世界一幸せな国と呼ばれる、ブータン。
海外からの観光客の受け入れを制限し、あまりブータンの観光に関する情報はありません。しかし、それでも「タクツァン僧院」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
仏教の聖地とも呼ばれる石造りの寺院。ブータンの魅力をご紹介しましょう。
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断崖絶壁に建てられた「虎の巣」と呼ばれる寺院
「虎の巣(タイガー・ネスト)」
「タクツァン」は現地の言葉で「虎の巣」を指す言葉です。実際に虎が生息しているわけでなく、ある伝説にもとづいてつけられた名前です。
その伝説とは、ブータン仏教の父パドマ・サンババの物語。8世紀にブータンの地を訪れ、チベット仏教を広めたと言われています。数々の伝説がありますが、その中でも驚いたのはこの地には虎に乗ってやってきたということ。
現在ではブータン仏教最大の聖地として、国内外から多くの仏教信者がこの地にやってきます・・・が、その道は決して楽な道ではありません。
「タクツァン僧院」があるのは断崖絶壁。標高3000mを超える山道を登らなければなりません。現在でこそ歩道が整備されたものの、それでも登山口から僧院まで3時間近く歩く必要があります。
しかし、登った後にはとびっきりのご褒美も待っています。天気の良い日は、ネパールのヒマラヤ山脈を眺めることができ、大自然の美しさを存分に味わうことができます。
世界一の幸せは、確かに山道の先にあるかもしれませんね。
(photo credit: rajkumar1220 via photopin cc)
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