世界には、「動く」絶景があることをご存知でしょうか?
今回ご紹介するケニアのフラミンゴの群れはよく場所を移動する、いわば動く絶景です。今回は滅多に見ることができない数百万羽を超えるフラミンゴの群れが集まった「ボゴリア湖」の絶景のご紹介です。
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フラミンゴの大群が湖をピンク色に染め上げる
フラミンゴは、細く長い足とピンク色の羽が特徴的な大型の鳥です。基本的に群れを成して行動し、湖から湖へ移動するときは、数万羽が一斉に飛翔し、空をピンク色に染め上げます。
南ヨーロッパ、中南米の塩湖やアルカリ性の湖といった特殊な環境を好んで生息しているのも特徴であり、水辺にいるとき片足で立っているのは、このアルカリ性に耐えるためとも言われています。
そんなフラミンゴにとって絶好の生息地はケニアの湖。今回ご紹介したボゴリア湖は火山地帯にあるため、熱湯が噴出する間欠泉の宝庫であり、アルカリ性たっぷりの塩湖になっています。
アルカリ性の塩湖を好むのは、フラミンゴの大好きな藻類が大量に繁殖しているから。この藻類を食べることにより、フラミンゴの羽は更にピンク色になるのです。
今回はボゴリア湖をご紹介しましたが、観光スポットとして有名なのはナクル湖。入場料が比較的高価なこともあり、最近は周囲の湖でも観光ツアーができてきたようです。
もしフラミンゴを見に行かれる方は、しっかりチェックしてピンク色に染まる湖を見に行きましょう!
(Photo: Birds Photography | Martin Harvey Photography)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第10問は、こちらの写真。ジブリ映画の舞台になったという噂のある中央アジアの秘境。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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