photo from BBS
先日、バングラデシュで3Gインターネット回線の本格導入が開始したというニュースをお伝えしましたが、同じ南アジアのブータンでは4Gの高速インターネット回線サービスを開始したとのニュースがありましたのでご紹介します。
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急速に進むブータンのICT化
ブータンと言えば、「国民総幸福量(Gross National Happiness:GNH)」という独自の指標を持つ“幸せの国”として有名です。
その政策もユニークで、外国からの異文化乱入を避けるため、2000年まで個人でのインターネットの利用は許可されていませんでした。
2003年に携帯電話の販売が開始されてから、ICT化が急激に進んだブータン。現在では特に検閲もなく自由にインターネットが活用できます。
ブータンテレコムが首都ティンプーの7箇所で4G回線を導入開始
ブータン国内ではブータン・テレコムの「B-Mobile」とタシ・グループ(タシ・インフォコム社)の「TashiCell」の2キャリアがあり、どちらも首都ティンプーを中心に3Gのネットワークを展開してきました。
そして先日10月24日、ブータン・テレコムがティンプーで4G(高速インターネット回線)の提供を開始したとの発表がありました。4Gが使える地域はまだ限定的であり、現在は以下の国内7箇所で4Gが活用できるそうです。
- Norzin Lam
- Chubachu
- Offices near dzong
- Kawajangsa
- Changangkha
- Ministers’ Enclave
- Other places around Motithang High School
4G導入によってブータンのICT化が更に進むことは間違いありません。ブータン独自の文化を守ることができるのか、都市と地方で情報格差が広がらないか、様々な懸念はありますが、ビジネスのチャンスも広がっています。
インターネットによってブータンがどう変化していくのか、これからもチェックしていきたいと思います。
(via. Bhutan Telecom, BBS)
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