シリア | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Fri, 16 Dec 2016 02:51:40 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 【VOYAGE特集2】必要なのは「実践」と「証言」。世論を動かす私たちのアクション――認定NPO法人世界の医療団 事務局長 畔柳奈緒さん https://eedu.jp/blog/2016/12/16/voyage2_kuroyanagi/ https://eedu.jp/blog/2016/12/16/voyage2_kuroyanagi/#respond Fri, 16 Dec 2016 02:47:02 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=42252 「“難民”という名の人はいません」 難民という言葉でひとくくりにしてしまうと、問題の大きさや一人ひとりの背景にある人として大切なものが何も見えなくなってしまいます。彼らは昨日まで私たちと何一つ変わらない生活を過ごしていた […]

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「“難民”という名の人はいません」

難民という言葉でひとくくりにしてしまうと、問題の大きさや一人ひとりの背景にある人として大切なものが何も見えなくなってしまいます。彼らは昨日まで私たちと何一つ変わらない生活を過ごしていた、一人のひとなのです。

支援の現場で大切なことは、彼ら一人一人に向き合い、耳を傾けること。そしてそれを汲み取り、必要な支援を提供し、彼らの言葉を代弁すること。こう教えてくれたのは、国や人種にとらわれず、国境を越えて医療支援活動を行うインターナショナルNGO・世界の医療団の畔柳奈緒さん。

「医療支援」と「証言/アドボカシー」を使命にかかげ、事務局長として活躍される畔柳さん。これまでどんな困難があったのか。そして私たち、日本人にできる支援とは一体どんなことなのか。

畔柳さんの想い、そして素顔に迫ります。

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社会に貢献できる仕事を探して

ーー国際協力活動を始めたきっかけは何だったのですか?

きっかけは仕事を探しているときに、世界の医療団日本がフランス語の出来る人材を募集していたからです。偶然たどり着いたとも言えると思いますが、ただ、振り返ると来るべきして辿り着いたのかもしれません。

大学生ではフランス文学科に在籍し、歴史、特に労働運動を専攻しました。フランスに留学して1870年代の労働階級による権利を主張する運動について主に学びました。

フランスでは今も日常的にストがありますが、労働者の権利を主張するストもあれば、国際問題に意義を唱えたり、社会的な主張したりするために多くの人が道に出てデモ活動をします。“権利”とか“声を上げること”などは、過去の労働運動を学んだり、また現代のフランスで生きて身についてきたのだと思います。

2003年にアメリカ軍がイラクへ侵攻した時にもフランスに住んでいましたが、その阻止のために国際社会や、世論を動かそうと、市民たちが道へでて声を上げていましたが、私も友人らと一緒に加わったりしました。

その後、日本に帰国し、就職活動をするにあたって、フランス系の企業を見ている中に、世界の医療団を見つけて、どうせ働くなら社会に貢献したい、と思い応募しました。そこから今に至ります。それまで国際協力や社会的な活動には関心はありましたが、プロフェッショナルとしての経験はなかったので、飛び込んでみようという思いはありました。

ーー世界の医療団で働くことについて家族からの反対はなかったのですか?

私の場合は全くなかったです。むしろ応援してもらっています。

今でこそ事務局長という立場ですが、以前は支援現場に行くことも多かったです。バングラデシュ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、マダガスカルなど多くの国へ行きましたが、家族から行くなと言われることはありませんでした。

私より母の方が先にカンボジアへ行ったことがあったりとか、家族の中にも社会的な仕事に就いている者もいたりします。どちらかと言うとリベラルな家風ですし、反対などは全くなかったですね。

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国内外、どちらの問題からも目を逸らさずに

ーー世界の医療団の中で畔柳さんはどんな仕事をメインに行っているのですか?

