マチュピチュにナスカの地上絵。
世界的に有名な世界遺産があり、日本人にとっても人気の高い観光地ペルーには、まだまだ見どころが沢山あります。
今回ご紹介するのは神聖都市「カラル=スーペ」。歴史好き、観光好きな方なら、ぜひ押さえておきたいペルーの世界遺産です。
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アメリカ大陸最古のカラル遺跡
アメリカ大陸に数多く存在する中で最も古い遺跡として注目を集めてきたカラル遺跡。遺跡といっても、単一の遺跡を指すのではなく、複数の建造物によって構成された都市型遺跡であり、神聖都市「カラル=スーペ」という名前の方が有名です。
はじめて「カラル=スーペ」を訪れた人は驚かれるかもしれません。なぜなら、そこは日本の古墳遺跡のような景観が広がっており、西洋の神殿に通じる広場や砂と岩で作られたピラミッドもあるからです。まるで世界各国の文化がここから始まったような印象を受けます。
ペルーがインカ帝国として栄えた歴史のある国であることを考えれば、こういった歴史的建造物が発見されることは不思議でないようにも見えます。しかし、「カラル=スーペ」はインカ帝国よりはるか昔、現在から5000年前にすでに存在していたと言われているのです。
5000年前、紀元前3000年のアメリカ大陸に関する文献などの記録は残っておらず、この遺跡がアメリカ大陸最古の遺跡と呼ばれています。アメリカ大陸の歴史を紐解く鍵を求めて、世界各国から研究者たちがこの地にやってきました。
2009年に世界遺産に登録されてからは観光地としても有名になりました。アクセスも良く、ペルーの首都リマの北200kmほどの場所にあるため、朝早くに出発すれば日帰りで観光することもできます。
絶景の宝庫ペルーに行かれる予定のある方は、ぜひチェックしておきましょう!
(photo: Terra)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第108問は、こちらの写真。今年に入って知名度が一気に上がった観光スポットです!この素晴らしい絶景は次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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