ファッション・ブランド | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Fri, 20 Jul 2018 14:10:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 日本から作り手に出会う旅へ!カンボジアのライフスタイルブランドSALASUSUの工房で働く人々の姿とは https://eedu.jp/blog/2018/07/21/salasusu_factory/ https://eedu.jp/blog/2018/07/21/salasusu_factory/#respond Fri, 20 Jul 2018 23:00:31 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=47563 日本を代表するNPOかものはしプロジェクトから今年4月に独立したカンボジア発のライフスタイルブランドSALASUSU(サラスースー)。 かものはし時代から続くカンボジア・シェムリアップにある工房でバッグやストール、サンダ […]

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日本を代表するNPOかものはしプロジェクトから今年4月に独立したカンボジア発のライフスタイルブランドSALASUSU(サラスースー)

かものはし時代から続くカンボジア・シェムリアップにある工房でバッグやストール、サンダルなどひとつひとつ手作りで生産されています。

その工房ではどのような光景が広がっているのか、実際に働いている人々の姿をうかがうためにカンボジアに足を運んでみました。

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カンボジアの村に根付いた工房を訪問

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SALASUSUの工房は、アンコールワットで有名なシェムリアップの市内から35km、トゥクトゥクを50分ほど走らせたところ、高い空のもと緑に囲まれた場所にありました。

暖かみのある木造の建物ですが、壁は風が通るように仕上げられており、なんとも涼しげなつくり。

工房に到着し、代表の青木さんに案内され工房の中へ。作り手の女性たちが働いている様子を見ながら青木さんからSALASUSUについてお話を伺いました。

SALASUSUが目指すものとは

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青木さんは16年前から代表の1人として「子どもが売られない世界をつくる」ために活動する認定NPO法人かものはしプロジェクトを経営され、その活動のためカンボジアに10年間滞在されていました。

そんな長期の滞在の中で子どもが売られてしまう問題とは異なる観点で青木さんの心を動かしたのがカンボジア女性の「生きる力」や「頑張る力」といった内面について。

かものはしプロジェクトの活動を通して実際に売春宿に売られる子どもは減っていったものの、農村には未だに様々な事情を抱えた人々がいる。つい数年前まで出稼ぎで家を離れなくてはならず学校に通えない子どもも目の当たりにしてきました。

そのような背景をもって育った子どもたちは「生きる力」や「頑張る力」といった点でその後苦労をして生活していく姿をみて、青木さんは教育が人生をかけて取り組みたいテーマとなったそうです。

ミッションが異なるため、かものはしプロジェクトとは独立してNPO法人SALASUSUを立ち上げることになりました。

SALASUSUのSALAはカンボジアの言語であるクメール語で「学校」、SUSUは「がんばって」という意味。教育の機会に恵まれなかった作り手女性たちにとって、SALASUSUの工房が、がんばることを学ぶ学校のような場であってほしいという願いが込められています。
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そのように思い至ったきっかけには一人の女性がいました。

彼女の名前はイアップ。SALASUSUの工房で縫製の技術を磨き、工房を卒業して、給料が4倍にもなる街にある工場の仕事を見つけることができました。

しかし、彼女は街に出てたった4日で工房に戻ってきてしまいます。

「街で住む場所が見つけられなかった」
「職場の人と馴染めなかった」

というのです。

日本であればいろいろな人の姿を見て学んだり、周りから応援してもらうことで「頑張る方法」を身につけています。

しかし、彼女との対話を通して、青木さんは「『頑張る力』は技術であり、環境によって左右される」と気づいたそうです。

そこで、彼女たちの秘める可能性を無駄にしないよう、「ライフスキルトレーニング」という教育を届けようと思ったのです。

ライフスキルとは

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ライフスキルとはSALASUSUを知る上で欠かせないポイント。自分の人生をしなやかに送るために必要な「頑張る力」のことで、SALASUSUではこのスキルを以下の6つの能力で定義しています。

  • 問題解決
  • 自己管理
  • 基礎リテラシー
  • 自信
  • 職業倫理
  • 対人関係

このようなスキルを伸ばすために60本以上のトレーニングを開発。毎日お昼すぎの1時間はトレーニングに当てているとのこと。トータルで就業時間のうち20%の時間はライフトレーニングに当てています。

具体的には、例えばビンゴゲームがトレーニングに取り入れられています。
職場の人の名前と性格が掛け合わされたビンゴを通して、技術以外でも人の良さにも気づけるようなトレーニングをしています。

また、この工房には基本的に2年間しか在籍できず、その2年間でものづくりを通して人と関係を築き、自分を律し、問題解決する力やその基盤となる自信や知識などのライフスキルを学ぶようにプログラムが作られているのです。

そして、このライフスキルは5段階で成績をつけており、作り手女性一人ひとりの成長を可視化しています。すぐには成長は現れないものの、5ヶ月ほどトレーニングを受けていると、成長が感じられるようになってくるそう。

そのロールモデルが実は先程のイアップさん。

トレーニングを受けているうちに、彼女自身が

「次は自分がライフスキルトレーナーになりたい」

という夢を持ち始めたというのです。

SALASUSUのライフスキルトレーニングは着実に現地の人々に根付いていました。

SALASUSUでは世界のどこでもライフスキルを享受できるように、イアップさんのように教育を受け、トレーナーを目指す人が増えるようにトレーニングに引き続き取り組んで行きます。

工房内見学

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染色されたいぐさを織る工程

青木さんからSALASUSUについてお話を伺った後は、実際に工房の中を順番に見学。

工房内では、材料のいぐさを選別する人、その選別したいぐさを染色する人、またいぐさを織る作業や、裁断する人、ミシンで仕上げる人など、様々な役割が分担されている様子がうかがえました。

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20人ほどいるミシンの作業に当たる人たちは商品やブランドごとに少数のチームで仕事に取り掛かっているそう。

そのようなチームでの仕事も対人関係やコミュニケーションの方法を学ぶひとつとなるのでしょう。

新しく仲間となる10人の新入生

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新しくSALASUSUの一員となる女性たち

また、私の訪れた日はタイミングよく1年に1回の新入生の入学式の日。新たに10代の女性たち10人がSALASUSUの仲間となりました。

入学式では代表の青木さんからのお話や先輩となる作り手女性からのお話を新入生に送り、最後はダンス付きの校歌を歌ってSALASUSUの工房の一体感を垣間見ることができました。

ここでの2年間を通してこの10人の女性がどのように成長していくのか楽しみですね。

作り手と買い手の出会い

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実際に私のバッグを作った女性からサインをいただきました!