私の仕事はまさに雑多で、本当に色々なことをしています。世界の医療団日本の事務局とその事業全般を支えていくのが仕事であり、新規事業の立ち上げに関わることもあれば、資金調達のチームと働くこともありますし、会計の書類に目を通して何らかの判断をすることもあります。

私は、世界の医療団の主役は基本的に医師、看護師、臨床心理士、翻訳などのノンメディカルも含めたボランティアだと思っていますので、彼らに能力を発揮してもらうために、より良く支える仕事をしていければと思っています。

団体として取り組むべき課題もたくさんあります。例えば今回のプロジェクトのように難民問題は深刻さを増しています。私たちにできることは、それが小さいことであっても、どんどんやっていかなくてはいけない状況です。

日本国内でも、東京ではホームレス支援を実施していますし、4月の熊本での地震の後は支援活動を展開しました。ニーズがあれば、支援するというのが私たちのスタンスです。もちろん、資源と能力の限りにおいてですが。

ーーインターナショナルNGOとして、ネットワークとして取り組むグローバルな課題と、日本の国内の支援がありますが、どういった関わり方をしているのでしょうか?

国外の難民へ対する支援と日本のホームレス支援、どちらに問題意識があるかという質問については「どちらも」です。どちらへの支援でも同じ課題を解決するために戦っているからです。そこに、私の中には大きな区別はないです。逆に、国や枠にとらわれずに活動できるからこそ、この団体が好きだというのもあるかもしれません。

特定の宗教の信仰者しか支援しない、子ども以外は断る、この国民は助け、こちらは支援できないとか、そのような方針には相応の理由があるとも思いますが、私はおそらく満足できないと思います。「どうしてこのおじさんはダメなの?」って思ってしまうと思います。

様々な理由から具体的な支援ができないことがあっても、少なくとも目をそらしたりせずに、ここ日本でも問題があること、シリアが遠いからといって関係ないと言わないこと、全部同じ時代を生きている今の、私たちの問題、課題なのだと思います。日本のホームレスをめぐる問題と、シリア難民の問題の、どちらかだけを選ぶことはなく、同じ敬意と熱量をかけて活動に関われるのが世界の医療団の特徴でもあると思います。

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いくつもの困難と感動を超えて

ーー団体の活動の中で一番大変だったことは何ですか?

大変だったことは言い切れないほどいろいろありますね(笑)。

海外派遣の数日前に航空券の予約のスペルが旅行会社の手違いで誤っていたことが分かり、あわや数ヶ月準備してきたミッションにボランティアが派遣できない、とか。これは、もちろん無理矢理にでも買い換えてもらい事なきを得ました。また、NGOであっても組織を運営するためには健全な財政状況を保たなければならないので、キャッシュフローには慎重にもなります。

そういった日常的なことはたくさんありますが、一番タフだったのは2008~09年に、派遣していた医師が活動地で誘拐され、3ヶ月以上拘束されたことです。109日後に無事に解放されたのですが、その間は本当に大変でした。

ーー逆に、活動をしていて、一番うれしかったことは何でしょうか?

それもいろいろありますね(笑)。一番は支援の対象者さんでもスタッフでも「やりたいことを実現し、なりたい自分になれた」という姿を見られるのが嬉しいです。

例えば、スマイル作戦という短期の形成外科のプロジェクトがあります。私も良く同行したプロジェクトですが、1週間、10日などでミッションが終るので、手術が成功したとしても、その後、患者さんたちがどんな生活を送っているか知ることが中々難しいんですが、バングラデシュで質的評価のために手術を受けた患者の生活の場所を訪問したことがありました。

元気に学校に通っていたり、近所の子どもたちとはじけるような笑顔で遊んでいたりする姿、また、周囲で喜んでいる家族の様子や母親からの話を聞くと本当に嬉しく思います。

何もかも足りていない難民キャンプの現実

ーーシリア難民の問題・支援活動について教えてください。

私が訪問したフランス北部の町カレーの難民キャンプでは、満足な治療を受けられないまま劣悪な環境に住まい続けている難民の方が多くいらっしゃいました。緊急を要する場合は救急車を呼び、搬送することはできますが、その後、その方が必要な医療を継続して受けられるかというと、分かりません。状況や条件により出来ないこともあると聞いています。

キャンプの中ではほかの団体とも協力して活動しています。私たちはアウトリーチ、パートナーはクリニックの運営などです。私たちのアウトリーチチームはほぼ毎日、広いキャンプの中をいくつかのチームがテントを回ったり、また前日までの活動や情報収集から、気になる患者を訪問したりしています。

