不景気なんて関係なし!? 増え続ける”ショッピングモール”がトルコ経済を支える

ヨーロッパとアジアの両方にまたがる国・トルコ。

最近では政治の不安定さから、あまり良いニュースが入り込んできません。しかし、意外なことに、トルコ国内のショッピングモールが急成長しているようです。

とにかく儲かるショッピングモール

トルコのショッピングモールはこの不景気の中、今年だけで100億トルコリラ（約4900億円）の収入増加を目指しています。

今のところ、去年と比べて、平均で18%もの成長を記録しているそうです。AV機器では17%の営業収入増加、衣類は17%増加、靴とバッグは13%増加、飲食類で12%、そして他のカテゴリーでは24%の増加となりました。

ショッピングモール協会・理事長のバルグさんは次のように言います。

我々は600億トルコリラ（約3兆円）の営業収入を16億人の来客者から今年だけで得られると見込んでいます。

小売業がトルコ経済を支える

現在、トルコ国内には327のモールが存在し、38万人以上が雇われており、それぞれのモールでは、約1000〜1500の雇用創出ができているとのこと。

トルコの急増している若年人口とグローバルのファッショントレンドの波に乗るためにも、さらにモールは作られていきそうです。

しばらくの間は、ショッピングモールがトルコ経済の土台作りに大きく貢献していくことでしょう。

[Daily News]