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社会性や他者とのコミュニケーション能力に困難が生じる障害の一種である、「自閉症」。

発症率の高い障害にもかかわらず、原因がほとんど解っていないという珍しい障害です。今回は、インドのNGOが自閉症の子どもたちの教育のためにつくったiPadアプリについて紹介していきます。

自閉症でも学習できるiPadアプリが登場

知的障害を伴うことも多く、言語の発達の遅れをはじめ、何かを学習するにあたって困難なことも多々あります。そんな中、障害児支援をしているインドのNGOが、オーストラリアのディーキン大学と共同でiPadアプリ「Toby Playpad」をリリースしました。

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photo credit: lecercle via photopin cc

iTunesで27.99ドルで手に入る、このアプリ。子どもたちには、社交的なスキルや言語スキル、認知スキルなど様々なスキルを測るタスクをこなしてもらいます。そして、そのパフォーマンスを観察、分析します。

おすすめ機能やゲーミフィケーション要素もあり

難易度も様々あり、細切れのコンテンツを毎日続けることができるような設計になっているとか。また、利用者の能力に合わせて、力量に合ったコンテンツをおすすめしてくれます。

その他、タスクをこなしていくことでペイントや花火で遊べるようになるなど、シンプルですが、ゲーミフィケーションも取り入れられています。そして、毎日の成果や成長をグラフで一覧で見ることができるのです。

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130万人いる自閉症の人々への有効なアプローチに

アプリには現在、2〜6歳を主なターゲットとしたコンテンツを収録。そのため、親もどんどん介入し、一緒に学んで、自閉症の学習の現状を打破することを目指しています。

インドでは、自閉症患者数が増えてきていて、現在では130万人以上もいるそうです。今回の事例のような、テクノロジーを通じた課題解決のアプローチは魅力的であり、今後増えてきますので引き続き取り上げていきたいと思います。

[zoyler.com]


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