「もう一度行ってみたい絶景スポットはどこですか?」
かつて、世界を旅する日本の人達に質問した時、数人に一人は「フンザ」と答えてくれました。今回は、日本人旅行客の多くが親しみを覚えるパキスタンの「フンザ」の魅力をご紹介しましょう。
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「風の谷のナウシカ」の風の谷?
フンザはパキスタンの山奥にある地域のことを指します。山に囲まれ、自然あふれる場所は確かに魅力的ですが、おそらく名前を聴いたことのない方も多いはず。しかし、「風の谷のナウシカ」のモデルとなった場所と言えば、馴染みを覚える人も多いのではないでしょうか?
映画監督の宮崎駿氏は「(風の谷のイメージは)中央アジアの乾燥地帯なんです」と雑誌の対談で話しており、このイメージに合う場所がフンザだと言われてきました。確かに茶色い土の山や、大きな岩が並ぶ地形は映画に通じるところがあり、初めて訪れた場所に親近感を抱くのもよく分かります。
桃源郷という言葉の語源?
観光客をひきつけるもう一つのキーワードは「桃」です。
フンザは、昔から健康なお年寄りが多い長寿地域として有名であり、桃などの果物を中心とした食生活を送ることで、病気のない生活を送っていたことから「桃源郷」のモデルにもなったと言われています。
「風の谷」「桃源郷」どちらの説も確固たる証拠はなく、噂がひとり歩きしている気もしますが、それでも訪れた日本人がもう一度来たくなるような感動を与えたことは確かです。
遠いようでどこか近くに感じることができるフンザの街。もし機会があればぜひあなたも感動を体感してみてください。
(photo credit: jonmartin () via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第11問は、こちらの写真。あの世界一長い川が激しい滝に変わる絶景スポット。この素晴らしい場所は次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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