでおり、ブータンの人たちは日本の人たちよりも「幸せゾーン」が広いのではないかと疑問を投げかけます。

会議もうまく開くことができず、数多くの悩みを抱えた国ブータン。しかし、そこで暮らす人たちは生き方を自ら選び、多くの幸せを感じることができる人たちでした。

ブータンは、これでいいのでしょう。

あとがき(本の感想)

「幸せって何だろう?」

こんな疑問を持ちながら本を読み進めましたが、ひとつ勘違いしていたことに気がつきました。

幸せかどうかは、自分が決めること

何気ない日常から幸せを見つけ出すことができ、周りの人たちの笑顔を自分のことのように嬉しく思うことができたら、毎日はもっと楽しくなるでしょう。

終電まで働き、家族や友人たちと会話することが少ない日本の社会人にとって何とも痛いメッセージだったのではないでしょうか?

働き方について悩んでいる方にぜひ読んで頂きたい1冊です。

『ブータン、これでいいのだ: 御手洗 瑞子』

The post 世界一幸福な国の人たちが「幸せ」な理由とは?『ブータン、これでいいのだ』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2013/12/20/let_it_bhutan/feed/ 0
世界に笑顔の花を咲かせる日本トップデザイナーの挑戦記!『デザインが奇跡を起こす』 https://eedu.jp/blog/2013/12/19/merry_project_story/ https://eedu.jp/blog/2013/12/19/merry_project_story/#respond Wed, 18 Dec 2013 23:00:05 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=21064 2008年8月8日。 中国・北京オリンピックの開会式で、笑顔の花(傘)が咲いたことを覚えていますでしょうか? もし覚えていたとしても、そのほとんどが一人の日本人によって撮影された写真であったことをご存知だったでしょうか? […]

The post 世界に笑顔の花を咲かせる日本トップデザイナーの挑戦記!『デザインが奇跡を起こす』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Merry project

2008年8月8日。

中国・北京オリンピックの開会式で、笑顔の花(傘)が咲いたことを覚えていますでしょうか?

もし覚えていたとしても、そのほとんどが一人の日本人によって撮影された写真であったことをご存知だったでしょうか?

世界を震撼させた、日本を代表するアートディレクター・水谷孝次さんとMerry Projectの挑戦について紹介させて下さい。

『デザインが奇跡を起こす』

SPONSERD LINK

日本のトップデザイナーの葛藤

水谷さんは日本屈指のグラフィックデザイナーでした。その地位を掴むまでの挑戦についてはぜひ本を読んで頂ければと思いますが、努力に努力を重ねていくつもの賞を獲得しました。

ワコールをはじめとした名立たる大企業からの依頼が入るようになり、有名なハリウッド女優をモデルにした広告制作という当時の日本最大級の仕事も掴みましたが、この仕事が水谷さんの転機になります。

数億円かけて行った女優の写真撮影。水谷さんもアメリカでの撮影に同行して前日から準備を重ねたものの、なんと撮影はたった数分で終わってしまいました。写真の構図について指示出しすることもできません。

広告の意義について考え直す、苦い海外出張になりました。

Merry Project、はじまる

アメリカから戻り、広告のあるべき姿について悩みながら仕事を続けていたある日、水谷さんのもとに写真展の企画がやってきました。写真展とは、水谷さん自身がアメリカ旅行中に撮影した写真を展示するという企画でした。

渋谷のホールをつかった展示会。数億円の広告作成とは違って予算もなく、とにかく足を動かして開催にいたった展示会で水谷さんが見たものは、しばらく忘れていた人の温かい笑顔でした。

「デザインを通じて、世の中を明るくしたい」

デザインを学び始めた原点に立ち返り、人々を笑顔にするために何ができるか考え直しました。そして、世界中の人たちに「Merry(楽しいこと・嬉しいこと・夢など)」を語ってもらい、それを話す笑顔を写真に撮って、一つのデザインとして発信する方法を閃きました。

これが「Merry Project(メリープロジェクト)」の始まりです。

Merry project2

WEBサイトでは世界各国の様々なMerryが紹介されています

デザインの力で人々を笑顔に

1995年の阪神大震災後、水谷さんはこのMerry Projectを神戸で展開しました。復興のために臨時で作られた壁一面に笑顔のポスターを貼ったのです。被災しながらも楽しそうに笑う子どもたちの顔を見て、街に元気が戻っていきました。

この活動は徐々に世界へ広がっていきます。9.11事件後はアメリカに直接足を運び、様々なMerryの笑顔を写真に収めて、日本とアメリカを繋ぐ大規模なチャリティイベントを開催しました。イベント当日、笑顔が2つの国を繋ぐ架け橋になりました。

そして訪れた2008年。オリンピックの開会式で笑顔の写真を集めているという声を聞き、水谷さんは自ら中国に行って「Merry Project」の魅力を説明し、笑顔の写真を提供しようと試みました。

しかし、ここで問題が発生。中国の厳しい規定により、国籍や身元の分からない子どもたちの写真を使うことはできないと断られてしまったのです。

もし、あなたが同じ立場だったらどうしますか?

