1箱たった1ドルの衛生ボックス！ 2万人のインドの子どもたちを救う「Masti Clean Box」

貧富の差が激しい南アジアの国、インド

WHOによると、インドでは実に、15秒間に1人の幼い命が奪われているとのこと。一番の理由として、貧困家庭での衛生状態の悪さが影響していると考えらています。それに伴い、衛生管理の重要性を知らない子供達の教育不足も深刻化。

今回ご紹介する「Masti Clean Box」は、このように衛生面に関して満足な教育を受けられずに様々な疾病におかされてしまうインドのストリートチルドレンに向けた画期的なプロダクトです。

ヒンディー語で「Masti」とは「楽しい」という意味。子供達でも気軽に、楽しみながら衛生上の様々な知識を教えてくれ、さらにそのための道具が入った優れた衛生ボックスです。

全部で5つの衛生面を改善してくれる道具が入っています。それぞれイヤホン、爪切り、ハンドクリーム、くし、そして石けんです。

子どもたちの視点から作られた「Masti Clean Box」

しかしながら、衛生教育を行いたいと思っても、相手は小学生の子どもたち。そこで「Masti Clean Box」はそんな子どもたちでも楽しめるように、5つ全ての道具に合わせて作られたインド風キャラクター達が存在します。この個性あるキャラクターのイラストと一緒にひとつひとつの道具の使い方と重要性を学びます。

1個1ドル衛生ボックスが、途上国を救う！

このボックスは1個1ドルと低価格。米クラウドファンディングサイト「indiegogo」では昨年、約5000ドルを集め5000個の「Masti Clean Box」がインドのスラム街の子どもたちへ送られました。

ボックスの中身は非常にシンプルですが、このように当事者の目線に立って行う途上国支援の形はますます必要なものです。このようなアイデアを応用して、たくさんの発展途上国でも同じ様な衛生ボックスを送る取り組みは行われていってほしいと思います。

[via indiegogo]