ブータン | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Sat, 29 Jul 2017 05:31:28 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 幸福度の次は環境保護? ブータンに電気自動車「日産リーフ」導入 https://eedu.jp/blog/2014/03/12/nissan-e-cars-bhutan/ https://eedu.jp/blog/2014/03/12/nissan-e-cars-bhutan/#respond Tue, 11 Mar 2014 22:30:15 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=25703 photo credit: Tom Raftery via photopin cc “幸せの国”として知られる南アジア・ブータン。 その流れで環境保護も優先課題に掲げており、日産自動車が、電気自動 […]

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photo credit: Tom Raftery via photopin cc

“幸せの国”として知られる南アジア・ブータン

その流れで環境保護も優先課題に掲げており、日産自動車が、電気自動車(EV)「リーフ」をブータンに向けて供給することが先月発表されました。

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狙いは高い石油輸入を減少させること

同国は、インドに水力で発電された電力を輸出していますが、この輸出収入はほとんど輸入している石油の支払いに消えてしまっています。

EV導入によって、この石油輸入を減らす目的です。ブータンのドブケ首相も、今回のリーフ購入のために国際機関に融資を求める考えを示しました。

先日、南アフリカで日産リーフの販売が開始されたことをご紹介しましたが、ゴーンCEOはこう語っています。

同じ方向を目指す新興国にとって、ブータンは好例だ

新興国・途上国での電気自動車の普及は広まりつつあり、今後の自動車メーカーの動向にも注目していきたいです。

ロイター

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世界一幸福な国の人たちが「幸せ」な理由とは?『ブータン、これでいいのだ』 https://eedu.jp/blog/2013/12/20/let_it_bhutan/ https://eedu.jp/blog/2013/12/20/let_it_bhutan/#respond Thu, 19 Dec 2013 23:55:47 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=21177 「世界一幸福な国」と呼ばれるブータン。 GDP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)という独自の指標を掲げ、その最大化を目標としている南アジアの小国です。 外国からの過度な介入を避けるために入国制限を設けており、 […]

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「世界一幸福な国」と呼ばれるブータン。

GDP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)という独自の指標を掲げ、その最大化を目標としている南アジアの小国です。

外国からの過度な介入を避けるために入国制限を設けており、ブータンへ足を運んだ日本人はごくわずか。彼らが「幸せ」な理由は、ほぼ謎のままでした。

しかし、昨年2012年、そんなブータンの人たちのリアルな声や暮らしについて描かれた本が出版されました。

『ブータン、これでいいのだ: 御手洗 瑞子』

著者は御手洗瑞子さん。ブータンの初代首相フェローとして、1年間ブータンの国づくりに携わった方です。

幸せの国にひそむ問題に触れながら、それでも『これでいいのだ』と感じたブータンの秘密をご紹介します。

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無理せず、割り切る仕事術

最初に、ブータンの働き方がよく分かる会話をご紹介します。御手洗さんが政府内の同僚メンバーたちと会議を開こうとしたシーンを思い浮かべて下さい。

私(御手洗さん)「来週までにこれを決めなくちゃいけないから、早めに一度会議を開く必要があるよね。いつにしようか」
同僚「う~ん、みんな出席しなくちゃいけないもんね。みんながいる時にしよう」
私「いつ、みんないるの?」
同僚「そんなのわかんないよー!(笑)」
私「え、じゃあどうやって会議開くの?」
同僚「え、だから、みんないそうな時に、オフィスを回ってみて、みんないたら『会議しよう』って声かけて、集まるんだよ」
私「・・・・・・」

会議ひとつ開くのも大変なブータン。ほとんどの人が手帳やカレンダーを持っておらず、予定は覚えられる範囲のみでしか入れることができません。

残業文化もなく、かといって仕事が速いわけでもありません。結果、仕事に遅れが出て、トラブルは日常茶飯事ですが、それでも定時にはサッと仕事を切り上げて家族と楽しく夕飯を食べます。

自分の好きな仕事をしている人が多いことも特徴です。そのため、厳しい肉体労働の仕事をインドからの出稼ぎ労働者に任せるといった傾向があります。

無理せず、割り切る

失敗しても自分を責めすぎず、楽しく生きる方法を選んでいく。これがブータンの人たちの働き方です。

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photo credit: brentolson via photo pin cc

幸せゾーン

もう一つ印象深いエピソードをご紹介します。御手洗さんが同様の30代女性に「幸せ」かどうか訪ねた時の話です。

「今は、両親も元気だし、お姉ちゃんも最近結婚して幸せそうだし、大きな家族でみんな一緒に暮らせているし、とても幸せです」

笑顔で答える女性。ただ、彼女には悩みもありました。結婚したいのに彼氏がいないこと、留学に行きたいのに試験勉強がうまく進まないこと、色んな悩みを抱えていました。

それでもブータンの人たちが幸せだと答えるのは、幸せの対象が周りの人たちも含んだものであるからです。彼らにとって幸せの主語は「家族や友人」になるのです。

日本とは異なる幸せの範囲。御手洗さんはこれを「幸せゾーン」と呼んでおり、ブータンの人たちは日本の人たちよりも「幸せゾーン」が広いのではないかと疑問を投げかけます。