こうして人々の中をいくと、キャンプの難民の方々に対して情報が行き届いておらず、実はクリニックがあることを知らない方が多いことに驚かされました。足をくじいた方とか、風邪をひいている方とか、行けば医療を受けられるのに、知らない。もどかしさも感じました。

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キャンプには支援を求める難民がたくさんいます

キャンプにいる皆さん、祖国を離れてきて、先行きの見えない不安で、不満もストレスもかなり溜まっています。小競り合いは決して珍しいことではなく、活動をする上ではチームの安全面にも大きな配慮が必要です。

また、言語の面でも苦労があります。難民キャンプにはシリアなどの中東だけでなく、アフガニスタン、アフリカから来た方々がいました。英語はあまり通じませんし、通訳を連れて行くにも言語が限定できない。その都度、周囲の方々から英語を介すその言語の話者を探します。コミュニケーション1つとっても大変です。このように、医療を提供する以前に改善すべき課題も山積しています。

何もかも足りていない、と感じました。このような状況が欧州の各地で起きています。世界の医療団では今お話したフランスだけではなく、ギリシャ、ベルギー、イギリスなどでもそれぞれの事務局ができる支援を提供しています。

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シリア難民は今も数千キロにおよぶ命がけの移動を余儀なくされています

ーー「医療支援」と「証言/アドボカシー」を使命として掲げている、世界の医療団が担うべき役割とはなんでしょうか?

「医療支援」と「証言/アドボカシー」は、分けて考えられがちですが、その双方を果たしていくことこそ大切という思いで私たちは活動していきます。

私たちは、先にも言いましたが、様々な医療に関わる課題に取り組んでいます。シリア難民、日本社会におけるホームレス支援、震災支援もあります。それらの課題について、ただ支援を行うだけではなく、私たちが実践者として関わりながら、彼らのおかれた状況を語ることも重要だと考えています。

今、グローバルでは15カ国に事務局があり、80以上の国で400近くのプロジェクトを実践しています。こうした背景を持つ私たちだからこそ見え、だからこそ日本で伝えなくてはならない義務を負っているとも考えています。

“難民”という名前の人などいない

ーークラウドファンディングへの意気込みをお聞かせください。

私が出会った“難民”となってしまった彼らは、本当に普通の人たちでした。爆撃を受けて故郷を去った、でも、私たちと何も変わらない普通の人たちです。そうした人たちが何千キロもの距離を移動し、色々な場所に身を寄せています。これからの冬は本当に厳しいです。泥だらけの毛布をかぶり、ぬかるんだ土の上で何か月も過ごしています。

“難民”と聞くと、自動的に、“難民ではない私たちとは違う”という思いが生まれるような気がします。それは確かです。私たちは国を逃れ、帰る当てのない環境にはいません。ただ、それは状況の違いに過ぎず、一人の人として自分の人生を一所懸命生きていることに変わりはあません。“難民”という名前の人などいないのです。

普通に生きてきた私たちとなにも変わらない市民が何百万人も凄惨な暴力により、家を捨て、故郷を去ることを余儀なくされています。これが今の難民のお話です。

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400万人以上の難民が行き場をなくし、適切な支援を受けられずにいます

私たちは支援を担う組織であり、できる限り適切な医療を提供するように努め、同時にこの現実を多くの日本の方へ伝えていく必要があると思っています。

ここまで記事を読んで頂き、シリアから逃れた人々が抱える困難な毎日に更に関心を寄せて頂けたら、私たちの活動にも意味があることだと思います。

また、誰にでも「あなたにしかできないこと」があります。ボランティアとして活動に参加すること、あなたの関心事としてこのことを周りの方とお話をしていただくこと、そして、寄付も支援活動への参加の方法です。今回のREADYFORのプロジェクトについても、是非、一度見ていただいて、応援いただきたいです。

(インタビュー終わり)

『VOYAGE PROGRAM』での挑戦

『VOYAGE PROGRAM』は、国際最大規模のクラウドファンディングサービスを手がけるREADYFORが新たにはじめた国際協力活動応援プログラムであり、世界の医療団は第2回参加団体に選出されました。

畔柳さんたちは「命がけで海を渡るシリア難民400万人を医療のリレーで救いたい!」というプロジェクトの成功に向け、現在活動資金を集めています。

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応援したい方・関心のある方はぜひプロジェクページをご覧ください!

