日本政府が100万ドルの援助を決定したことを受け、IOM(国際移住機関)はフィリピン南部ミンダナオ島への人道支援を拡充することを発表しました。
この資金は、同島ザンボアンガ市での最近の武力衝突による危機に対する対応に充当される予定です。
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ミンダナオ島ザンボアンガ市内の支援
今回の支援は、フィリピン社会福祉開発省と国連機関との協力のもとで実施され、ザンボアンガ市内の避難場所にいるおよそ2万世帯に対し、キャンプ運営、生活物資配布、緊急居住施設などが行われます。
マルコ・ボアッソIOMフィリピン事務所代表は今回の支援を歓迎し、以下のように言っています。
「もともと武力衝突で避難してきた10万人以上の女性、男性、子どもたちが、ザンボアンガ市内の避難地区での雨と洪水の影響で、更なる避難を強いられています」
他地域への暴力や緊張拡大を防止
IOMはこれまで、フィリピン社会福祉開発省と協力し、キャンプ調整・運営、緊急シェルター分野の支援を主導してきました。
現在、ザンボアンガ市において、IOMは社会福祉開発省と地方政府とタッグを組み、避難地区からの洪水の水の除去と避難民の移動に関する活動を行っているとのこと。
今回の支援を通じて、ミンダナオの他地域への暴力や緊張の拡大が防止され、人道支援や平和に関する情報伝達が行われるようになりそうです。
[IOM]
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