2013年に新しく登録された新・世界遺産。
文化遺産と自然遺産をあわせて19の世界遺産が誕生し、日本では富士山が登録されたことが大きなニュースとなりましたが、インドでも新しい世界遺産登録に国中が歓喜しました。
世界遺産に登録されて、知名度と人気がどんどん上がっているインドの絶景「ラジャスタンの丘陵城砦群」をご紹介します。
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インドの砂漠地帯に築かれた独特の文化
インドの北西部にある広大な砂漠地帯。ラジャスタン州もそのうちの一つであり、1000年以上前から人々が生活を送ってきました。
ラジャスタン州はペルシアやトルコなど他国から人が交わる場所です。ずっとこの地で暮らしてきたラージプート族は、厳しい砂漠での生活環境と、他国からの価値観を取り入れながら、独自の文化を創っていきました。
8〜13世紀のプラティハーラ朝時代には、大きな繁栄を遂げ、インドの広域を支配する巨大勢力の中心となりました。この時に丘陵地帯に作られた堅固な城塞が、今回世界遺産に登録された「ラジャスタンの丘陵城砦群」です。
城砦群とあるように、チッタウルガル、クンバルガー、ランタンボール、ガグロン、アンバー、ジャイサルメールの6つの城砦を合わせて世界遺産に登録されています。
外敵から街を守るためのこの城砦には、宮殿や寺院などの都市機能も備わっており、ラジャスタンの人々の暮らしを支える重要な拠点となりました。
一つ一つの城砦に特徴があり、全てを見て回ろうとする観光客が現在急上昇しているとのこと。もともとラジャスタンの州都ジャイプールには「ピンク・シティ」がある他、見応えたっぷりな観光スポットが沢山あります。
インドの砂漠を彩る絶景群、良かったら次の旅の候補先にぜひ!
(Photo: A Travel Guide)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第103問は、こちらの写真。象と雪山を同時に見ることが出来る場所はあそこしかないでしょう。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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