海には名前があります。
太平洋に大西洋。世界中に広がる海をいくつかに区切って、人は名前を付けました。
当然のことながら、区切りがあるということは必ず交わる場所もあります。今回ご紹介するインドの街「カニャクマリ」は、世界でも珍しい三つの海の合流地点です。
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朝日と夕日を同じ場所から見ることができる街
インド最南端の街「カニャクマリ」。タイトルにもある通り、アラビア海・インド洋・ベンガル湾の三つの海が交わる場所です。
ただ、交わるといっても、そこで何か特別な現象が起こるわけではありません。当たり前ですが、海は海であり、3つの海がどこで別れているのかハッキリしません。
しかし、場所としては特別な「カニャクマリ」。インドで唯一朝日と夕日を同じ場所から見ることができる街であり、初めて訪れた人はなんとも不思議な気持ちになるでしょう。
また、「カニャクマリ」はヒンドゥー教の聖地でもあります。ガンジス川のように、朝日と共に沐浴する人が溢れ、祈りの歌が海の方から聞こえてきます。
終わりと始まりを繰り返し、いくつもの交わりが生まれる街。一見すると、どこにでもあるような街ですが、ちょっと視点を変えてみると様々な発見があります。
インドらしく、人間らしい。そんな風景が溢れる街なのです。
(photo credit: thejasp via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第136問は、こちらの写真。バックパッカーならきっとご存知の場所。このスポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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