株式会社リコーは、人材育成の一環として、途上国を派遣先とする新しい教育プログラムを開始。
第一陣となる5名が、11月9日にインド北東部に位置するビハール州の農村での5週間の滞在生活をスタートさせました。
今回開始するプログラムは、日本とは環境が著しく異なる途上国において、多様性に順応し、自ら苦境を切り拓くことのできる日本人社員の発掘・育成を目的としています。
リコーが、すでにインドで展開しているBOPプロジェクトで連携している「DRISHTEE」とのパートナーシップのもとに運用します。
解題解決に向けた提案を行う
具体的には、社内で公募を行い、応募者の中から選定された10名が、5名ずつ、インド・ビハール州に5週間滞在します。第一陣の滞在が11月9日にスタートし、第二陣は来年1月18日スタートの予定。
最初の1週間は、プログラムの推進にあたり必要となる最低限の情報提供、指導等がDRISHTEEから行われます。
その後は、現地コミュニティからの情報収集、関係者との議論や社内のネットワークを駆使して、「滞在地域の農業・製造業・小売業それぞれについて課題解決に向けた提案をする」という活動に移行します。
途上国で活躍する人材育成プログラム「R-Bond Program」
プログラムを通じて、異文化の環境下で、問題解決の力を養い、異なる価値観の周囲の人々に影響を与えながら、現地に役立つことができる人材を育成したいということです。
このプログラムは、国境・組織を越えた「お役立ち」のネットワークを推進するを意味する、「Ricoh – Borderless OYAKUDACHI Network Drive」の頭文字をとって、「R-Bond Program」と名付けられています。
提案された課題解決案は現地で実施
帰任後は現地での体験を活かした発想、姿勢が所属組織で発揮され、周囲に対してよい影響を与えることも狙いとしています。このプログラムは、今後も継続して実施され、プログラム参加者によって提案される課題解決案は、実施に向けて現地でDRISHTEEに引き継がれます。
将来的には、この新教育プログラムをリコーグループ全体のプログラムとして展開しインド農村地のみならず、他の途上国でのお役立ち活動を体験する人材育成プログラムとして活用していく予定だということです。
[RICOH]
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