アフリカはザンビア。そこに1棟のコミュニティセンターが建設されました。
建設したのは、Amy Woodell(エイミー)さんが代表を務める「Clothed in Hope」というNPOでした。ザンビアにおいて教育や職業支援、女性のエンパワーメントを通じて、見た貧困のサイクルを断つことを目的として活動しています。
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80%の国民が1日1ドル以下で生活する「ザンビア」
ザンビアは、平均寿命が46歳、80%もの国民が1日1ドル以下で生活している国です。加えて、特に女性の教育や雇用に関しては大きく格差が開いたままとなっています。
コミュニティセンターで職業訓練を受ける女性たち
2年前にザンビアを旅したエイミーさんは、サウスカロライナ大学を卒業後、現地での最初の職業トレーニングを実施するために、ザンビアへと向かいます。
職業訓練用のコミュニティセンター設立
そして、職業訓練をするために「Chikondi Community Center」というセンターを設立しました。「Chikondi」とは、英語で言う「Love」、つまり女性たちが愛情込めてプロダクトをつくる場所を意味しています。
そこで実際に行ったのは、スラムで暮らす11人の女性に対しての裁縫のトレーニング。このプロジェクトは無事成功し、いまでは手に職をつけ、小商いできるようになったことで、経済的自立が果たせているとのことです。
彼女らは、1日3回食事もできるようになり、子どもを学校に入れることもできるようになるまで至っていると言います。
Etsyに出品されているプロダクト
「Etsy」でプロダクトの販売を!
この活動が順調に行っている理由の1つにクリエイターのマーケットプレイス「Etsy」を活用している点が挙げられます。
世界中のアート/クリエイティブ系にアンテナを立てているユーザーが2000万人ほどいるので、そこで女性のつくったプロダクトを販売することで安定した収入を生み出すことができるのです。
品数もブレスレットやTシャツを中心に450個ほどあり、ザンビアの女性のプロダクトにも徐々にファンがつきはじめているとのこと。
身内や現地のマーケットで売ることももちろん大切ですが、大きなマーケットで勝負していることで、目の利いた人から評価されるチャンスもあります。
今後増えていきそうなNPO/NGOによるマーケットプレスの利活用にもぜひ注目していきましょう。
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