富士山よりも高くにある絶景の道をご存知ですか?
ネパールにある「エベレスト街道」は、美しいヒマラヤ山脈を眺めながらトレッキングができる旅人の人気スポットです。今回は、世界最高峰の山へと続く道の話をお伝えしましょう。
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大自然を全身で感じるトレッキングの聖地
「世界の頂き」と呼ばれるエベレスト。世界で最も高い山の頂上は登山家にとって憧れの場所であり、まだ歴史上1,000人程度しか登頂に成功していません。しかし、登山の経験がない方でも、その頂上を近くで感じることならできます。「エベレスト街道」を使うのです。
「エベレスト街道」はもともと、ネパールとチベット(中国)を結ぶ道。商人たちがモノを輸出入し、多くの交流を生み出してきました。今は他の陸路が開拓され、飛行機を使った貿易手段が発達しましたが、かつての人々にとっては、生活に不可欠な大切な道だったのです。
そんな歴史のある道ですが、その道のりは決して楽ではありません。高度は3,000m~5,000mと富士山よりも高く、長さは約60kmとフルマラソンよりも長いのです。季節によっては激しい雪が吹き荒れますので、昔の貿易は命がけでした。
しかし、命がけの道であっても、きっと多くの人の心を魅了したであろう絶景が道の途中で広がります。特に、10~12月(乾季)の澄み渡る空と8,000m級の山に囲まれた道は世界を探してもここ以外にはありません。
絶景を感じながら歩くこの道は、現在ではトレッキングの聖地と呼ばれるようになり、世界中から観光客が訪れます。「エベレスト街道」を歩くには約2週間かかり、長期休暇を使って訪れる人が多いそうです。
険しくも美しい山の道。アウトドアがお好きな方にぜひお勧めしたい絶景スポットです。
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第22問は、こちらの写真。雲の上にある歴史的な山道のお次は、地下に眠っていた神秘的な洞窟です。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!
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