photo credit: oRi0n via photopin cc
グラミン銀行の取り組みで有名となった、マイクロファイナンス。
実は、国連機関のUNDP(国連開発計画)も行っています。ミャンマーで行なっているマイクロファイナンスプロジェクトでは、44万人以上にサービス提供し、その97%が女性です。
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全体のポートフォリオは、2950万ドルほど。ミャンマーにおけるマイクロファイナンス活動の90%以上は、UNDPの手によるものなのです。
ミャンマーで活発に実施されるマイクロファイナンス
ミャンマーのマイクロファイナンスは、世界的に見ても成功しており、世界20位の規模にランクインしています。小額融資は、女性が自らビジネスを始めることなどに大きなインパクトを残しており、そこから家庭内や地域において女性の社会進出が始まっています。
UNDPが、ミャンマーでマイクロファイナンスが導入したのは、1997年。それには以下の3つの柱ありました。
- 貧困層へ信用貸しとして金融資金、 貯蓄を生み出すこと
- マイクロファイナンス機関として、金融機関を創立すること
- マイクロファイナンスの活動を支援すること
返済率は98%以上、女性のエンパワーメントに貢献
現在の利子率は、毎月3%ほど。これは他業者に比べると格段に低いため、貸し付けの返済率は98%以上となっており、踏み倒しが低いそう。
サイクロンが2008年に起きた際も、貸し付けを行ない、村人が復興するようにサポートを行なったとのことです。また女性に貸し付けを行なうことによって、地域や家庭内での女性のエンパワーメントにも貢献しています。
貧困から抜け出すために効果的だと言われているマイクロファイナンスが、まだ法律が整備されていないミャンマーでどのような働きになるのか。引き続き目が離せませんね。
[UNDP]
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