2012年のGDP成長率が6%を超えた東南アジアの新興国タイ。
急成長の国を支える首都バンコクと郊外を結ぶ新たな都市鉄道のための路線「パープルライン」建設事業を、日本が誇る大企業の東芝と丸紅が共同で、受注することが発表されました。
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日本勢の鉄道メンテナンス事業の海外進出は初
「パープルライン」は、全長約23キロメートルの新路線で、2016年の開業を目指しています。
今回の事業は、車両から信号、運行監視、通信設備などの鉄道システム一式と、10年間のメンテナンスまで全てのパッケージ型輸出。そして、車両にはJR東の子会社が63両を製造し、日本製の車両がタイで採用されるのも初めてのことです。
photo credit: Uwe Schwarzbach via photopin cc
鉄道インフラ市場はかなり大きい
今回の受注額は400億円程度。鉄道プロジェクトに関しては、すでに東芝が台湾で、丸紅はフィリピンやドバイなどで手掛けています。
世界の鉄道インフラ市場は2020年に、現在の2割増、年22兆円市場と試算されており、各社は市場拡大が見込まれる東南アジア諸国を中心に受注活動を強化し、鉄道システム事業でパッケージ型の技術輸出を進めていく方針です。
日本の鉄道技術は世界一と言われています。今後もこのような形で日本の強みを出していってほしいですね。
[ロイター]
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