アフリカや東南アジアが「ネクストマーケット」として騒がれていますが、いま中東やアフリカで急成長しているベンチャー企業の進出も忘れてはいけません。
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多種多様な職業が存在するアフリカで、エジプトのスタートアップ「splinter.me」が、求職者と雇用者を画期的にビッグデータを用いてマッチングさせるアプリを開発しました。
ビッグデータとソーシャルネットワーク
「splinter.me」は、インターネット上に出回る個人情報を15個のオンラインソーシャルプラットフォームから収集。そして求職者のプロフィールを作成し、「オンライン履歴書」を発行します。
フェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)に限らず、求職者の情報をできる限り集め、そこから自動的に合った仕事を紹介してくれるのです。
自分のスキルを調べてくれる
仕事を探しているあなたがもし、ウェブ開発者、ウェブデザイナー、プログラマーだとしたら、仕事をする際に様々なツールを使っていることは間違いありません。
それらのツールの使用履歴や使用率から、その求職者がどのような技術的スキルを持っているのかについてもカテゴライズしてくれます。ここでもSNSと繋がっており、Photoshopなど技術の中でもデザインなのか、プログラミングなのか、といった中身まで叩き出してくれるのです。
個人の趣味から職探しに活用!?
「splinter.me」を使うと、求職者の関心事を調べ、同じような趣味を持っている人とつながる事ができます。さらに、関心事が変わるごとに、オンライン履歴書は、最新のテクノロジーを使って自動更新されていく仕組み。
例えば、今自分が「途上国のビジネス」に関心がある、と履歴書には書いてあるとします。しかし、ネット上で「日本の食べ物」に関する記事に「いいね!」を多く押していたり、ツイートしていたりすると、自動的に履歴書の趣味が変わるようなシステムとなっているのです。
ソーシャルネットワークを一変させる!
実は、これらのサービスと非常に似た有名なサイトが既に存在します。それは、みなさんも使っているかもしれないビジネスSNS「LinkedIn」です。
しかし、「splinter.me」の最大の特徴は、LinkedInやフェイスブックなど、ほぼ全てのソーシャルネットワークから情報収集するということ。LinkedInはビジネスマン向けですが、そこでのネットワークは基本的に”LinkedIn上”だけに限られています。
「splinter.me」は、今年9月にリリースされて以来、既に1200人超のユーザーがいます。エジプト生まれのスタートアップが先進国の雇用市場を一変してくれる日も近いかもしれません。
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