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【企業インタビュー】エストらしい社会貢献とは?「探求のあかり基金」を通して途上国の若者を支援する想い

花王グループのプレステージ化粧品ブランド「est(エスト)」(以下エスト)は持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、2022年より私たちe-Educationの活動をご支援してくださっています。

 

具体的には、都市部と地方部において教育格差の著しいバングラデシュやフィリピンで、地方にいる若者たちの教育支援のためにエスト製品の売上の一部をご寄付頂いており、映像授業などの教育機会創出に貢献いただいています。

 

探求するすべての人の、あかりになりたい。」そんな想いで始まった「探求のあかりプロジェクト」は2022年からの3年間でe-Educationへのご寄付を通してアジアのたくさんの子どもたちに学ぶ機会を提供して頂きました。

◆エスト 
「エビデンスベースの皮膚科学で一人一人の真実の美しさを引き出し、年齢にとらわれない自由な生き方を応援する」というパーパスのもと、スキンケアを中心としたさまざまな商品を提案しています。

2023年度にはさらなる途上国教育支援の一環として、大学入学後も経済的に大学へ通い続けることが困難な大学生への奨学金として資金を活用する「探求のあかり基金」をエストと協働で設立いたしました。

 

先日、花王本社にて応募者総勢400名の中から選ばれた24年度の奨学生を歓迎するセレモニーが行われ、その後エストのブランドマネジャーである清原麻紀子様と弊団体副代表である坂井のインタビューが実現しました。

 

日頃の温かいご支援への感謝を伝え、この活動を始めたきっかけや私たちを応援してくださっている想いなどについて伺いました。

「True to you」というブランドメッセージを考え、エストらしい支援は教育だった

ーー(坂井)最初にご連絡いただいたのが2021年頃だったと思います。そこから何度かお話しを重ねていく中で、e-Educationへのご寄付を決めていただいたと思うのですが、複数の候補からe-Educationに決めていただいたきっかけは何だったのでしょうか?

「True to you」というブランドメッセージを考え、エストらしい支援は教育だった

「True to you」というのがエストのブランドメッセージなのですが、この「True to you」には2つの意味が込められています。1つは、確かな「真実」を基にした商品をお届けするということ。データや研究に基づいたエビデンスベースの商品を届けるというブランド誕生時より大事にしている考え方です。

もう1つは、一人一人に眠る「真実」の美しさをともに磨く、つまり潜在的な美しさを引き出す存在でありたいという、ダブルミーニングになっています。

 

エストが大事にしている事実や真実を突き詰めるにしても、探求心がないと新しいものを発見できませんし、そのためにはやはりベースとなる知識がないと真実に辿りつけないので、まずは知識を育む教育支援というのがエストらしい支援だと考えています。

ーー寄付をご検討されていた中で日本国内という選択肢もあったと思うのですが、フィリピンやバングラデシュといった途上国を選ばれた理由はあったのですか?

エストは日本国内を中心に展開しているブランドではありますが、同じアジア圏の一員として、日本国内だけではなく、「アジアの皆さんの幸せ」に携われる取り組みにしたいと考えました。アジア全体で幸せになる道を目指して、国内に限定しない支援を探りました。

「いつもの行動が誰かのために」商品を買うことを通した支援

エストのカウンターで配布した「探求のあかりプロジェクト」のリーフレット

ーー探求のあかりプロジェクトが2022年に始まってから3年目の取り組みになると思いますが、お客様や店舗の方など、社外の皆様の反応はいかがですか?

 

そうですね、お客様にはリーフレットを通じてお伝えをしているのですが、とても共感いただいていて、「この商品を買うことで途上国の恵まれない子どもたちに貢献できていることが嬉しい」というお言葉ですとか、「いい活動ですね」などの好評価をいただいています。

 

「商品を買う」といういつもの行動で途上国の子どもたちの支援に協力できることがうれしいという声も耳にしています。

 

また、社会貢献活動の発信をしていく中で、今までは取り上げられなかったタイプのメディアから問い合わせがあったことも驚きでした。新しい取り組みをしているからこそ、今までエストの情報が届いていた層とは違う層のお客様にも認知が広がったのかな、と思います。

 

 

ーー社外の方から良い反応を頂けて私たちもとても嬉しいです。社外の方だけでなく、社員の皆様や美容部員の方など、社内の反応はいかがですか?