そして、今回の訪問で楽しみにしていたことのひとつが、作り手と会うこと。

SALASUSUの商品には、生産に当たった作り手の名前がスタンプで示されています。私はカンボジアに行く前にSALASUSUのクラッチバッグを購入しており、そこにも3人の名前のスタンプが押されていました。

青木さんが実際に私の購入したバッグを作ったメンバーを呼んでくださり、対面。少々照れくさそうにしながらも優しい笑顔で迎えてくれました。

そして、実際に工房に来てくれた証にと、3人のサインをいただくことに。

作り手と出会うことで買った商品に思いが込められたようで、ただの商品ではなくプレゼントをもらったような感覚に。他のどんな商品よりも大切に使いたい、またカンボジアを離れても彼女たちを応援したいという気持ちが湧いてきました。

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今回、買い手である私と作り手をつないでくれたのはこちらの航空券を模したSALASUSUの工房行きチケット。日本でSALASUSUの商品を購入したときにいただくことができました。

チケットを手にしたときに新しい世界に飛び込むような、わくわくする気持ちが湧いてくるのは私だけではないはず。商品と共にこのチケットを手にしたときには工房を訪れようと感じていました。

ただ、実はSALASUSUの工房はこのチケットが無くても有料で見学することも可能です。現在は年間2000〜3000人程度の方が工房を訪れているそう。修学旅行など団体の方も多いようで、高校生が同年代の作り手の女性の姿を見ることで強い印象をもって帰る方も多いようです。

ぜひ、この工房を訪れるためにカンボジアに行かれるのはいかがでしょう?

工房訪問ツアーに申し込む »

ポップアップショップ実施

そして、せっかくなら商品をもって工房に行くのはいかがでしょう?自分たちが作ったバッグやサンダルなど使ってくれていたら作り手の方々も嬉しいですよね。

カンボジアに行く前に商品を見てみたい!という方は今月7月18日〜31日まで小田急百貨新宿店にてポップアップショップが実施されているのでぜひ足を運んでみてください。先着で特典もあるみたいです!

開催概要
期間:7月18日(水)〜31日(火)
営業時間:月〜土 10時〜20時半
     日 10時〜20時
場所:小田急百貨新宿店 本館2階 サンドリーズ・アレー

普段は目にすることのできない作り手の方々の姿、商品への思い入れを変えてくれること間違いなしです。ぜひSALASUSUの商品から、「作り手に会いに行く旅」に出てみてください。

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団体情報

WEB: https://salasusu.com/ja/
Instagram: @salasusu
Facebook: https://www.facebook.com/salasusufromcambodia/

SALASUSUのホームページへ »

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途上国の「ものづくり」をファッションブランドとNGOが語る!ファクトリエ×e-Educationイベントレポート https://eedu.jp/blog/2018/06/15/factelier_event/ https://eedu.jp/blog/2018/06/15/factelier_event/#respond Fri, 15 Jun 2018 09:05:50 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=47379 ファストファッションが世界的に流行し、途上国で製造したものを先進国で消費するというアパレル業界の流れが強まる中、Made in JapanにこだわりをもつファッションブランドFactelier(ファクトリエ)と途上国で教 […]

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ファストファッションが世界的に流行し、途上国で製造したものを先進国で消費するというアパレル業界の流れが強まる中、Made in JapanにこだわりをもつファッションブランドFactelier(ファクトリエ)と途上国で教育支援をするNPO e-Educationが「途上国のものづくり」をテーマに語ります。

本日は両団体の対談イベントとしてファクトリエ銀座店で開催された「ものづくりカレッジ」の様子を余すところなくお伝えします!

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はじめに

ものづくりカレッジのスタートはまずはアイスブレイクから。

参加者のみなさんに「バングラデシュのイメージ」を上げていただいたところ、「グラミン銀行」や「ユーグレナ」といった会社の名前や「カレー」といった食文化までさまざまなイメージが。

しかし、実際にバングラデシュを訪れたことのある人は参加者の中でも1〜2名と極小数派。バングラデシュのリアルとはどのようなものなのか、普段バングラデシュに滞在しているe-Education代表・三輪を交えてのトークセッションが始まりました。

トークセッション

第一部 途上国に教育を届けるe-Educationの挑戦とは?

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トークセッションの第一部はe-Education代表の三輪から当団体についてのプレゼンテーション。

e-Educationは途上国で映像授業を届けるNGOです。バングラデシュから始まった途上国の教育革命ストーリーを三輪は「よそ者」「わか者」「ばか者」という3つのキーワードで語ります。

1つ目の「よそ者」とは、まさしくバングラデシュに飛び立った三輪自身のこと。

実は、学生時代にバングラデシュ発のファッションブランド「マザーハウス」でインターンをしていた三輪。現地の工房でバッグを生産する手伝いをしていたところ、現地の職人が非常に丁寧でレベルが高く、途中でじゃまもの扱いされてしまい仕事がなくなってしまったのだとか。

そのような状況でどうにかバングラデシュに貢献できる方法がないかと悩んでいる頃に出会ったのがのちのe-Education創業者である税所篤快。

税所は当時、大学2年生でバングラデシュのグラミン銀行でインターンをしていました。ただ、三輪曰く彼はエクセルが使いこなせず、銀行で働いているにもかかわらず銀行員になりきれなかったのだそう。

そんなバッグが作れないバッグ屋さんとエクセルが使えない銀行マンが会うと何が起こるか。それ以外の分野でバングラデシュのために働こう!と意気込んだのでした。

そして、2人が共通して感じていたバングラデシュの課題が「教育」だったのです。

彼らが出会ったのがある一人の高校生。農村部で先生不足が顕著な中、「家族を支えたい」という一心で灯油ランプのもとで勉強していた生徒でした。電気のない田舎で毎日灯油ランプが切れるまで勉強を続けている彼をみてどうにか最高の教育を届けることができないか、と考えた結果思いついたのが、日本の予備校で使われている「映像授業」でした。

