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世界には、この世のものとは思えない場所が存在します。

今回紹介する「クリスタルケイブ」のその一つ。人間の身長の何倍もある結晶が無数に広がるSF映画やPRGのような世界が中南米のメキシコの地下にあるのです。

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世界最大級の結晶の宝庫「クリスタルの洞窟」

メキシコのチワワ州にあるナイカ鉱山。銀や鉛などが取れるため、かれこれ100年以上、採掘作業が行われてきました。地下に眠る金属を求めて、山を掘削する日々が続きます。

変化が訪れたのは2000年の4月。鉱山で働く2人の兄弟が掘削作業を進めていた時、巨大なクリスタルが広がる洞窟を発見したのです。あたり一面に広がる半透明の結晶の空間。巨大な結晶で埋め尽くされた洞窟には、10mを超える世界最大級の結晶もありました。

ちなみに、結晶の正体はセレナイトと呼ばれる石膏の結晶。有名な水晶ではありませんが、セレナイトもパワーストーンにも使われる宝石の一つです。自分の身長よりも遥かに大きな結晶が目の前に沢山現れたら、きっと誰でも驚くでしょう。

地下300mに眠っていたクリスタルの世界。温度は60度、湿度は100%近くあり、人間が住むことができる環境数ではありません。特殊な装備を身に着けなければ、この場所にたどり着くこともできなのです。

現在このクリスタルの洞窟は、鉱山会社によって保護されており、許可なく入ることはできません。限られた人しかたどり着けない神秘的な結晶の世界。一度でいいから直接見てみたいものです。

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第23問は、こちらの写真。まるで絵の具で水色に染め上げたようなこの泉はどこでしょう?この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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