オーガニックプロダクトの販売を手掛けるブランド「シエラオーガニカ」は、CSR活動の一環としてバングラデシュのバール・チャル村に井戸を建設しました。
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人口の約1/4がヒ素の危険に
日本の4割程度の面積に、約1億4000万人が暮らす世界有数の人口過密国バングラデシュ。今、この人口の約1/4にあたる、3,750万人もの人々が、ヒ素中毒やヒ素による発癌の危険にさらされていると報告されています。
原因は、ヒ素に汚染された水。バングラデシュでは安全な水の普及が遅れており、多くの人がヒ素に汚染された井戸水を飲まざる得ない状況にあります。
活動のフォトレポート
CSRとしてバール・チャル村で井戸建設
そこでシエラオーガニカでは、CSR活動の一環としてバングラデシュのバール・チャル村に井戸を建設することに。バール・チャル村は、バングラデシュの首都ダッカから南に約50km、パダム川に囲まれた島のような場所に位置する、人口約450人の村です。
この村では、雨季の洪水、深刻な河岸侵食、また経済的貧困により、安全な水がまったく手に入らない状況でした。また、安定した収入が無いため、村に井戸を建設する余裕もなく、村から遠く離れた私有の井戸まで、水汲みに出かけていたのです。
売上の一部を発展途上国への井戸建設費用として寄付にして、2010年10月より活動を開始。ダッカ工科大学と協力し、2011年6月に井戸が完成しました。
村人たちが生計の安定に向けて走り出すきっかけとなる重要な井戸。これからの効果に期待したいですね。
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