バングラデシュの林修をDVDに収録し、農村部で授業を行ったところ、なんと1年目にバングラデシュの東京大学、ダッカ大学に1人の学生が合格したのでした。

よそものだからこそ持っている「共通の原体験」
よそ者だからこそ知っている「未来の常識」

この「よそ者」の力から始まったのがe-Educationなのです。

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2点目の「わか者」で紹介されたのはラオスに飛びったった日本人学生のストーリー。
彼は大学に入るまで学校の勉強についていくことができず、引きこもりを経験していました。

大学に入学してから学生の多さに圧倒された彼でしたが、ひょんなことからフィリピンに1ヶ月間渡航してみたところ、授業が難しくて学校についていけない、学校に通うのが大変という途上国の人々に大きな共感を覚えます。

水を得た魚のように自分の居場所を途上国に見出した彼は「落ちこぼれだからこそできることがある」と気付き、ラオスへ。

ラオスでは自身も苦労した算数のむずかしさを現地の小学生に乗り越えてもらうために「かけ算九九のうた」を制作し、2週間でクラスの平均点を2倍にまで引き上げました。

その功績が認められ、日本で文部大臣に表彰されるほどに。

三輪はこのストーリーから

若者だからこそ持っている「弱さを認める力」
若者だからこそ知っている「新しい共感の力」

が世界を変えるとうったえます。

そして、3つ目の「ばか者

この話のなかでは

バカものだからこそもっている「夢に挑戦するちから」
バカものだからこそしっている「失敗をたのしむ力」

がキーワードとなりました。

2016年7月、バングラデシュでは痛ましいテロ事件が起こりました。実は、三輪はその当時テロ事件の現場からそう遠くない場所に滞在していて、事件後72時間安全確保のためホテルから出ることができませんでした。

そんな身動きがとれず、食べ物も手に入れることができない中で、助けてくれたのがバングラデシュの仲間たち。
雨のなかずぶ濡れになりながらも食べ物を持ってきてくれたそうです。

そんなとき、三輪は「これはチャンスだ!」と思ったそう。

テロの実行者が優秀なわかものだったという報道に胸を痛めながらも、自分を助けてくれるのも同じバングラデシュのわかもの。ここに希望を見出した三輪はダッカの大学を巡っては講演を繰り返し、バングラデシュの学生たちに明るい未来への道があることを説いてまわったのです。

そして、そんなバングラデシュのわかものの一人であるシャフィさんから日本人に向けて当日はサプライズのビデオメッセージが。

シャフィさんも三輪と同じようにバングラデシュの若者を応援しているのですが、そんな若者をぜひ日本に送りたいとのメッセージ。

将来、日本とバングラデシュをつなぐリーダーになるかもしれない若者を一緒に応援しようという思いを込めて、第一部を締めくくりました。

第二部 ファクトリエ山田氏×e-Education三輪クロストーク

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トークセッションの第二部はファクトリエ代表の山田氏とe-Education代表の三輪のクロストーク。
「ものづくりと途上国の正しい関係」というテーマのもと、途上国の産業についてや三輪の生活など、なかなか日本からでは目にできない「リアル」を山田氏が紐解いていきます。

クロストークの前半は、第一部のプレゼンテーションを踏まえての三輪自身の話やバングラデシュの生活について。

山田氏の「三輪さんの膨大なエネルギーの源泉は?」との質問からはじまります。

まず、教育という観点からは自分のことを「受験マニア」と呼ぶ三輪が自身の大学受験を振り返って語ります。

大学受験は自分の弱み強みを認識して、弱みをカバーするか強みを伸ばすかなどの戦略が大事だといいます。その上で、数学が得意な人は数学が得意な人なりの国語の解き方があるなど、個々の教科に関してもその人らしさが出るといいます。

この様子から「受験勉強は人生」と語り、教育が多様性を秘めていることの面白さを伝えます。世界各国の受験制度を見る中で、例え問題が悪くても人生を切り開く道がたくさんあるようにさまざまな切り抜け方がある点に面白みを感じるのだとか。

また、2つ目のエネルギーの源泉は、バングラデシュのテロ後に感じた使命感。

ダッカで起きたテロの影響でバングラデシュから多くの日本人が引き上げるなか、バングラデシュを変えるために「テロの現場近くにいた私じゃなくて誰が行く」という思いが強く湧いてきたといいます。

テロの起きたバングラデシュに拠点を移すことが「自分と会社と社会が一本の線でつながる」選択肢だったのです。

そしてクロストーク後半、いよいよものづくりの話題へ。

まずはバングラデシュの産業についてです。
バングラデシュは10年ほど前までは農業7割・縫製3割といった産業構成をとっていましたが、近年は「デジタルバングラデシュ」と呼ばれる政策でIT産業を後押ししてるおかげもあって、エンジニアが徐々に育っているのだとか。

時給換算150円程度で日本の一流大学を出たエンジニアと同等のスキルをもつバングラデシュのエンジニアには注目が集まるのだという。

ただ、ITに限らずものづくり全般に言えることですが、途上国でもインターネットが普及した現在、いわゆる「下請け」をしていたバングラデシュの人材の中では変化が起き始めています。

自分の生産したもの・サービスがどこで消費されているのか今までは見えることはありませんでしたが、現在ではインターネットを通じて自分の商品の最終型を確認することが可能になりました。

その状況について山田さんは
「例えば10ドルで途上国の職人が作っているものが先進国で100倍の値段で売られている現状を知ったら職人は疑問を持つのでは?」との問いを投げかけます。

それに対して三輪からアメリカの企業のケースを紹介。アメリカでは現在、途上国の人が先進国の人々にECサイトを通じて商品を販売するモデルが見られるようになっており、途上国のオリジナル商品を直接届けるようになっているという。

既存のブランドの下請けではなく、途上国オリジナル商品を届けられるようになることで、「ブランドという考えが覆る」と山田氏。

一方で、直接的な販売が可能になるにあたって、コミュニケーションの壁が立ちはだかるのも確かです。

映像授業という間接的なコミュニケーションをしている三輪からみて「生のコミュニケーション」の大切さとは?

