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途上国にも様々な知識ノウハウや情報の継承は大切なことです。どうすれば生産性が上がるのかが気になる農家も入れば、病気の治し方が知りたい母親もいることでしょう。

しかし、文字を読むことができない人が多い途上国では違うアプローチも必要なようです。そこで今回紹介するのは、アメリカのNPO「Literacy Bridge」が開発した、音声で情報を読み上げてくれる機器「Talking Book」です。

辺境の地方で情報のアクセスもなく、電気も不足しているところにこのデバイスは役立ちます。実際にテストもしていて、農業の知識のアクセスができた人は、ない時に比べて48%も生産量が上がったそうです。

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デバイスは15ドル以下で、シンプルなボタン操作のみなので、言葉が話せない人でも使うことができるとのこと。1回ボタンを押すことで、健康や農業、地方のストーリーなどカテゴリーを変えることができます。

「Talking Book」は、2008年の開発からすでに、2万人もの手に渡っているそうです。さらには昨年、クリントン元米大統領や彼の進めている「Clinton Global Initiative」の協力を得て、3年以内に10万人へと届けていくことを目指しています。

[Talking Book via GOOD]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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