こんにちは。e-Educationミャンマー担当の小沼武彦です。ミャンマーで英語コンテンツの提供を目指して日々、動き回っています。
前回の記事では、ザガインでの活動、高校修了書試験についてのヒアリング活動のことを書かせていただきました。今回の記事では、塾が見つからなく途方に暮れた後に行なった活動を綴りたいと思います。
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途方に暮れ、パートナーに相談へ
僕は、塾が見つからなく途方に暮れた後、パートナーであるモオさんに週末相談をしました。
「モオさん、塾が見つからないんです。どこにあるかご存知ですか?」
「ある程度はわかるから、寺院学校に行く途中で説明するよ。とりあえず寺院学校に行こう。」
行く途中で「ここら辺に塾は集中しているはずだから、後で見に行こうね。」と説明を受け、寺院学校へ向かいました。
小沼さん、先生をしてみない?
モオさんは僕が語学教育に関心を持っていることを知っていたのでこのような提案をしてくれました。
「週末の午後3時間だけ、語学を教えてみない?外国人から教えてもらうのは新鮮だし、生徒達も喜ぶよ。」
週末の午後だけなら活動に支障はでないし、子どもたちに何かしてあげたいとも思い先生になることを決意。日本語を教えるなら、なんとかなるだろう。日本人だし、ひらがなやカタカナとかの初級レベルくらいなら。
日本語教師じゃない!?まさかの英語教師に
「じゃあ小沼さん英語お願いします。」と案内され、教室に入りました。
なんと僕が教えるというのは、日本語ではなく、英語だったのです。いきなりのことに頭が真っ白に。しかし目の前には、語学を学びたいという学生達が集まっており、視線が僕に集中しています。
「最初が肝心、最初が。」
そう自分に言い聞かせ、学生達に自己紹介をし、英語のどの分野を学びたいのかを質問していきました。
「みんなは、スピーキングが学びたいですか〜?それともライティングですか〜?」
(……シーン)
改めて感じたミャンマー教育の問題点
質問をしていきましたが、反応が全くないのです。伝わってないのかと思い、もう一度同じ質問をしても、反応があまりありません。
「じゃあスピーキングを勉強したい人、手を挙げてください。」
そのように質問すると、今度はみんな反応してくれ、手を挙げてくれました。少し違和感を感じ、パニックになりながらもその日の授業は終了。その後、授業中に感じた違和感についてモオさんに相談しました。
あまり自主的に発言しないミャンマー人
相談中にモオさんが「ミャンマーでは、授業中に先生に質問することや自主的に発言するようなことはあまりない。」と仰っていたのが印象的でした。
これについては、今までの教授法が原因だそうです。以前、こういった話をミャンマーで聞きましたが、実際に経験してみるとやはり想像以上。この経験から、少しでもインタラクティブな授業にして、もっと自主性を鍛えていきたいと思いました。
語学教育を通して、ミャンマーの教育文化を肌で感じたこと。今回の経験をプロジェクトにも応用できないか考えています。これからも応援宜しくお願いいたします。
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