みなさんこんにちは!全ての高校生にフェアな教育機会を提供するためにルワンダでe-Educationプロジェクトを進めているドガです!
先週の記事では、「未知の国」ルワンダに行くまでの僕の道のりについて話させて頂きました。今週からはいよいよ、僕のルワンダでの活動ストーリーを共有させて頂ければと思います。
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やってきたルワンダ渡航日
僕は8月初旬に正式にルワンダ渡航が決まり、注射を打ち、ビザを申請。そして、e-Educationプロジェクトの引き継ぎまで全て一ヶ月弱で済ませました。
そしてトントン拍子にやってきた出発日。ここまでe-Educationルワンダの話でポジティブなものはほとんどありませんでしたが、自分の気持ちはできるだけ楽観的に保っていました。
成田空港にはたった3ヶ月の滞在なのに、無駄に大きくなってしまった荷物と一緒に僕は日本を発ちました。
プラス思考vsマイナス思考
僕はオランダのアムステルダムを経由し、ルワンダの首都キガリに降り立つ予定でした。アムステルダムまでの飛行機の中では案の定、これからの僕が踏んでいくステップに関してずっと考えていました。
まず空港には誰か迎えに来てくれるだろうか、蚊に刺されたらどうなるのだろうか、政府の人がプロジェクト許可を許可を下ろす気配すら無かったらどうしようか、など様々なマイナスな事が僕の頭の中をさまよっていました。
同時に僕は、政府がいきなりプロジェクト許可を下ろしてくれて、さらにバックアップで1000万円とかくれたらどうしよう、などとあまり現実味の無い”ポジティブ過ぎる”ことも考えていました。
と言うよりも、こうも考えなければ、ネガティブ情報に押しつぶされそうになりそうだったのです。
孤独との戦いがはじまる
今回の旅において、アムステルダムでの経由時間は、8時間という今まで経験したことの無いかなり長時間のものでした。
そのため、一度外に出ることも考えました。しかし、また入る時の手続きのことなどを考えると面倒だったので、空港に残って飛行機を待つ事にしました。
空港内にあるホテルで仮眠をとろうとしましたが、やはりそれまでに考えていたルワンダでのイメージが脳裏に焼き付いており、さらに本当に一人でこれからやっていかなければうかないという不安とで寝れる気がしませんでした。
プロジェクトに関する資料に目を通しても、浮かび上がってくるのは政府の役人の怖い顔だけ。まだルワンダに着いてもいないのに、何だか辛くなってきました。
“You are not alone.”
その後、一度ベッドから出てPCを開き、メールをチェックしていました。するとこんなメールが僕の受信ボックスに入っていました。
「こんにちは、ドガ。もう日本を出た?こっちは早くe-Educationを始めて、僕みたいな農村部の生徒たちが互角に都市部の生徒と試験で競い合えるようにサポートをしたいんだ!早く会えるのを楽しみに待っているよ。You are not alone.」
e-Educationを昨年4月にルワンダで立ち上げた時からずっと関わっているルワンダ国立大学(NUR)のアレックス。現地パートナーからのメールでした。
一人じゃない・・・
そうだ、ルワンダでe-Educationの活動に携わる日本人が僕一人というだけで、e-Educationを一緒に回していってくれるパートナー・サポーターはこれから何人でも作っていけば良いだけだ!
もちろんのこと、僕はアレックスに会った事はありませんでした。しかし、ルワンダで僕の前任の難波泉さんが日本に帰った時からルワンダ政府と交渉を続けていたアレックスに比べれば、僕の一人なんて大したものじゃないと直感しました。
アレックスの言葉で、知らぬうちに今まで自分の中で混乱していたe-Educationルワンダに対する心配・不安・緊張など一気に吹っ飛びました。
アムステルダムからルワンダまでの飛行機では、「現場に着かないと何にも分からないじゃないか、今ここでうじゃうじゃ考えても仕方ない」と吹っ切れて、気付いたらキガリ国際空港に降り立っていました。
“今後どうしていくか”を考えて進む
これからプロジェクトを自分で考え、自らの足を動かして進めていきます。他の人からアドバイス等はもらうことになるでしょう。しかしあくまで最後に頼るのは自分自身の考えです。
ポール・アーデンさんの、「It’s Not How Good You Are, It’s How Good You Want To Be」というタイトルの著書があります。
人間が持っている一番最高の財産は、「今あなたが何なのか、という事ではなく、あなたがどうなりたいのかという事を考える事ができることです」と言っています。
今の僕に置き換えると、e-Educationルワンダの実態はあまり良く無いかもしれないけれど、それはただの「今」であって、将来をポジティブに考え、今後どうしていくかが重要だということだろうと思います。
初アフリカ、ルワンダ。
空港で荷物を受け取り、いざ外に出て僕を待ち受けていたものとは、いったい。ドガのe-Educationルワンダの旅が、いよいよ始まります。
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