ワールドカップにオリンピックと、日に日に注目度が増していくブラジルですが、首都リオデジャネイロには巨大なキリスト像があることをご存知でしょうか?
丘の上にある巨大な像は、リオデジャネイロのシンボルであり、いくつものストーリーを持っています。
今回はそんな物語の一部をご紹介しましょう。
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海を渡ってきた新・世界七不思議
ブラジルのリオデジャネイロにはいくつもの丘があります。コルコバードもそのうちの一つであり、標高は710m。丘というより山に近いですね。そんな丘の頂上にあるものが、巨大なキリスト像です。
コルコバードのキリスト像の大きさは約30m。先日ご紹介した香港の大仏と同じくらいの大きさであり、その形は,数キロ離れた場所からでもハッキリと確認できます。両腕を真横に広げ、十字架を彷彿させる巨大なキリスト像は、街のシンボルです。
ブラジルの100周年を記念して1931年に建てられたキリスト像。どうやってつくられたのか調べてみたところ、アメリカの自由の女神と同様にフランスで作られたとのこと。像は海を渡ってきたのです。
それからこんなストーリーもあります。2007年に新・世界七不思議に選ばれましたが、これはブラジルが国をあげて掴んだものでした。投票によって決まる七不思議に選ばれるために、メディアや銀行が協力して1000万人近いブラジルの人たちが、票を投じたのです。
様々な思い出や物語が詰まったキリスト像。現在は、ワールドカップの開催に向けて急ピッチで修復工事が進んでいます。サッカーの代表選と合わせてぜひとも、この目で見てみたいですね。
(photo: Wikipedia)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
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