これまでルワンダに関して、ジュエリーブランド「SONGA DESIGNS」やバナナ繊維を活用した低価格の生理用ナプキンなど、女性向けの記事をお伝えしてきました。
今回は、ルワンダ女性の自立・発展・ガバナンスを推進していくファッションブランド「Indego Africa」について紹介したいと思います。
ルワンダ女性に自立・発展・ガバナンスを
「Indego」という言葉は、INDEPENDENCE(自立)、DEVELOPMENT(発展)、GOVERNANCE(ガバナンス)の3つの意味です。最後のガバナンスは、「Indego Africa」が社会的企業であるため、その関係者から見て、経営の社会性や政治性を確保しようとするもの、くらいで捉えても良いかと思います。
地域によっては、1日1ドルほどで暮らすこともあるルワンダ人。その中でも、アクセサリーやジュエリー、装飾などができる女性職人が先ほどの3つの要素を満たすことができるように活動しています。
売り上げや寄付のすべてをトレーニングに
そのためには、利益を出し、ビジネスとして成り立たせることが重要になってきます。また、売り上げや寄付のすべてを女性たちの職業トレーニングに充当し、職人向けのリテラシー(識字)プログラムなども導入しているそう。
このブランドのミッションはと言えば、女性が持続可能な収入を得られることや長く使えるスキルを身につけること、女性たちが希望や自信が持てることなどが掲げられています。
オンラインショップでは、ハンドメイドの商品はもちろんのこと、ルワンダ女性の食べ物やトレーニングが寄付できるカテゴリーも用意されているという工夫も見られます。
2012年は、435名の女性にトレーニングを提供
昨年の実績は、435名の女性職人と提携し、682回のトレーニング(1388時間)。新商品も25種類つくることができたそうです。
「Indego Africa」の事例は、ハーバードビジネススクールなどでも取り上げられるほどのものだとか。このブランドは、現在までにデザインやチャリティ、NPO関連など様々な分野で賞をもらっているほど注目されています。
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