教育は、TeachingとCoachingの2つがありますが、知識を与えるTeachingはDVDという映像で可能な一方、Coaching(育てること)はリアクション・オリジナリティのある切り口を伝えることでしか成し遂げられないといいます。

山田氏もこの「生のコミュニケーション」の大切さを服を仕立てる過程で感じるといいます。
ファクトリエのコンシェルジュと呼ばれる職人は、お客さんの骨格や色彩をみて1番適した服をオーダーすることができ、この領域は生のコミュニケーションでしかなせるものではなく、機械によって取って代わられるものではないそう。

また、そのように勢いよく伸びるバングラデシュに滞在する三輪に対して山田氏から「日本に帰ってきて感じることは?」との質問。

日本との1番大きな違いは「高校生が国を変えたいという」こと。自分たちが主人公という感覚は今の日本にはない感覚ではないかといいます。

「これはものづくりでも起こるのでは?」と三輪。

実際に生産している量は途上国の人たちのほうが多く、この生産を通して技術が向上し先進国に追いつく可能性は十分に考えられるといいます。その先の未来には「先進国が途上国から学ぶ」時代がすぐそこまで来ていると言います。

各国が互いに尊敬する姿勢が重要であり、そうすることで日本の中にいるだけではわからないものづくりのよさに気づくことができるのだとか。

その上で、途上国と日本の双方の良さに気づくための旅先として「バングラデシュでみなさんをお待ちしています」とトークセッションを締めくくりました。

おわりに

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トークセッションのあとには、ベトナムのお茶をいただきながらしばし参加者、登壇者交えながらの歓談。

「知的欲求」が強いというファクトリエのファンの方々は、セッションが終わってからも熱が冷めることがなく、積極的な質疑や熱い意見交換を行いました。

途上国とものづくり。私達の日常からは遠いようで実は身近であり、すぐ先の未来では途上国と先進国の新たな交わりが待っているということをひしひしと感じさせられるイベントでした。

ファクトリエでは定期的に他団体とイベントを開催しているので、今回参加されたみなさんも、そうでない方々もぜひまたご参加ください!

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かものはしプロジェクトから独立して新たなスタートを切ったSALASUSU。6月6日(水)まで渋谷ヒカリエでポップアップ実施中! https://eedu.jp/blog/2018/06/02/salasusu_popup/ https://eedu.jp/blog/2018/06/02/salasusu_popup/#respond Fri, 01 Jun 2018 23:00:50 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=47355 かものはしプロジェクトのカンボジア事業部が、2018年4月1日に本部から独立してNPO法人SUSUとして新しいスタートを始めました。今回ご紹介するのは、事業の一つとして実施しているカンボジア発ブランド「SALASUSU( […]

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かものはしプロジェクトのカンボジア事業部が、2018年4月1日に本部から独立してNPO法人SUSUとして新しいスタートを始めました。今回ご紹介するのは、事業の一つとして実施しているカンボジア発ブランド「SALASUSU(サラスースー)」です。

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作り手と買い手をつなぐSALASUSU

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SALASUSUではカンボジアの農村で工房を経営しており、最貧困家庭出身の女性たちを中心に雇用し、現在60名ほどの女性たちがものづくりに携わっています。現地の雇用創出と女性の自立を目指しているだけでなく、ものづくりを通じてライフスキルといわれる“がんばる力”を身につけ、作り手の女性たちが前向きに人生を歩む力を身につけてもらうことを目指しています。

SALASUSUブランドの面白いところは、「作り手に会いに行く旅をしよう」をいうコンセプトを打ち出しているところ。SALASUSUの商品一つ一つに作り手の名前スタンプが刻まれており、「誰が自分が購入したアイテムを作ったのか」が分かる仕組みになっています。

さらに、商品を購入すると、航空券を模したSALASUSU工房行チケットをもらうことができ、カンボジアの現地の工房の作り手に会いに行く提案も行っています。

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展開商品は、「旅に持っていきたいアイテム」というテーマで、“1-Day Trip Tote” “3-Day Trip Tote” と名付け機能性も追求されたトートバッグ、カンボジア特産のいぐさをデザインに取り入れたサンダル、3シーズン活躍する手織りの大判ストールなど。全ての商品がカンボジアにある工房で、現地の女性たちによって手作りされています。

LIFE JOURNEY (人生の旅)」を切り口に、作り手と買い手がお互いの人生を応援するような関係性を紡いでいくことを目指しているライフスタイルブランド、SALASUSU。大量にモノがあふれる時代に、作り手個人と繋がる体験をプロデュースすることで、モノからコト、コトからヒトへ。新しいものづくりの形を模索しています。

現在、渋谷ヒカリエにでポップアップ開催中!売り場では、実際に作り手の紹介もしており、作り手と一緒に写真を撮影できるInstagramキャンペーンも実施中。ぜひこちらにも参加してみてはいかがでしょうか。

ポップアップ実施日程

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SALASUSUのポップアップは以下の日程で実施しています。

  • 5月24日(木)〜6月6日(水):渋谷ヒカリエ5階レストスペース 10時〜21時
  • 5月23日(水)〜6月5日(火):阪急うめだ本店 10階 フェアトレードのセレクトショップ Love&sense 10時〜20時
  • 5月31日(木)〜6月13日(水) :東急百貨店 たまプラーザ店 1階 10時〜20時
  • 5月31日(木)〜6月13日(水) :東急百貨店 吉祥寺店 EFJ内 1階 10時〜20時

期間限定となっておりますのでぜひこの機会にお越し下さい!
ポップアップの様子をみる »

団体情報

WEB: https://salasusu.com/ja/
Instagram: @salasusu
Facebook: https://www.facebook.com/salasusufromcambodia/

SALASUSUのホームページへ »

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【2月10日(金)〜2月12日(日)】途上国と先進国の女性を服作りで繋ぐ「itobanashi」の展示販売会開催! https://eedu.jp/blog/2017/02/08/event_itobanashi/ https://eedu.jp/blog/2017/02/08/event_itobanashi/#respond Wed, 08 Feb 2017 12:48:05 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=42539 途上国の女性と先進国の女性を”服”を通して繋ぐことで、あなたの「可愛い!」が、あの子の「嬉しい!」になる。 そんな未来を目指すファッションブランド「itobanashi」が、東京・江東区で3日間限定の展示販売会を行います […]

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途上国の女性と先進国の女性を”服”を通して繋ぐことで、あなたの「可愛い!」が、あの子の「嬉しい!」になる。

そんな未来を目指すファッションブランド「itobanashi」が、東京・江東区で3日間限定の展示販売会を行います!

