まだまだ情勢が不安定なアフガニスタン。今回は同国の都市ヘラートにある学校「Maria Grazia Cutuli Primary School」を紹介したいと思います。
戦争での傷跡が残る地域の学校のデザインとして、「2013 Aga Khan Award for Architecture」という賞も受賞しているとのこと。鮮やかなブルーの校舎に何が秘められているのでしょうか。
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子どもたちが安全に学べる学校
特徴は何と言っても校舎が隠れるほどの高い壁です。建築のきっかけは2001年にイタリアのジャーナリストが殺された事件。このようなことを防ぐために、そしてまだまだ何があるか分からない状況なので、子どもたちを守るための建築デザインとなっています。
校庭、庭、図書館などたくさんの学び場
この学校には8つの教室、グラウンド、そして庭などもあり一通り学校としての機能は果たすことができます。また、図書館は少し高めに造られ、日差しが入ってくるようになっています。
戦争の教訓を生かして、学校にシェルターとしての機能を持たせるデザイン。中東やアフリカなどまだ不安定な地域で、いかに安心して子どもたちに学習してもらうかということのモデルになるような取り組みではないでしょうか?
[Maria Grazia Cutuli Primary School]
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