畔柳さんたちの活動を応援する »

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「まだ 私たちは生きています」ーー70回目の終戦記念日に届いた、あるシリア人女性からのメッセージ https://eedu.jp/blog/2015/08/15/sadaqa_syria_message/ https://eedu.jp/blog/2015/08/15/sadaqa_syria_message/#respond Sat, 15 Aug 2015 08:10:21 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=39174 Photo from YouTube 2015年8月15日。今日は70回目の終戦記念日です。 戦争が終わってから70年。平和な社会が当たり前となった日本とは対称的に、今なお紛争が続く国があることをご存知でしょうか? 今回 […]

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Sadaqa syria message

Photo from YouTube

2015年8月15日。今日は70回目の終戦記念日です。

戦争が終わってから70年。平和な社会が当たり前となった日本とは対称的に、今なお紛争が続く国があることをご存知でしょうか?

今回ご紹介するのは紛争が4年も続いているシリアから届いた、ある女性からのメッセージです。

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シリアで今起こっていること

まさか、この紛争がこんなに長引くとは思わなかった。私はこの4年間、何も成長していない。私にも夢があるし、人の為にもっともっと自分の力を使いたい・・なのに何もできていない。

これは、シリア支援団体「サダーカ」のブログで紹介された、あるシリア人女性のメッセージ。

彼女はシリアのトップ大学であるダマスカス大学で日本語を学び、過去には広島・長崎を訪れて日本の戦争と平和について学んだ経験もあります。

そんな女性の目の前にある光景は、今なお続くシリアの紛争。2011年に紛争が始まってから、状況は悪くなるばかりです。

「シリアと世界の平和を願って」

そんな彼女の想いは、シリア支援団体「サダーカ」の協力のもと、60秒の映像として公開されました。

『あるシリア人女性からのメッセージ ~70回目の終戦記念日に シリアと世界の平和を願って~』 – YouTube

彼女の想いが、平和に対する願いが、一人でも多くの人へ届くように。

よかったらぜひ動画をご覧いただき、たくさんの方へシェアよろしくお願いします!

[via. シリア支援団体「サダーカ」]

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9月3日までに25万回再生を目指せ!Youtube動画をシェアしてシリア難民の子どもたちにサッカーコートを届けよう https://eedu.jp/blog/2014/08/16/syrian-children-fight-war-with-play/ https://eedu.jp/blog/2014/08/16/syrian-children-fight-war-with-play/#respond Sat, 16 Aug 2014 01:02:50 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=32633 「25万回動画が再生されれば、シリア難民の子どもたちが安心して遊べるサッカーコートを届ける」 これはインターネットの持つ可能性に挑戦する「GoBoka Play」の新しいキャンペーンです。 今回は、このYoutubeを活 […]

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GoBoka Play

「25万回動画が再生されれば、シリア難民の子どもたちが安心して遊べるサッカーコートを届ける」

これはインターネットの持つ可能性に挑戦する「GoBoka Play」の新しいキャンペーンです。

今回は、このYoutubeを活用した社会貢献活動をご紹介します。

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ゴールは9月3日までに25万回

Matthew Butlerさん、 Jenny Ljungさん、 Joel Robbinsさんの3人が立ち上げたGoBoka Playは、ポジティブなストーリを広めることを通じて世界を変えることを目的としたYoutubeチャンネル。

そんなGoBoka Playがカラーボムで遊ぶシリア難民の子どもたちの姿を映した最新動画「Syrian Children Fight War with Play」を公開、もし9月3日までに25万回再生された際には、Make Life Better FoundationGuerrilla Aidの協力のもと、子どもたちが安心して遊ぶことができる芝のサッカーコートが寄付されます。

[Syrian Children Fight War with Play | Exchange for Views Group Will Donate Futbol Field – YouTube]