今回は「itobanashi」について、そして展示販売会で開催されるイベントについてご紹介します。

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itobanashiとは?

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itobanashiは2016年に立ち上がった、途上国の女性の手仕事を大切にするブランド。

あなたの「可愛い!」が、あの子の「嬉しい!」にをモットーに、途上国と先進国の女性を服作りで繋ぐ活動をしています。

具体的には、インドの女性が手縫いした美しい刺繍生地を用いて、衣服を作っています。

日常の中の特別な一着になるようにこだわりを持ちつつ、使いやすいデザインに仕上げた衣服となっています。

itobanashiが生まれるまで

itobanashiの代表は、伊達文香さん。

伊達さんは、7年前に初めてインドに行ってから、日本とはギャップがありすぎる生活環境に驚愕しました。

そして、そんな環境だからこそ、“毎日が発見の連続”で、とてもインドが好きになり、何度も行くようになりました。

その中で、ストリートチルドレンという存在に興味を持った彼女は、心理学を専攻していたこともあり、卒業研究でストリートチルドレンを対象にインタビューをして、彼らがどうやって精神的に大人になっていくのかを知ろうとしました。

そんな調査を行う中、彼女は路上で生活している子どものほとんどが男の子であることに気づき、女性の存在が気になり始めました。

実は路上生活に性犯罪などの危険が伴う女性は、家出をしたり人身売買をされた後、売春婦や家事手伝いとして、外国人には見えない環境で働いているそうです。

伊達さんは、同じ年齢の女性であるのに自分には想像もつかない環境で働くことを知り、彼女たちのために何かできないかと思いました。

そこで出会ったのが、女性を支援するインド現地のNGOです。彼らの活動に興味を持つうちに、支援対象の女性は基礎教育を受けていないことが多く、支援内容としては識字教育よりも、縫製の職業訓練が多いこと、そしてNGOによっては人材不足で十分な技術を伝えられなかったり、せっかく良いものを作っても売る場所がないという問題があることを知りました。

そこで伊達さんは、自分にできる方法として“ファッションショー”を選択しました。

もともと自身が大学のファッションサークルに所属し、とても充実した日々が過ごせた経験から、支援したい女性たちの内面のポジティブな変化が期待されると思ったことと、商品を販売することで、経済的な支援にもつながると感じたそうです。

そして2015年にインドで開催したファッションショーには、約200人の観客が訪れ、支援した女性たちもとても楽しんでくれました。

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ファッションショーにて

ファッションショー後、寄付で成り立っていたショーを継続していくことの重要性を感じ、2016年4月、伊達さんは途上国の女性と共に働くブランドを立ち上げました。

そうして立ち上げたブランドが、itobanashiです。

大学で学んだ心理学と大好きなファッションを生かした、伊達さんだからこそできる支援の形。そんな伊達さんの熱い思いを聞くと、itobanashiを応援したくなってしまいますね。

2016年11月には、伊達さんの地元・広島で初のitobanashi展示販売会が開催され、大盛況となりました。

そして2017年2月10日(金)〜2月12日(日)に東京でも展示販売会が開催されることになりました!

続いては、この3日間の展示販売会の中で行われるイベントをご紹介します!

いとつむぎワークショップ

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いとつむぎワークショップでは、身近な野菜や草木を使って自分だけのオリジナルハンカチを染めることができます。

野菜や草木で染めることができるなんてワクワクしますよね。

こちらは、定員が決まっているそうなので、お早めにお申し込みくださいね!

開催日時

2/10(金)15:00〜16:00,2/12(日)14:00〜15:00

参加費

1人500円 (※未就学児の場合、保護者の方同伴で参加可能)

申し込み

2/10(金)15:00〜16:00の会に申し込む
2/12(日)14:00〜15:00の会に申し込む

トークショー「途上国×ファッション×女性」

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写真:Feliz公式ホームページより

こちらのトークショーでは、itobanashi代表・伊達さんと、エシカルアクセサリーブランドFeliz代表・柿本さんに登壇いただき、女性としての働き方や、途上国とファッションの親和性などについてお話いただきます。

途上国でビジネスをしたい方、ファッションと途上国の可能性を知りたい方、ぜひオススメです。

日時

2/10(金)19:00〜

参加費

無料(ワンドリンクオーダー)

音楽ライブ

15965162_1394044623981814_4558102146846400618_n(写真:Facebookイベントページより)

そして夜を盛り上げるライブも実施されます。

美しい音楽世界で様々なシーンで活躍する権頭真由さんと佐藤公哉さんによるデュオ「3日満月」の生演奏が聞けるステージとなっています。

素敵な音楽を聴きながら、itobanashiの展示を楽しめるなんて豪華ですよね。

出演:3日満月 権頭真由(アコーディオン/ピアノ/歌)、佐藤公哉(ヴァイオリン/歌)によるデュオ。

日時

2/11(土)19:30~

参加費

投げ銭+ワンドリンクオーダー

最後に

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いかがでしたか?

イベントが開催されていない時間でも、インドの女性が作った衣服の展示をいつでも見ることができますので、今回はイベントの参加が厳しいという方も展示販売会を楽しんでくださいね!

itobanashi展示販売会「大地から紡ぐ衣服」

  • 日時:2017/2/10(金)〜2/12(日) 13:00〜22:00(17時以降はBarとしても営業)
    ※12日(日)は21時まで
  • 場所:レンタルスペース「chaabee」
  • 住所:東京都江東区福住1-11-11(門前仲町駅より徒歩8分、清澄白河駅より徒歩15分)

イベントページをチェックしてみる »

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【残り1日】パキスタンにエシカルジュエリーを製作する研磨工房を設立したい「EARTHRISE(アースライズ)」の挑戦 https://eedu.jp/blog/2016/02/12/ethical-jewlry-earthrise/ https://eedu.jp/blog/2016/02/12/ethical-jewlry-earthrise/#respond Fri, 12 Feb 2016 08:42:53 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=40843 研磨の風景 トジョウエンジンでは、途上国で挑戦を行う団体をご紹介してきました。 今回は、パキスタンにエシカルジュエリーを製作する研磨工房を設立に向けて奮闘する「EARTHRISE(アースライズ)」をご紹介します。 SPO […]

