身の危険を全世界に発信し、人権保護の一助に！ 国連も認証済みのブレスレット「The Natalia Project」

中東やアフリカの紛争地域で働いている、人権保護活動の仕事をしている人や、ジャーナリストの方々には、多くの危険が伴います。

そこで今回は、命懸けで私たちに世界の紛争地域の現状を日々伝えてくれている人たちの身を守ってくれる、革新的ブレスレット「The Natalia Project」が開発されたのでご紹介します。

全ては一つの悲しい出来事から始まった

「The Natalia Project」は、2009年にロシア人のナタリア・エステモバさんが誘拐され、殺されてしまった出来事をもとに設立され、プロジェクト名も彼女のファーストネームから取られています。

最初は小規模で、一部の学校内だけで行なわれていましたが、次第にその輪は広がっていき、現在では紛争地域で働く10人のジャーナリストの皆さんがこのブレスレットを使っています。

飾りではなく、GPS機能搭載のブレスレット

一見、普通のブレスレットに見えますが、「The Natalia Project」ブレスレットは、GPS機能を備え付けています！

もしこれを身につけているジャーナリストに何か危険が迫っている時、このブレスレットが信号を発信。そして、世界中の人権サポーターたちにソーシャルメディア（フェイスブックやツイッター）を通じてその情報が伝えられます。

国連も認証済みのプロダクト

このブレスレットは、既に国連も認めている優れものプロダクトです。襲われたかもしれない人の場所を正確に知ることができ、必要な情報も瞬時に提供してくれます。

現在は10人がこのブレスレットを使用していますが、2014年末までにその数を55人に増やす予定だそうです。

「人権」と聞くとシリアスで危険なイメージを持つと思いますが、このブレスレットでさらに多くのジャーナリストが現場に安心して行けるような世界ができることに期待します。

40秒弱のブレスレットを説明したムービーも是非ご覧になってみて下さい。

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