日本では、蛇口をひねればきれいな水がいつでもどこでも手に入ります。一方、世界では約6人に1人が水を手に入れる為に長時間並び、重い水を運ばなければいけないという状況です。
今回は、インド女性の水くみの仕事を簡単にしたアイデアを紹介します。
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20リットルのバケツを毎日運ぶ女性たち
インド女性は、生活用水を手に入れる為に、一日の4分の1の時間をかけて、20リットルもの重さのバケツを運ばなければなりません。体に非常に負担がかかる為、時には大きな痛みがはしり、ひどい時には出産時に合併症を招いてしまうこともあるそうです。
体に優しく、簡単に、短時間で利用できる
この状況を打開するのが、「Wello Water」という回転式の水を運ぶ道具です。タイヤのような形の入れ物をごろごろと転がすことで、持ち運びが非常に楽になります。また、1度に運べる水の量も従来の3~5倍の為、短時間で水を運ぶことが可能に。さらにはキャップ付きのデザインによって、利用中の汚物混在も防ぐことができるので、衛生面も改善しています。
全てのインドの女性が手に入れられる値段
また、Wello Waterには価格面でも特徴があります。
実は、このアイデアに似た商品がすでにアフリカを中心に約100ドルで発売されていたのですが、Wello Waterはより人々が手に入れやすい20ドル~30ドルという低価格に設定。これは現地NGOや政府と積極的に協働し、販売規模を拡大することで利益を保ち、より多くの人々に利用してもらおうという狙いです。
世界中の人々がより簡単に水を手に入れられる世界を目指して。インドを皮切りに、他の国や地域にWello Waterが広がっていくことを期待していきましょう。
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