photo credit: shyb via photopin cc
トジョウエンジンでは以前から、イスラエルに関する記事をグッドアイデアとワンダーライフでご紹介してきました。
グッドアイデアでは、毎月定額支払いでコーヒーが飲み放題になるコーヒーショップ「CupsTelAviv」や運転中も使用可能なスマートフォン「Voyager」、ワンダーライフでは、公式ゆるキャラの「シャロウムちゃん」などについてお伝えしました。
とてもユニークなアイデアが飛び出す国、イスラエル。今回は、世界で一番革新的なイスラエルの企業7社をご紹介します。
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1. Sodastream
数年前まで全くの無名ベンチャーだった「Sodastream」。現在、世界最大のDIY炭酸飽和メーカーとなり、世界45ヶ国6万以上のアウトレットに「家庭ソーダ製造機」を提供しています。
2. Xsight Systems
滑走路に落ちている破片やゴミを飛行機が吸い込み、それらを取り除くのに、航空業界は年間約130億ドル使っているのを知っていますか。「Xsight」の残骸を取り除くシステムは、最善の解決策として市場に大きく出てきました。
レーダーと電気工学テクノロジーを駆使し、残骸などを自動的にに発見してくれる機能を持っています。ボストンのローガン空港が2009年にXsightのシステムを導入し、パリのシャルルドゴール空港とスワンナプーム空港も2012年に取り入れました。
3. Waze Mobile
クラウドコンピューティングとGPSを活用して作られた「Waze Mobile」は、既にスマートフォンの便利アプリとして有名かもしれません。
地図データと3000万人以上のユーザーが投稿する情報を分析し、渋滞回避ルート、道案内、そしてガソリンの価格までもリアルタイムで知らせてくれる優れものです。
4. Galil Software
イスラエルのアラブマイノリティは、技術系の仕事場で過小評価されています。
しかし、そんな現状は「Galil Software」によって変えられてきています。同社は、R&D(研究と開発)のアウトソーシング(自社の業務を、それを得意とする外部の企業に委託すること)とソフトウェアサービスに関して、イスラエルでは代表的な企業となっているのです。
現在では150のアラブ人エンジニアを雇い、昨年は「若いアラブ人に高度な技術業界での仕事のチャンスを与えている」として総理大臣からイノベーションアワードも受賞。
5. TaKaDu
「TaKaDu」システムは、既存のデータとそれ自身のアルゴリズムを用いて水漏れ、破裂、地帯違反、エラーと非効率性をリアルタイムで発見します。
同社の一番大きなクライアントは、約900万人に水を提供しているイギリスのテムズ・ウォーター。昨年は、ラテンアメリカ、オーストラリア、そしてヨーロッパ各国に活動を拡大しました。
6. Kaltura
ITベンチャー「Kaltura」のオープンソースのビデオプラットフォームは、15万以上もの出版、メディア、教育系サービス関係者から利用されています。
ウィキペディアもこのサービスを利用しており、何億ものページにおいて、ビデオ閲覧を可能にしているとのことです。
7. Pythagoras Solar
イスラエルの太陽光発電市場は、現在急成長中。その中でも特に注目の分野は、ベンチャー企業が中心になっている世界初の透明な光電子ガラス「Pythagoras Solar」です。
昨年から導入が始まり、「ソーラーウィンドウ」は太陽光発電パネルにもなっているとのこと。同時に日差しを自然に遮ってくれる機能も付いています。
いかがでしたでしょうか?
イスラエルは意外にも我々の生活の中心部を担っているサービスを提供してくれる企業が生まれた国でもあります。まだ内戦国ですが、既に多くのベンチャー企業が水や電気などのインフラ分野で活躍しています。
将来的に「中東のシリコンバレー」と呼ばれる日も遠くはないかもしれません!
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