会議もうまく開くことができず、数多くの悩みを抱えた国ブータン。しかし、そこで暮らす人たちは生き方を自ら選び、多くの幸せを感じることができる人たちでした。

ブータンは、これでいいのでしょう。

あとがき(本の感想)

「幸せって何だろう?」

こんな疑問を持ちながら本を読み進めましたが、ひとつ勘違いしていたことに気がつきました。

幸せかどうかは、自分が決めること

何気ない日常から幸せを見つけ出すことができ、周りの人たちの笑顔を自分のことのように嬉しく思うことができたら、毎日はもっと楽しくなるでしょう。

終電まで働き、家族や友人たちと会話することが少ない日本の社会人にとって何とも痛いメッセージだったのではないでしょうか?

働き方について悩んでいる方にぜひ読んで頂きたい1冊です。

『ブータン、これでいいのだ: 御手洗 瑞子』

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“幸せの国ブータン”初となる民間航空会社が国民をさらに幸せにする! https://eedu.jp/blog/2013/11/18/bhutan-happiness-first-private-owned-airline-to-bangkok/ https://eedu.jp/blog/2013/11/18/bhutan-happiness-first-private-owned-airline-to-bangkok/#respond Sun, 17 Nov 2013 22:30:01 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=19098 GDPの代わりにGNH(国民総幸福量)で国の成長を考えている幸せの国、ブータン。 しかし、ヒマラヤ山脈中の王国と言われることもあるくらい、周辺諸国との関係が少なく、決して国の経済も豊かとは言えません。そんな中、ブータン初 […]

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GDPの代わりにGNH(国民総幸福量)で国の成長を考えている幸せの国、ブータン。

しかし、ヒマラヤ山脈中の王国と言われることもあるくらい、周辺諸国との関係が少なく、決して国の経済も豊かとは言えません。そんな中、ブータン初の民間航空会社「ファーストフライト」が、タイへ向けて飛び立ちました。

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ブータンから、いざバンコクへ!

今まで、ブータンの航空会社は国有の「Drukair」だけでした。

しかし、初の民間航空会社「Bhutan Airlines」が、近隣諸国のタイ・バンコクへ飛び立ち、新たな市場を開拓します。同社のオペレーションは今のところ全て、Thai Airwaysが助けているそうです。

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photo credit: United Nations Photo via photopin cc

ブータンの観光業を支える!

60万の人口を持つブータンに来る観光客のほとんどが、タイを経由して来ています。近年のブータン政府の、観光業を国の最大産業に押し上げる努力が実り、昨年、ブータンには前年の60%増し15万の観光客が訪れました。

さらに驚く事に、その内の16%は日本人だそう。まだブータンへの直通便はなく、もっと観光客のために渡航しやすくすれば、ブータンの成長に大きく貢献できると思います。

[Bangkok Post]

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ブータンに高速インターネット回線がやってきた!ブータン・テレコムが首都ティンプーで4G回線の提供を開始! https://eedu.jp/blog/2013/10/28/bhutan_4g_start/ https://eedu.jp/blog/2013/10/28/bhutan_4g_start/#respond Sun, 27 Oct 2013 23:00:47 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=18060 photo from BBS 先日、バングラデシュで3Gインターネット回線の本格導入が開始したというニュースをお伝えしましたが、同じ南アジアのブータンでは4Gの高速インターネット回線サービスを開始したとのニュースがありま […]

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Bhutan 4g start

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先日、バングラデシュで3Gインターネット回線の本格導入が開始したというニュースをお伝えしましたが、同じ南アジアのブータンでは4Gの高速インターネット回線サービスを開始したとのニュースがありましたのでご紹介します。

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急速に進むブータンのICT化

ブータンと言えば、「国民総幸福量(Gross National Happiness:GNH)」という独自の指標を持つ“幸せの国”として有名です。

その政策もユニークで、外国からの異文化乱入を避けるため、2000年まで個人でのインターネットの利用は許可されていませんでした。

2003年に携帯電話の販売が開始されてから、ICT化が急激に進んだブータン。現在では特に検閲もなく自由にインターネットが活用できます。

ブータンテレコムが首都ティンプーの7箇所で4G回線を導入開始

ブータン国内ではブータン・テレコムの「B-Mobile」とタシ・グループ(タシ・インフォコム社)の「TashiCell」の2キャリアがあり、どちらも首都ティンプーを中心に3Gのネットワークを展開してきました。

そして先日10月24日、ブータン・テレコムがティンプーで4G(高速インターネット回線)の提供を開始したとの発表がありました。4Gが使える地域はまだ限定的であり、現在は以下の国内7箇所で4Gが活用できるそうです。

