Photo: BGR
「Airtel Africa」は、現在17のアフリカの国で展開しているインド発の通信会社です。
先日、バングラデシュで広くマイクロファイナンス事業を手掛けるグラミン銀行のグラミン財団とAirtelが提携し、携帯電話を使って、主に女性に貧困層から出てもらうためのプロジェクト「Airtel Chama」が始動しました。
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ターゲットは90万のウガンダ人
今回のプロジェクトでは、アフリカに多く存在するSaving Groups(SGs)と呼ばれる、地域住民にお金の貸し出しなどの一般的なサービスを提供する人たちを対象として行なわれます。
しかし問題は、SGsの人たちは主に女性で、皆キャッシュ(現金)で全ての取り引きを行なうということ。このため、盗難は日常茶飯事となっています。
そこで、Airtelが主に携帯電話を使い、現金での取り引きを少なくさせるのです。さらに、このプロジェクトでは、グラミン財団の力も借り、多額のローンを銀行から通常のルートで借りれない人たちのために、ローンを貸し出すサービスも行ないます。
Photo:TonyBates
女性の権利拡大を目指す
Airtel Africaディレクターのオクパラさんは継ぎのように言います。
多くの場合、女性は自らが稼いだお金を貯金することができないのです。夫にその収入を渡すのが伝統となっています。「Airtel Chama」では、携帯電話内で収入を確認することができ、これらの伝統的な壁を壊し、女性の可能性を広げることもできる考えています。
携帯電話は、途上国では「銀行」という重要な役割を担うことが多々あります。
今後も、大企業が率先して農村部の開発に力を注ぎ、今回のような他財団との提携を進めていって欲しいと思います。
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