途上国でしばしば問題に上がるHIV、エイズ感染ですが、特に母子感染はまだ弱っている子どもに対して致命的です。
その問題から子どもたちを守るには、迅速な支援が必要となります。しかしアフリカの僻地となると半年や数年かかることも珍しくありません。
ザンビアで行われている試験的なプロジェクトを紹介
そんな中、距離関係なく、治療を進めることができるサービスが誕生しました。今回紹介するのは、「Project Mwana」という南ザンビアで行われている試験的なプロジェクト。
エイズテスト結果をテキストメッセージで送る一連の流れ
母子感染した乳幼児の死亡率は高いという現状
実はザンビアでは、HIVの感染率は14%、全HIV感染のうち母子感染は21%というデータが出ています。母子感染の場合、母親が子どもが感染しているかどうかというのをすぐ知る必要があります。
早期発見に加え、早い段階での治療によって救える可能性も増えていきます。ちなみにユニセフによると、HIV感染した乳幼児の半分が、2年以内に亡くなってしまうそうです。
結果を受け取った医療チームが話し合う様子
テキストメッセージが解決策になる
このプロジェクトは、ケータイのSMSを活用して、エイズテストの結果を伝えるというもの。これによって従来の半分の時間(66日→29日)で結果を知ることができるのです。
このこともあり、国際的なデザインの賞を取るなど期待されています。途上国ではこのようにエイズという問題1つとっても細かいところでアイデアが必要です。
トジョウエンジンでは途上国に驚きや希望を与えるようなグッドアイデアをたくさん紹介しているのでチェックしてみてください!
[Project Mwana via UNISEF]
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