 

実際に社内報でも取り上げられたことがあり、少しずつ取り組みの認知度が広がっている感じがします。

 

社内のアンケートでも「製品がとてもよいのはもちろんですが、同時に社会貢献できる活動が魅力的。」と言ってくれています。

 

社内も社外も多くの方に共感して頂いている取り組みなので、もっと多くの方に知って頂きたいのですが、今はまだまだ認知がされていない段階なので、認知を広げられるようにしたいと思っています。

寄付だけで終わらない支援の形。一緒に作り上げられる団体を探していた

ーーそんなエスト様の想いのこもったプロジェクトにご一緒させて頂けて光栄です。プロジェクトを通して多くの議論や社内講演会なども実施させて頂きました。議論や講演会を通して、e-Educationメンバーに対してはどのようなイメージがありますか?

寄付だけで終わらない支援の形。一緒に作り上げられる団体を探していた

24年度奨学生表彰セレモニーの様子
 

寄付をして終わりになっている取り組みも中にはある印象も受けます。寄付した団体が今どうなっているのかや、寄付された方々の様子など、受益者の顔が見えるような関わりを持ちたいと思っていました。

 

そう考える中で、e-Educationは新奨学生の紹介セレモニーの機会を作ってくださり、寄付した先の受益者の方の顔がわかる形でレポートしてくださるのでとても素晴らしいなと思っています。

 

議論の機会や現地と繋がる機会があることで、私たちエストも「実際にこういうことに活動していただいているんだ」と肌で実感できたり、「もっとこういう活動が求められているんだ」と勉強になっているので本当に貴重な機会に感謝しています。

 

やはり、支援は一回で終わりではなく、密なコミュニケーションを取りながら継続的にディスカッションを通じてプロジェクトを発展させていける団体とご一緒したいという話を、チーム内でもしていました。寄付先を選ぶ際、e-Educationの皆さんとは一緒にディスカッションしながら進められそうだと感じました。

 

 

ーー私たちもエストの皆さんが積極的にディスカッションをしてくださったり、今日のようなセレモニーの場にご出席頂けるので、一緒にプロジェクトを進めさせて頂いている感覚があります。寄付先を決める前から寄付を渡すだけではない支援をお考えだったのでしょうか。

 

はい。寄付するだけで終わらない社会貢献活動を一緒に作り上げてくださる団体を探していました。団体をいろいろ探しているときに、直接何団体かインタビューなどのやり取りをさせて頂いたのですが、人柄も含めてお会いした中からe-Educationさんに決めさせて頂きました。

 

 

ーーe-Educationの人だったり、文化まで含めて寄付先に選んで頂きありがとうございます!最後になりますが、「探求のあかりプロジェクト」に関して、今後の展望だったり、挑戦していきたいことをお聞かせください。

 

実際にこの活動を知っていただくと本当に皆さんに共感いただいて「こんなこともやってるんだ。知らなかった。応援したい。」と言ってくださる一方で、まだ知らない人はたくさんいるところが課題だと思います。

 

まずはエストの周辺にいるお客様からにはなってしまいますが、もっと知っていただくという活動をやっていきたいなと思っています。

 

寄付自体は年1回になりますが、1年に1回寄付するだけだとこの取り組み自体忘れられてしまうので、社内外に向けては継続的に「e-Educationに寄付しましたよ」「寄付はこういう風に使われてますよ」「今年の奨学生が決まりましたよ」などのように年間を通じて定期的に情報発信していき、活動をより見える化していきたいと考えています。

【探求のあかりプロジェクト特設ページ】https://www.sofina.co.jp/est/esg/

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