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研磨の風景

トジョウエンジンでは、途上国で挑戦を行う団体をご紹介してきました。

今回は、パキスタンにエシカルジュエリーを製作する研磨工房を設立に向けて奮闘する「EARTHRISE(アースライズ)」をご紹介します。

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人や自然を思いやる優しい心を大切にしていきたい

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コレクション:月桂樹

「EARTHRISE(アースライズ)」とは、人・社会・自然に配慮をして作られるジュエリーを製作販売する、エシカルジュエリーブランド。

代表の小幡星子さんは、「ジュエリーを通して人や自然を思いやる優しい心を大切にしていきたい。そして、ひとつでも多くの生命の温もり・輝きを未来へつなげていきたい」という思いから、当時働いていた大手不動産会社企画部を退職し、EARTHRISEを立ち上げました。

そして、現在は13もの国と地域と共に取引しています。

そんなEARTHRISEは今回、パキスタンに研磨工房を設立に向けてREADYFOR?で資金を調達することにしました。

抱える課題

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パキスタンで採掘されるアクアマリン

研磨工房を設立しようとしているのは、パキスタンのスワット渓谷。

ここは、良質のエメラルドやピンクトルマリンが採れる鉱山があり、かつては「東洋のスイス」と言われていたそう。

しかし、3年前までタリバンの支配下にあったため、産業が立ち行かなくなってしまいました。

研磨技術があるにも関わらず、採掘された原石はそのまま取引されるため、現地の人々の利益に結びつかないのが現状なのです。

そんな問題を解決するために、パキスタンに研磨工房を設立することにしました。

研磨工房で宝石を研磨することによって、より高い値段で取引することができるようになるのです。

女性の研磨職人を育てること

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パキスタンの女性と代表

そして、今回の設立プロジェクトの延長線上にあるのが「女性の研磨職人を育てること」

パキスタンでは、男性は外で稼ぎ、女性は家事や育児をするという家族システムが代々続いてきました。

現在は女性の社会進出も推進されていますが、女性が働ける環境や職業の選択肢は、大都市を除いて多くありません。

「子育てをしながら、仕事をしたい。」

研磨技術を習得出来れば、工房ではなく自宅でも仕事ができるようになります。

女性のライフスタイルに合わせた働き方、生き方を選択できるになるのです。

最後に

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研磨の風景

いかがでしたか?

美しいジュエリーを作る研磨工房が、職人そして女性を救うなんてEARTHRISEの挑戦素晴らしいですよね。

こちらのプロジェクトは、明日までREADYFOR?で寄付を募っています。

気になった方は、是非応援してくださいね。

Readyfor?で応援する »

[photos via EARTHRISE]

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かわいいネイルで絶滅危惧種を救おう!WWFジャパンの「Donail(ドネイル)プロジェクト」をご紹介 https://eedu.jp/blog/2015/11/21/wwf-dnail-nail/ https://eedu.jp/blog/2015/11/21/wwf-dnail-nail/#respond Sat, 21 Nov 2015 11:07:28 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39964 皆さんは、絶滅の危機に瀕している動物たちが、世界にどれくらいいるか知っていますか? その数は、なんと約2万種類と言われています。 今回は、そんな動物たちをネイルで救うユニークなプロジェクト「Donail(ドネイル)プロジ […]

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皆さんは、絶滅の危機に瀕している動物たちが、世界にどれくらいいるか知っていますか?

その数は、なんと約2万種類と言われています。

今回は、そんな動物たちをネイルで救うユニークなプロジェクト「Donail(ドネイル)プロジェクト」をご紹介します!

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オシャレなネイルで動物たちを救おう!

実は、動物たちが絶滅の危機に追い込まれた原因のほとんどが、人間による森林伐採や乱獲、そして温暖化です。

しかし、日本にいると、動物たちの危機的状況を知る機会や、手を差しのベられる場所はほとんどありません。

そこでWWFが提案したのは、おしゃれを楽しみながら気軽に環境保護への寄付活動に参加できる新しいスタイルDonail(ドネイル)プロジェクト

Donail(ドネイル)とは、Donation(寄付)× Nail(ネイル)を掛け合わせたものです。

プロジェクトの第一弾は「レッドリスト」の中から、絶滅の危険性が高い20種類の柄をデザイン化。

薬指の「レッドリスト」の赤が、このDonail(ドネイル)プロジェクトのシンボルだそう!

今回は20種類のうちおすすめを3種類ご紹介します!

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アムールヒョウ

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アジアアロワナ

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タンチョウ

どれも素敵なデザインですよね。

このネイルなら、見るたびに幸せな気持ちになれそうです!

参加方法

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「Donail(ドネイル)プロジェクト」の参加方法はとっても簡単です。

まず、Donailを取り扱っているネイルサロンに行きます。そこで、自分の好きなデザインを選び施術してもらいます。

そして、最後に寄付をするだけ!とっても簡単ですよね。

ぜひ皆さんもかわいいネイルで、今年の冬は動物たちを救ってみませんか?

[写真:Dnail by WWFジャパン公式サイトより]

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【期間限定】あなたの手でストリートチルドレンを救おう!国境なき子どもたち×JAMMINのコラボTシャツが発売開始【11/09〜11/15】 https://eedu.jp/blog/2015/11/10/jammin-street-children/ https://eedu.jp/blog/2015/11/10/jammin-street-children/#respond Tue, 10 Nov 2015 04:32:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39966 みなさん、世界にはどのくらいの数のストリートチルドレンがいるのかご存知ですか? その数は現在1億人以上いると言われています。日本の人口とほとんど同じくらいの数がいるなんて信じられませんよね。 今回は、そんなストリートチル […]

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みなさん、世界にはどのくらいの数のストリートチルドレンがいるのかご存知ですか?

