以前、途上国の調理事情を変える省エネでエコなストーブ「Kenya Stove」を紹介したことがありました。家事にあてられる時間や燃料などが限られる途上国でストーブは重要です。
今回は、煙もあまり出さず、少ない燃料で調理ができる「Baker Stove」の紹介です。
従来の調理ストーブからの脱却
薪を探しにいかなければいけなかったり、調理中の煙など、従来のストーブにはいくつか問題もありました。3億人近くの人が、薪や炭、バイオマス燃料などを使うストーブを使っているという調査もあるのだとか。また、室内での空気汚染で亡くなる人は400万人にのぼると言われています。
高熱と省エネ、シンプルさが特徴
「Baker Stove」は、従来のストーブの3倍の熱を生み出せ、燃料はこれまでの3分の2で済んだりとエコなストーブ。加えて、写真でも分かるようにデザインもシンプルかつ小さく持ち運びが可能です。
省エネにすることでこれまでより少ない薪で調理ができるので、遠くまで薪拾いに行く回数も減らせます。これまで女性が薪拾いに行く中で、それが盗まれたことがあったり、暴力に遭ったりと危険も伴っていました。このリスクも少しは回避できるかもしれません。
価格は25ドルほど。開発者たちによれば、ケニアを皮切りに、タンザニア、ウガンダ、エチオピアとアフリカ中に広げていくとのこと。
「Baker Stove」のプロモーション動画もぜひ見てみてください。
Top Third Ventures: Get Involved from Session 7 Media on Vimeo.
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