  1. Norzin Lam
  2. Chubachu
  3. Offices near dzong
  4. Kawajangsa
  5. Changangkha
  6. Ministers’ Enclave
  7. Other places around Motithang High School

4G導入によってブータンのICT化が更に進むことは間違いありません。ブータン独自の文化を守ることができるのか、都市と地方で情報格差が広がらないか、様々な懸念はありますが、ビジネスのチャンスも広がっています。

インターネットによってブータンがどう変化していくのか、これからもチェックしていきたいと思います。

(via. Bhutan Telecom, BBS)

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“幸せの国”ブータンに旅行しよう! ブータン政府公認の旅行会社「Bhutan Retreat(ブータン・リトリート)」 https://eedu.jp/blog/2013/10/06/bhutan-retreat/ https://eedu.jp/blog/2013/10/06/bhutan-retreat/#respond Sat, 05 Oct 2013 23:00:01 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=16150 幸せな国であるブータン、実際に行ったことのある人はいるでしょうか? この記事では、ブータン政府公認のツアーエージェント「Bhutan Retreat(ブータン・リトリート)」について紹介します。 SPONSERD LIN […]

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幸せな国であるブータン、実際に行ったことのある人はいるでしょうか?

この記事では、ブータン政府公認のツアーエージェント「Bhutan Retreat(ブータン・リトリート)」について紹介します。

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幸福度の高さで有名なブータン

ブータン王国は急速な近代化を拒み、自然環境やの伝統文化を大切に守っています。2005年に行われた人口調査で、国民の97%が「幸せです」と答えています(アバウトページより)

そんなブータンと日本を結ぶ架け橋になるべく、”幸せの国”での旅行を提供する会社がブータン・リトリート。ウェブサイトも日本語で見ることができ、日本語のヘルプもいるとのことですので、旅行プランも立てやすそうです。

同社の方で、代理でビザ申請を行ってくれたり(個人でできないため)、民族衣装の貸出しなどもあり、ブータンを快適に楽しむことができるとのこと。滞在費はブータン政府により「公定料金」が定められていて、1人当たり1,500ドルほどで旅行可能です。

ブータンの手つかずの自然を楽しもう

旅行では、日本語特訓中というガイド歴18年のベテランガイド「タシ・ドルジ」さん(日本人とのハーフ)が、ブータンを案内してくださります。

入国経路には制限があり、外国人の禁止区域もあります。ブータンはインフラ整備が遅れているため、宿泊・食事・移動の面で水準が低いことをご理解の上、旅行を計画して下さい。また、そういった手つかずの自然など、ブータンの魅力でもあります。

上記のようにウェブサイトに書いてありますが、その通りブータンの自然をはじめとする先進国にはない魅力を感じていきたいですね。

[Bhutan Retreat]

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【絶景Q】No.099 たどり着いたら世界一幸せになれるかも!?ブータンの「タクツァン僧院」 https://eedu.jp/blog/2013/08/19/zekkei_q099/ https://eedu.jp/blog/2013/08/19/zekkei_q099/#respond Sun, 18 Aug 2013 23:30:00 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=14120 世界一幸せな国と呼ばれる、ブータン。 海外からの観光客の受け入れを制限し、あまりブータンの観光に関する情報はありません。しかし、それでも「タクツァン僧院」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? 仏教の […]

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世界一幸せな国と呼ばれる、ブータン。

海外からの観光客の受け入れを制限し、あまりブータンの観光に関する情報はありません。しかし、それでも「タクツァン僧院」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

仏教の聖地とも呼ばれる石造りの寺院。ブータンの魅力をご紹介しましょう。

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断崖絶壁に建てられた「虎の巣」と呼ばれる寺院

「虎の巣(タイガー・ネスト)」

「タクツァン」は現地の言葉で「虎の巣」を指す言葉です。実際に虎が生息しているわけでなく、ある伝説にもとづいてつけられた名前です。

その伝説とは、ブータン仏教の父パドマ・サンババの物語。8世紀にブータンの地を訪れ、チベット仏教を広めたと言われています。数々の伝説がありますが、その中でも驚いたのはこの地には虎に乗ってやってきたということ。

現在ではブータン仏教最大の聖地として、国内外から多くの仏教信者がこの地にやってきます・・・が、その道は決して楽な道ではありません。

「タクツァン僧院」があるのは断崖絶壁。標高3000mを超える山道を登らなければなりません。現在でこそ歩道が整備されたものの、それでも登山口から僧院まで3時間近く歩く必要があります。

しかし、登った後にはとびっきりのご褒美も待っています。天気の良い日は、ネパールのヒマラヤ山脈を眺めることができ、大自然の美しさを存分に味わうことができます。

世界一の幸せは、確かに山道の先にあるかもしれませんね。

(photo credit: rajkumar1220 via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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ついに明日は第100問!記念すべき問題はこちらの絶景。世界で最も有名な絶景スポットの一つです。答えは次の記事でお伝えします。どうぞお楽しみに!

正解を見る »

▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!

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