UNICEFの発表によると、これまでに650万人のシリア人の子どもたちが国内の内戦によって何らかの影響を受けており、その多くが衛生状態が悪く、教育を受けることもできずに隣国へ避難している状況。今回の動画は約100万人のシリア難民が暮らすレバノンのベイルートで撮影されました。

ユーチューブページでは今回の活動についてこのように説明されています。

私たちはユーチューブの視聴者がお金を寄付する以上の力を持っていると信じています。私たちはあなたがSNS上でフォロワーに対して影響力を持っているのを知っています。この動画をシェアし、あなたのフォロワーにも同じことをするように頼むことで、あなたはシリアの子どもたちに贈り物を届ける活動の一部となることができるのです。

8月13日に公開された動画の再生数は、16日現在までに約1万回ほど。シリアの子どもたちのもとにサッカーコートが届くよう、ぜひ皆さんも活動に参加してみてはいかがでしょうか?

参加する方法は簡単。以下の動画を再生する、ただそれだけです。

[Syrian Children Fight War with Play | Exchange for Views Group Will Donate Futbol Field – YouTube]

[The Huffington Post]

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“世界で最も貧しい大統領”ーーウルグアイのムヒカ大統領が、シリア難民の子供たち100人のために家を解放 https://eedu.jp/blog/2014/05/26/the-world-poorest-mujica-president-open-house-syria-orphans-uruguay/ https://eedu.jp/blog/2014/05/26/the-world-poorest-mujica-president-open-house-syria-orphans-uruguay/#respond Sun, 25 May 2014 22:30:36 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=29650 今もなお内戦が続く中東・シリアでは、200万人を超える紛争孤児の受け入れ先が大きな問題となっています。 そんな中、”世界で最も貧乏な大統領“として知られるウルグアイのムヒカ大統領が先日、100人の […]

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今もなお内戦が続く中東・シリアでは、200万人を超える紛争孤児の受け入れ先が大きな問題となっています。

そんな中、”世界で最も貧乏な大統領“として知られるウルグアイのムヒカ大統領が先日、100人のシリア内戦の孤児のために、ウルグアイの自身の家を解放したと報道されました。

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世界から称賛を浴びた衝撃的なスピーチ

2012年に開催されたリオ会議(地球サミット)でのスピーチで、ムヒカ大統領の名は世界中の人々に知られることになりました。

我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません。政治的な危機問題なのです。現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。

私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことをわかってほしいのです。根本的な問題は、私たちが実行した社会モデルなのです。そして改めて見直さなければならないのは、私たちの生活スタイルだということ。

この演説は全世界から絶賛され、その後の各国の政治的リーダーが集う国際会議での議論の変換にも大きく影響しました。

受け入れるのは100人だけど大事なのはその姿勢

現在、シリア内戦から逃げてきた難民の人たちは中東の国連難民キャンプ(UNHCR)で日々苦しい生活を強いられています。

国連は、その子供の親族と一緒でなければ引き渡しはできないので、ウルグアイのムヒカ大統領の家へは、約100人の子供たちとその兄弟やいとこが同行するそうです。

2011年に紛争が勃発して以来、既に200万人以上の難民が国を後にし、隣国のトルコや、ヨルダン、レバノンなどへ行かざるを得ない状況になりました。

ドイツは1万人、ブラジルは2千人のシリア難民に対して移民ビザを提供。その一方でムヒカ大統領は100人の孤児ですが、一国のトップが自らのプライベートの家を受け入れ先として解放した例はこれが初めてでしょう。

ムヒカ大統領の今回の決断には頭が下がるとともに、今後は、先進国による積極的な移民の受け入れ、そして何より、シリア内戦の早急な終戦を望みます。

PolicyMic

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途上国で灯油ランプの代わりとなるか! ポータブル太陽光充電器「WakaWaka」 https://eedu.jp/blog/2014/05/16/solar-for-syria-wakawaka/ https://eedu.jp/blog/2014/05/16/solar-for-syria-wakawaka/#respond Thu, 15 May 2014 23:00:07 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=29058 トジョウエンジンでもたびたび取り上げる途上国における電気のアイデア。 今回紹介する「WakaWaka」はLEDライトが付いたポータブルな太陽光充電器です。エネルギー効率が悪く、健康にも悪影響を及ぼすこともある灯油ランプに […]

