目に見えない進化とはきっと、こういったことを指すのでしょう。
アジア最貧国と呼ばれていたバングラデシュに、これから3Gインターネット回線がいよいよ本格導入されます。
3G回線によって、バングラデシュの社会はどう変わっていくのでしょうか?
Photo by Jun Nakagawa
3G回線でバングラデシュはどう変わる?
バングラデシュの貧しい子供達にDVDの授業を提供するe-Education Project。インターネットではなく、DVD形式の映像教育を選んだのは、インターネット回線が非常に不安定だったからです。
首都のダッカですらYoutubeをスムーズに再生することができません。そして首都から離れれば離れるほど、ネットに繋がり難くなり、農村部だと携帯が圏外になることもしばしばありました。
バングラデシュでは隣国インドの影響も受け、早くからIT立国が謳われてきましたが、先日政府通信管理局が、Grameenphone(グラミンフォン)やAirtel(エアテル)といった大手民間企業4社へ3Gインターネット回線の販売しました。
バングラデシュの人口は1億5000人。戸籍登録していない人も含めると、2億人を上回ると言われています。まだネットユーザーは1000万人弱とのことですが、3G回線が導入されることで、ネットにアクセスすることがいかに便利か多くの人が体感し、もっとネットユーザーは増えていくことでしょう。
IT企業にとってもこれは大きなチャンスであり、国際開発においても大きな変化が訪れるに違いありません。
3G回線によって変わるバングラデシュの未来、一緒に描いていきましょう。
(via. Boston Herald, Economic Times)
SPONSERD LINK