その数は現在1億人以上いると言われています。日本の人口とほとんど同じくらいの数がいるなんて信じられませんよね。

今回は、そんなストリートチルドレンを救う挑戦をしている「NPO法人国境なき子どもたち」の活動をご紹介します。

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ストリートチルドレンの「今」

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ストリートに住むことは、危険と隣合わせです。

子どもたちは、犯罪に巻き込まれたり、薬物に溺れたり、栄養失調や病気で苦しむこともあります。

また、彼らは学校に行くこともできません。字を書くことや読むことができず、大人になっても物乞いや重労働をして暮らすことがほとんどです。

さらに、彼らが路上で赤ちゃんを産み、その子もまたストリートチルドレンになる、という負の連鎖も起きています。

支援の行き届かない子どもたちへ

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そんな負の連鎖を止めるべく活動しているのが「NPO法人国境なき子どもたち」です。

彼らは世界の恵まれない青少年を支援し、約10の国と地域で延べ4万人以上の子どもに支援を届けています。

e-Educationでおなじみのバングラデシュでも活動しており、「ほほえみドロップインセンター」という施設を運営しています。

この施設では、朝食と昼食などの食事提供の他、基礎教育や衛生教育などを提供しています。

センター開設前、近郊のストリートチルドレン約200名の中で1日3食の食事をとれる子どもは全くいなかったそうです。

その後、国境なき子どもたちの活動を通して、2014年にはセンターに通う子どもの4分の3程度にあたる74%が、毎日3食の食事をとれるようになりました。

すごい成果ですよね。でも、まだ完全には問題は解決していません。

少しでも早く全ての子どもが、安全に子どもらしく、暮らせるようにするため、「NPO法人国境なき子どもたち」の挑戦は今も続いています。

私たちにできること

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ストリートチルドレンのために、私たちに何ができるでしょうか?

実は現在、チャリティーTシャツの販売を手がけるJAMMINと「国境なき子どもたち」のコラボ企画が始まっています。

一週間限定(11月09日〜11月15日)のこのチャリティーTシャツ販売。1アイテム購入につき700円が団体に寄付さます。

今回のTシャツのデザインは「黒板」。デザインには次のような思いが込められているそうです。

みんなが、一緒に学ぶ場にある黒板。そもそも、黒板は教えるためだけの道具ではありません。
黒板に描き話をする人、話を聞く人が共に学び合う。
そんな関係を築いていくためのキャンバスでもあります。
誰もが”自分の人生”というキャンバスに、自由に夢を描けるようになる日を願って。

素敵ですよね。全てのストリートチルドレンが子どもらしく、自由にそして明るく生きていけるようになって欲しいです。

このチャリティーTシャツが買えるの今週だけ!

国境なき子どもたち」への寄付にもつながるキャンペーン、ぜひチェックしてみてくださいね。

JAMMINのチャリティーアイテムをチェックする»

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TOMSがSGDs実現に向けたカンパニー・ポリシー「TOMS FOR GLOBAL GOALS」を公開 https://eedu.jp/blog/2015/10/27/toms_sdgs/ https://eedu.jp/blog/2015/10/27/toms_sdgs/#respond Tue, 27 Oct 2015 04:29:24 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39854 “One for one” 靴を一足買うと、同じ靴が途上国の貧しい子供に届くという”One for one”モデルのファッションビジネスを展開するTOMS。 先日国連サミッ […]

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“One for one”

靴を一足買うと、同じ靴が途上国の貧しい子供に届くという”One for one”モデルのファッションビジネスを展開するTOMS

先日国連サミットで採択された新しい開発目標「SDGs」の実現に向けて、TOMSがカンパニー・ポリシー「TOMS FOR GLOBAL GOALS」を公開しました。

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SDGsの実現に向けてあなたができること

先日9月25日、国連サミットで採択された「SDGs」には持続可能な開発目標として17のGoal(ゴール)が設定されています。

「SDGs」はこれから15年、2030年に向けて全世界の開発機関やNGOが取り組んでいくべき目標でであり、企業の責任についても言及されています。

採択に合わせて、TOMSは「TOMS FOR GLOBAL GOALS」というポリシーを公開し、パートナー団体と共にどうSDGs実現に貢献していくかを公開しています。

その内容をご紹介しましょう。

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SDGs実現に向けたTOMSの5つの取り組み

TOMSには靴を製造するのみならず、100を超えるパートナーと共に社会課題の実現に向けた取り組みを続けています。

「TOMS FOR GLOBAL GOALS」では、そのうち5つの取り組みが紹介されており、いずれもSDGsに関連した取り組みになります。

1.Shoe Giving Partners

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TOMSのビジネスモデルの特徴は、必ず途上国の子どもたちに靴が届くこと。

これにより、裸足で歩いて足を怪我するリスクが減ることは言うまでもありません。

それだけでなく、SDGs Goal4の教育へのアクセスも向上されます。でこぼこ道を裸足で歩くことなく靴で歩けることにより、学校など教育施設へ通うことができる子どもたちが増えていきます。

2.Sight Giving Partners

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TOMSが提供するのは靴だけではありません。

サングラスやメガネも販売しており、こちらも購入したものと同じ商品一つが貧しい人たちに届く仕組みになっています。

これによってSDGs Goal3の健康改善につながります。

3.Water Giving Partners

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TOMSはビジネスの他にも複数の社会貢献プログラムを実施しています。

その一つが安全な水を届けるプログラム。SDGs Goal6に直結する取り組みであり、貧しい子どもたちに安全で飲むこともできる水を届けています。

4.Safe Birth Giving Partners

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TOMSの社会貢献プログラムは安全な水を提供することものだけではありません。

貧しい生活を送る女性や家族が安全に出産できるようサポートを実施しています。

SDGs Goal3の健康改善につながるプログラムですね。

5.Local MAnufacturing

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忘れてはならない雇用の話。

TOMSでは生産拠点を途上国に置くことで、現地に雇用を生み出しています。

SDGs Goal8につながる雇用の創出と経済の成長。現在もTOMSは生産拠点を拡大しており、さらに多くの雇用を生み出していくことでしょう。

まとめ

SDGsの目標達成に向けて各取り組みがどのように結びつくのか?