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トジョウエンジンでもたびたび取り上げる途上国における電気のアイデア

今回紹介する「WakaWaka」はLEDライトが付いたポータブルな太陽光充電器です。エネルギー効率が悪く、健康にも悪影響を及ぼすこともある灯油ランプに取って代わるかもしれません。

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需要が多く、One for Oneモデルを採用

NGO団体「International Rescue Committee (IRC))」とオランダ災害支援団体「Stichting Vluchteling」と協力し、内戦の中にあるシリアへの支援としても活用が摸索されています。

前述の団体によって「WakaWaka」が 配布されており、昨年に関してはシリア難民を中心に26000個以上が手に渡っているとのこと。

しかし、需要が多いことから、One for Oneのモデルを取り入れ、一つ買うと、一つが現地支援として配布されるようになっているのです(ウェブサイト参照)。

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WakaWakaは元々、世界のエネルギー貧困の解消で生まれたプロダクト。中東含め、アフリカでも普及を目指すものとなっていくのでしょう。

ソーラー発電はかっこいい! 太陽光を使った最新のスマートフォン充電器8選」という記事でも触れているので、ぜひいろんなプロダクトをご覧になってみてください。

[Solar For Syria]

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常識を変えて、シリア難民を救う! 積み重ねて運ぶシェルター「Exo Shelter」が資金調達中 https://eedu.jp/blog/2014/03/14/exo-shelter-reaction-housing/ https://eedu.jp/blog/2014/03/14/exo-shelter-reaction-housing/#respond Thu, 13 Mar 2014 22:30:47 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=26072 積み重ねて移動させることができる災害時用の緊急シェルター”Exo Shelter”を、シリアの難民キャンプで試験導入するプロジェクトがインディゴーゴーでクラウドファンディングに挑戦しています。 重 […]

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積み重ねて移動させることができる災害時用の緊急シェルター”Exo Shelter”を、シリアの難民キャンプで試験導入するプロジェクトがインディゴーゴーでクラウドファンディングに挑戦しています。

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重ねることで問題を解決

現在、災害時用シェルターは、1度に多くを輸送するため、現地で組み立てるものが主流となっています。しかし、そうすると現地でシェルターの組み立てに時間がかかるため、結果としてシェルターの利用が遅れるという問題がありました。

この問題を解決するために開発されたのが、”Exo Shelter”。まるでバケツのようにそれぞれのシェルターを無駄なく重ねることを可能にしました。これによって現地で組み立てる必要がないと同時に、輸送時のスペースを最小限に抑えることができます。

Exo Shelterは4人が快適に生活できるよう設計。シェルターに取り付けられた半透明のパネルから自然光を取り入れることができたり、断熱材によって部屋の温度が一定に保たれていたりと、住む人への配慮が行き届いています。

また、シェルターが1度だけではなく、繰り返し何度も使用できるよう設計されているのも特徴の1つ。

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現在インディゴーゴーで資金調達中

Exo Shelterは、もともとハリケーン・カトリーナの被災者に向けてデザインされました。その後、8年をかけて徐々に今の形へと改善。今回、開発チームは次のステージとして、シリア難民キャンプにおけるシェルターの試験導入を決定しました。

このプロジェクトによって5戸のExo Shelterがシリア難民キャンプで生活する家族へと送られる予定です。チームは現在、インディゴーゴーでこの試験導入のためのクラウドファンディングに挑戦しています。

みなさんもぜひ、次世代の緊急用シェルター開発を応援してみてはいかがでしょうか?

