こんにちは。e-Educationミャンマー担当の小沼武彦です。前回の記事では、遂に実施校が決まったことを綴りました。今回の記事では、ローカルパートナーを見つけ、先生探しに奔走したことを綴りたいと思います。
アンケート調査を行なうも…
実施校が決まり、ヤンゴンに戻ってきた僕は、早速先生探しを行ないました。優秀な先生を効率的に探すために、トップ大学の学生にアンケート調査を実施しました。このアンケート調査では、他の国と同様、先生が見つかるだろうと考えていましたが、そんなに単純なものではなかったのです。
結果的には、バングラデシュとは異なり、カリスマ的な先生をアンケート調査では見つけられなかったのです。
アンケートに答えてくれた学生が通っていた予備校、優秀な先生は全くと言っていいほど重ならず、アンケート調査は空振りに終わりました。アンケート調査で唯一わかった点は、ほぼ100%の学生が予備校に通っていたこと。また、家庭教師をつける学生が多いのは特徴的でした。
ついに現地パートナー見つかる!
アンケート調査が空振りに終わった後、僕は気分展開に友達が主催しているサッカーの練習に参加しました。なんとそこで嬉しいことが起きたのです。
現地パートナーが見つかったのです!名前はピョー。彼は、ヤンゴン市内の医学部に一年間通った後、アメリカの大学に編入した現役大学生。
出会ったのは本当に偶然で、気分転換にサッカー練習に参加しただけでした。本当にこのプロジェクトは何があるかわからないです。ピョーを紹介してくれた友達は、世界経済フォーラムで知り合った学生です。
「こんな活動している日本人がいるんだ。ほらあいつだよ」とピョーに説明したところ、ピョーが活動に興味を持ってくれたそうです。そうして僕は、サッカーコートの脇でピョーと話し込み、一緒に活動することが決まりました。
現地パートナーのピョー
予備校に到着するが交渉は難航
ピョーは医学部受験のため、自身も予備校に通っていた経験があり、受験に詳しい頼もしいパートナーです。仕事がないと仕事をくれとせがむほどです。
早速今の状況を話し、先生が見つからないことを相談すると、ピョーが通っていた予備校を訪れることになりました。予備校に到着後、早速僕らはプロジェクトを先生に説明しました。
しかし、反応がいまいち。。映像授業の効果がわからないそうです。それもそのはず、先生達は映像授業を受けたこともありませんし、見たこともない。そのためどのくらい効果的なのかは理解しがたいのです。
また英語の先生によると、英語の授業はインタラクションが大切で、映像だけで教えるのは大変難しいとのことでした。ピョーが必死に映像授業の威力や効果を説明してくれていても、あまり手応えが得られず、出直すことにしました。
「他の国のビデオを今度はみせてみよう。後、他にもいい先生がいるはずだから、探してみるよ」ピョーはこのように言ってくれました。僕は彼に先生探しの件を全面的に任すことにしました。
最高の講師が見つかる!?
数日後、ピョーからメールがありました。
「たけ、僕の通っていた予備校の先生じゃなくて、違う学校に行ってみよう。僕の友達たちが推薦する英語の先生がいるんだ。本当にすごい先生みたいだよ」
早速僕とピョーは先生とアポイントを取り付け、準備にとりかかったのでした。
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