世界最大のお墓と言えばどこでしょう?
エジプトのピラミッドや日本の仁徳天皇陵を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、個人(王や神)ではなく、多くの人が葬られた墓地としては、イラクの「ワディ・アル・サラーム」が世界最大です。
数百万の墓石が並ぶ光景、どうぞご覧下さい。
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1400年の歴史をもつ超巨大な墓地
中東・イラクにある都市ナジャフ。人口約60万人ほどの比較的小さな都市ですが、サウジアラビアのメッカに続くムスリムの巡礼地となっています。
目的はいわゆる「お墓参り」。ナジャフの都市全体の約13%は墓地であり、これが世界最大のお墓である「ワディ・アル・サラーム」です。写真に描かれている全てがお墓であり、どこまでいってもお墓が続いています。
「ワディ・アル・サラーム」とは「平和の谷」を表す言葉。これだけ帰国と観光地のようですが、イスラム教シーア派の大切な聖地であり、その歴史は1400年前にまで遡ります。
シーア派の初代イマーム(指導者)であるアリー・イヴン・アビー・ターリブのお墓もあり、毎年多くの教徒たちがこの地にやってきます。
お墓の数は500万を超えると呼ばれており、その数は毎年数十万人の単位で増えているとのこと。この地には、人々の歴史や想いがどんどん詰まっているのです。
1000年以上かけて人々が創り出してきた特別な場所。これもやはり絶景と言えましょう。
(photo: Amusing Planet)
絶景Qはこれでいったん終了です!
200問に渡ってお届けしてきた「絶景Q」のコーナー。途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
いったんクイズは終了しますが、まだまだ途上国の美しい景色はお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!
また、この機会に良かったら、最初から「絶景Q」のクイズに挑戦してみて頂けたら幸いです。
それではまた!
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