TOMSのように一つ一つの取り組みとGoalをセットでまとめると非常にわかりやすいですね。

ミレニアム開発目標に比べて、より多くの課題を網羅的に扱うSDGsの実現には、国際機関やNGOだけでなく民間企業の力が必要なのは言うまでもありません。

TOMSのようにSDGs実現に向けて、自社の取り組みを整理し、世界中のパートナーたちと協力しながら目標に近づいていく企業はこれから更に増えていくことでしょう。

[TOMS : One for One]

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デザインの力で新しい寄付のカタチを!ユニークなアイデアでNPOを応援する「GIFTHOPE」をご紹介 https://eedu.jp/blog/2015/10/25/charity-gift-hope/ https://eedu.jp/blog/2015/10/25/charity-gift-hope/#respond Sat, 24 Oct 2015 23:00:00 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39804 「NPOを応援したいけど、単なる寄付は嫌だ」 こんな風に思ったことはありませんか? 今回はオリジナルTシャツのデザイン提供と販売で、チャリティーを行う「GIFTHOPE」の取り組みをご紹介します。 SPONSERD LI […]

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「NPOを応援したいけど、単なる寄付は嫌だ」

こんな風に思ったことはありませんか?

今回はオリジナルTシャツのデザイン提供と販売で、チャリティーを行う「GIFTHOPE」の取り組みをご紹介します。

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NPOをサポートするGIFTHOPE

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「GIFTHOPE」では、デザインの力を活かした新しい寄付のカタチを提供しています。

オリジナルTシャツを買うことやTシャツのデザインを提供することによって、誰でも簡単に社会貢献できるようなシステムを作りました。

「GIFTHOPE」が行う『NPO Support Project』の具体的な寄付先は様々な社会課題の解決に挑むNPO法人。

流れは次のようになります。

  1. 支援先のNPOを選定しホームページで紹介。
  2. 世界中のクリエーターにNPOの活動をイメージをTシャツのデザインにしてもらい投稿。
  3. 投稿されたデザインを、すべてTシャツに製品化してサイトにアップ。
  4. 翌々月にサイト上で、1ヶ月限定のチャリティー販売開始。
  5. 販売価格の30%がNPOに寄付し、10%がクリエーターにデザイン料に。(デザイン料も寄付されると最大40%の寄付)

これまでに、「GIFTHOPE」を通して、ユニセフや、テラルネッサンスボルネオ保全トラスト・ジャパンなど16の団体に寄付されました。

2014年にスタートした「GIFTHOPE」が、これまでに集めた寄付額は200万円以上。1人1人の小さな力がここまでの大きな寄付になっています。

「GIFTHOPE」の新しい挑戦

そして2015年7月、新たに多くの社会貢献を生みだすために寄付プロジェクトを3つに拡大しました。

これまでの『NPO Support Project』に加えて、『Handicapped Artists Support Project』『100 Artists Organic Cotton Project』が開始されました。

新しい挑戦について詳しくご紹介しましょう。

『Handicapped Artists Support Project』

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まず『Handicapped Artists Support Project』では、毎月違うハンディキャップのアーティストの絵をつ方デザインのTシャツをチャリティ販売します。

販売価格の30%が障害者の自立支援を行っている芸術ライブラリー「Artbility」に寄付されます。寄付の60%が作家に手渡されて、40%が作家を支援する活動費となるそうです。

Tシャツを買うだけで、障害のある方の自立支援をサポートできるなんて素敵ですよね。

『100 Artists Organic Cotton Project』

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『100 Artists Organic Cotton Project』は、100名のアーティストがボランティアでオーガニックコットン製のTシャツに個性的なデザインを提供し、Tシャツが2枚売れるごとに抗がん剤治療によって頭髪が抜けた患者さんに肌に優しいオーガニックコットン製の帽子が1枚プレゼントされるというもの。

オーガニックコットン製品の普及、そしてガンと戦う人々への支援を行っています。アーティストとガンと戦う人たちを、チャリティTシャツを通して繋げているんですね。

いかがでしたか?

オリジナルTシャツの購入、そしてデザインの提供で社会貢献ができる「GIFTHOPE」によって、NPOを応援する方法がどんどん広がっています。

気になった方はぜひホームページをご覧くださいね!

「GIFTHOPE」をチェックしてみる »

[写真:GIFTHOPE公式サイトより]

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【目標達成】ファッション業界の裏側を伝えたい!バングラデシュの生産現場のリアルを描いたドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト』 https://eedu.jp/blog/2015/10/19/the_true_cost/ https://eedu.jp/blog/2015/10/19/the_true_cost/#respond Mon, 19 Oct 2015 09:20:10 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39788 現在、私たちが普段着ている洋服の多くは東南アジアで生産されています。しかし、2013年バングラデシュの首都ダッカ近郊で、衣類生産工場が倒壊したニュースをみなさんは覚えているでしょうか? 本日は日本の非営利映画配給会社ユナ […]

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現在、私たちが普段着ている洋服の多くは東南アジアで生産されています。しかし、2013年バングラデシュの首都ダッカ近郊で、衣類生産工場が倒壊したニュースをみなさんは覚えているでしょうか?

本日は日本の非営利映画配給会社ユナイテッドピープルがその事故を題材にしたドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト』を日本で公開するためにクラウドファンディングに挑戦しているのでご紹介します!

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知られざるファッション業界の裏側

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ユナイテッドピープルは社会問題に焦点を当てた全世界の映画を日本で今までも配給してきましたが、今回フォーカスするのはインドやバングラデシュを主の生産地とするファッション業界。

近年、ファストファッションが流行し、私たちは安く服を手に入れられるようになってきました。しかし、その服を安く生産するために、生産現場では労働者の方々が劣悪な環境で働いています。

加えて、現代は大量消費社会となり、多くのものを買っては捨てるというサイクルを繰り返しています。その社会的背景の影響もあり、労働者はより一層その悪い環境のなか働かなくてはならなくなっているのです。

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『ザ・トゥルー・コスト』では「私たちの着ている服はどのように作られているのか?どこから来ているか?誰が作っているか?」ということを伝えています。日本でも、エシカルやフェアトレードいった考え方をもとに衣類を見直すきっかけになることを願ってこの映画が配給される予定です。

今回のクラウドファンディングでは、この映画を日本で配給するにあたり字幕制作費や広報にかかる費用を獲得するために挑戦しています!より多くの人に生産現場を知ってもらうために応援してみませんか?

以下から『ザ・トゥルー・コスト』の予告編をご覧になれます。

クラウドファンディングで応援する »

[MotionGallery]

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