かの有名な映画「ロッキー」さながらに世界中を熱狂の渦に巻き込んだボクサーがいます。
フィリピンが生んだ国民的英雄「マニー・パッキャオ」です。
メジャー世界タイトル6階級制覇を達成したパッキャオ
ライトフライ級でデビュー以来、次々と階級を上げながらスーパーウェルター級までの11階級を渡り歩き、アジア人初そしてボクシング史上二人目となる史上最多タイ記録のメジャー世界タイトル6階級制覇を達成しました。 さらに、フィリピンの国会議員(下院議員)でもあります。
そんなスーパー・ボクサー「マニー・パッキャオ」の本名は「エマヌエル・ダピドゥラン・パッキャオ (Emmanuel Dapidran Pacquiao)」。
ミンダナオ島ブキドノン州の貧しい村に生まれ、幼いころは花やタバコのばら売りで家計を支えていました。14歳の時、マニラへ出稼ぎに行き本格的にボクシングを始めますが、しばらくの間は路上で寝泊まりしながらトレーニングを積んでいたそうです。
名実共にスーパースターへ
そんな彼は、『タイム』誌の2009年版「The World’s Most Influential People(世界で最も影響力のある人物100人)」の「Heroes & Icons(英雄と象徴)」部門に選出され、名実共に世界に名だたるスーパー・スターとなりました。
ちなみに政府軍とイスラーム反政府組織による紛争が続くミンダナオ島ですが、パッキャオの試合が行われる際は「皆でパッキャオを応援するべきだ」という理由で双方が戦闘を見合わせるとのことです。
試合が始まると人だかりができる
パッキャオは、まさにフィリピンが生んだスーパー・スターといえるでしょう。
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