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みなさんはじめまして!e-Educationインドネシアプロジェクト代表の坂井健(さかいたける)です。3月からインドネシアに飛び、新しい教育プロジェクトの立ち上げを担当しています。

今回は、海外嫌いだった僕が発展途上国で活動しているe-Educationプロジェクトに入るまでの物語についてお話したいと思います。「教育」と「途上国」、2つの軸でお伝えしようと思っています。最後までお付き合いいただけたら幸いです。

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自分と、生徒の可能性を開いた「教育」

中学高校と部活に打ち込んでいましたが、「何か新しい事をやりたい!」と、大学生になってからは自分で野球チームを作ったり、起業家の会に入ってみたり、今まで挑戦したことのない世界へ飛び込んでいきました。

様々なことをしている中、自分が一番興味を持ったのは「教育」というテーマ。一番しっくりきたのは塾で講師をやっている時でした。

元々教えるのが好きで始めた塾講師。人の人生に大きく関われるという一種の責任感の重さにやりがいを感じ、そして何より自分の教えている生徒が成長する姿をみて「教育」に可能性を見出していきました。

子供たちの将来を担う最重要部分である教育。「教育は世の中を変えられる!」と強く思いました。

日本にいれば何でもできる

日本は最高に素晴らしい先進国。僕が1年前までこのような考え方を持っていました。たとえ日本にいても海外のことはメディアを通して知ることができるし、海外に行かなくても海も山もあります。

だから海外旅行は好きではなく、海外に行くお金があったら沖縄に行ったり、自分の買いたい物に使っていました。本当に日本にいれば何だって手に入れることができます。

大学1年生で出会ったゼミの先生

大学の1年次、久保先生という方の経済のゼミに配属されました。久保先生に教えてもらったのは、論文の書き方や経済についてだけにとどまりませんでした。もっと大切なもの、それは「日本を飛び出て海外に行け!」というメッセージです。

「日本の中で縮こまっているから世界に追い抜かれていく!GDPは中国にも抜かれてしまった。これからは抜かれてしまうばっかりだ!世界へ出ろ、日本に縮こまるな!」

このメッセージは僕を海外に目を向ける起爆剤となりました。

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新しい発見ばかりだった「途上国」

昨年の夏、仲の良い先輩に誘われ、断れずに「仕方ないなあ」という軽い気持ちでカンボジアに行くことになりました。カンボジアに着いて最初に見たのは上の写真にあるような立ち並ぶ高層ビル。

自分の知ってるカンボジアと違う

自分の持っていたカンボジアのイメージは、建物は木でできていて、毎日水を汲むために数十キロ先の井戸まで行って・・・。本やテレビでよく見る貧しい世界をイメージしていました。

「自分はなんて世界を知らなかったんだ!」

現実を知らなかった自分に、日本で生活する中でメディアを通して世界をわかっていた気になっていた自分に怒りがわいてきました。

「日本から出ないとだめだ!自分の目でもっと世界を見るんだ!」

カンボジアでみた異様な光景

さらにそこでみたのは異様な光景。それはタクシーの運転手が流暢に日本語を話す光景でした。他にもカンボジア語、英語も話すことができるらしい。日本で3カ国語をここまで使いこなせる人間を自分はほとんど知らない…

恐らく自分はこのまま就活すればそれなりに良い企業に入れるだろうし、そのまま不自由のない生活を送り続けるのか。しかし、能力があるのはどっちだ?

英語も満足にできない人間、かたや3カ国語をしゃべる人間。答えは火を見るよりも明らかでした。「途上国とはこういうところなのか」と、自分の裕福さとチャンスの不平等さを同時に悟ったのです。

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「教育」×「途上国」!最高にワクワクした瞬間

e-Educationのことは以前から知っていて、代表の税所をtwitterでフォローしていました。そして11月下旬、ツイートで目にした「新規プロジェクト担当者募集」。

塾講師での経験とカンボジアで感じたことが一気に重なりました。

やりたいことはこれだと思い、一瞬も迷う事なく応募しました。休学とか関係ない、何とかなる!就活とか関係ない、なんとかなる!!告知を見てから返信するまでの所要時間、10秒。

東南アジアの中でも特に人口が多いことから、深刻な先生不足の問題を抱えるインドネシアに行くことに。最近経済成長が著しい一方で、教育格差は大きく教育の行き届いていないところも多い現状。

もしかしたら、未来のエジソンやスティーブ・ジョブズはこの途上国にいるかもしれない!まだ見ぬ途上国の子どもたちとの出会いにワクワクが止まりませんでした。

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「このままでいいや」と思っている人たちへ

僕も去年までこう考えていたので人の事はあまり言えないでが、一歩を踏み出してみてから、海は限りなく広がっていることを知りました。

高度経済成長期に比べて若者の海外離れが叫ばれている現在の日本。殺気漂うフィリピンのスラムを見たことはあるでしょうか?国境を渡るときの緊張した空気を味わったことがあるでしょうか?夕日が沈むアンコールワットの雄大な姿は?

世界をもっと見てみたい!自分の知らない世界をもっと知ってみたい!今から起こりうる未知なる挑戦を前に、日本で1番ワクワクしている自信があります。僕の挑戦はこれから始まります。

みなさんも日本の外に飛び出してみてはどうでしょうか。無限の可能性が広がるワクワクした世界は、きっとあなたの手の届く場所にあると思います。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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