[Inhabitat]

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シリア難民の子どもたちに向けた教育支援ーー英国開発省、レバノンとヨルダンの学校とパートナーシップ提携を発表 https://eedu.jp/blog/2014/01/29/uk-schools-support-syria-children-education/ https://eedu.jp/blog/2014/01/29/uk-schools-support-syria-children-education/#respond Tue, 28 Jan 2014 22:30:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=23175 Photo: Gordon & Sarah Brown 中東シリアでは、内戦が始まって3年近く経った今も、激しい戦闘が続いています。しかし、それと同時に日々増え続けている難民の数は200万人以上とも言われています […]

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Photo: Gordon & Sarah Brown

中東シリアでは、内戦が始まって3年近く経った今も、激しい戦闘が続いています。しかし、それと同時に日々増え続けている難民の数は200万人以上とも言われています。

そんな中、英国開発省(DfiD)が先日、レバノンとヨルダンの、シリア難民の子どもたちの教育支援を英国の学校と提携して行なうプログラムを発表しました。

SPONSERD LINK

イギリスの高校の生徒も参加

今回のイニシアチブは、シリア難民の子どもたちのために、イギリスの高校がレバノンとヨルダンの高校とパートナーシップを提携。高校の生徒たちは、スカイプや手紙などを通じて、シリアの生の声を聞き、お互いの経験を共有し合います。

その学校の先生たちも同じように対話し、シリア難民の子どもたちへの教育手段を一緒に考えるのです。e-Educationプロジェクトも、中東ガザ地区で活動しており、これと同じく物理的な’壁’をテレビ電話を駆使して乗り越えています。

この取り組みではまず、25万人以上のシリア難民の子どもたちがいるレバノンの学校で開始されます。

私たちにできることは何か?

グリーニング国務長官は、こう言います。

シリアでの戦闘が続いているからといって、これが子供たちの教育を妨げる理由になってはならない。シリアの隣国の先生たちは、生徒たちの出身に関わらず、毎日忙しく教えている。文化や言語の違いに日々困っている。今回のプログラムで、少しでもイギリスが教育支援の助けになれれば幸いです。

すでにレバノンの20の学校との連携が決まっており、今後2ヵ月でイギリス国内でプログラムに参加したい学校を探します。

このように、今後も国境を越えた国際協力の仕組みが増えていくことに期待したいです。

[GOV.UK]

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【絶景Q】No.027 世界最大の市場を守り抜いた城のある街。シリアの世界遺産「古都アレッポ」 https://eedu.jp/blog/2013/05/23/zekkei_q027/ https://eedu.jp/blog/2013/05/23/zekkei_q027/#respond Wed, 22 May 2013 23:30:08 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=8803 アレッポという街をご存知でしょうか? 今から5000年以上前に誕生した世界最古の都市です。シルクロードの末端とも言われるこの都市では商業が栄え、多くの人々を受け入れてきました。 異国の文化が混ざり合うアレッポの街。その歴 […]

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アレッポという街をご存知でしょうか?

今から5000年以上前に誕生した世界最古の都市です。シルクロードの末端とも言われるこの都市では商業が栄え、多くの人々を受け入れてきました。

異国の文化が混ざり合うアレッポの街。その歴史を紐解いていきましょう。

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世界最大の市場「スーク」と最強の砦「アレッポ城」

アレッポは現在も人が賑わうシリアの街。文化や商業の交流地点として、様々なモノが集まり、「スーク」と呼ばれる世界最大規模の市場が今も存在しています。

石造りの屋根が並ぶ美しい町並み。その屋根の下にあるお店では、日用品から観光物まで幅広いモノが売られています。

古くから変わらない「スーク」の賑わい。商業の中心的な場所であったアレッポはの市場は、常に周りの国から狙われる場所でした。

そんな外部からの攻撃を耐え抜いてきた「アレッポ城」。高さ50mの丘の上に建てられた城には、敵から市民を守るための様々な工夫が施されています。

市民たちがすぐ避難できるような地下通路を作り、市民を城内でかくまうことができるよう、城の中に住民が生活できる空間を作り出しました。

他にも城への入り口を一本の細い橋のみにするなど、あらゆる攻撃を想定して城を設計し、その結果、数十回を超える侵略から見事に耐え抜きました。

にぎやかな市場の中心にある誇り高き城。5000年前に生まれた街は、今も外からの文化を受け入れながら、新しい歴史を作っています。

(photo credit: james_gordon_losangeles via photopin cc

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第28問は、こちらの写真。非常に有名な、大地に描かれた超巨大画。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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