笑顔の力で奇跡を起こす

水谷さんは諦めませんでした。

何度断られても引き下がらず、世界中の子どもたちの笑顔の魅力について語り続けました。「笑顔こそがこれからのデザインの中心になる」という信念のもと、中国に三度足を運び、最後の最後に許可がおりました。

そして迎えた2008年8月8日。オリンピックの開会式で2008本の笑顔の傘が開きました。水谷さんの想いと、世界中の子どもたちのMerryが花咲いた瞬間でした。

水谷さんの「夢」、世界中から集まった「笑顔」、そしてデザインの力が、奇跡を起こしたのです。

あとがき(本の感想)

水谷さんたちのMerry Projectは今も続いています。東北の震災復興に向けていくつものプロジェクトが実施されており、日本中で笑顔の花が咲いています。

「本当に強い気持ちがあれば、世界はきっと変えられる」

これは以前講演会で聴いた水谷さんの言葉ですが、「強い気持ち」や夢を持つことがどれほど素晴らしいことのなのか、考え直すキッカケになりました。

これからデザイナーを目指す方、笑顔をもっと作りたいという方にぜひおススメしたい本です。良かったらぜひご覧下さい。

『デザインが奇跡を起こす』

The post 世界に笑顔の花を咲かせる日本トップデザイナーの挑戦記!『デザインが奇跡を起こす』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2013/12/19/merry_project_story/feed/ 0
好きなこと×専門性=天職!『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』 https://eedu.jp/blog/2013/12/18/leaving_microsoft_to_change_the_world/ https://eedu.jp/blog/2013/12/18/leaving_microsoft_to_change_the_world/#respond Tue, 17 Dec 2013 23:00:03 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=21047 突然ですが、今の仕事は、あなたにとって天職だと思いますか? 十分な報酬に大規模なプロジェクトの運営。周りの人が羨むような仕事に就いていたとしても、その仕事が自身の天職だと言える人は少ないのではないでしょうか? 今回ご紹介 […]

The post 好きなこと×専門性=天職!『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
Leaving microsoft to change the world

突然ですが、今の仕事は、あなたにとって天職だと思いますか?

十分な報酬に大規模なプロジェクトの運営。周りの人が羨むような仕事に就いていたとしても、その仕事が自身の天職だと言える人は少ないのではないでしょうか?

今回ご紹介する本は、そんな天職について考えさせられる一冊。

『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』

世界トップクラスの大企業を辞めて、NGO Room to Readを立ち上げた社会起業家ジョン・ウッドさんのストーリーです。

SPONSERD LINK

人生を変えた、ネパール旅行

マイクロソフトで大きなプロジェクトにいくつも関わっていたジョンウッドさん。久しぶりの長期休暇を使って訪れたネパールで、彼は大きな衝撃を受けました。

ネパールの山奥にある学校には、本が全くなかったのです。幼い頃から本が好きで、本から多くのことを学んできたジョンさんに取って、非常にショックな事実を目の当たりにしました。

「次は本を持って帰ってきてくださると信じています」

学校を去る時、校長先生から言われた一言がジョンさんの心に火をつけました。帰国してすぐに知り合いにメールでネパールの現状を伝え、数千冊の本を集めてネパールの学校に届けました。

これが世界屈指のNGO Room to Readが誕生した始まりの物語です。

6807799703 6188c17981 z

photo credit: Wonderlane via photo pin cc

天職は、自ら作るもの

届けた本を手に取り、心の底から喜んでくれたネパールの子どもたち。彼らの喜ぶ顔がもっと見たくて、ジョンさんはマイクロソフトを離れる決断をします。

誰もが羨むような仕事を手放し、愛する恋人と別れるキッカケにもなったキャリアシフト。それでもジョンさんはRoom to Readが自らの天職であったと主張します。

貧しい子どもたちに本を届けるという「大好きなこと」に、マイクロソフトで磨き上げた戦略立案や仕組みづくりといった「専門性」を掛け合わせることで、自分にしかできない仕事「天職」に出会いました。

Room to Readのユニークなポイント

Room to Readには、ジョンさんがマイクロソフトで培ったノウハウがしっかりと活かされています。

例えば、成果報告のスピード。寄付者の方に対して素早く成果を報告することで、寄付と成果の関係をハッキリさせています。また、世界中からボランティアを募ることで、スピードに加えてコスト削減にも成功しています。

他にも様々な手段で資金を集めていることがRoom to Readの大きな特徴。大企業から一般個人まで幅広い層から寄付を集めている他、チャリティーオークションの開催も手がけ、資金調達の幅を広げています。

従来のNGOとは異なった戦略を突き進めていった結果、Room to Readは2103年現在、780万人以上のこども教育の機会を提供する巨大NGOになりました。ジョンさんが出会った天職は、今、世界を変える大きなムーブメントになっています。

あとがき(本の感想)

この本を読んだ一番の感想は「天職は意外と近くにあるかもしれない」ということでした。

ジョンさんはマイクロソフトを辞めたから天職に出会えたわけではありません。自分の好きなことを発見し、そこに自ら磨き上げてきた専門性を掛け合わせたからこそ、どこにでも存在し得るNGOが天職になったのです。

今の仕事を天職にすることだってできるはずです。仕事の好きな部分を見つめ直し、得意なことに磨きをかければ、仕事はもっと楽しくなるはず。

そんな「働き方」について考え直すキッカケをもらった一冊でした。

『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』

The post 好きなこと×専門性=天職!『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』 first appeared on トジョウエンジン.

]]>
https://eedu.jp/blog/2013/12/18/leaving_microsoft_to_change_the_world/feed/ 0